原宿、ジャニーズショップ
青天の霹靂が今年二回あった。
二度目は最近、25年通ったあの原宿のジャニーズショップ
移転するとのこと。
もうあの場所では無くなる。
人生で25年通った場所は多分ここくらい。
一人でも来た。
そのときどきに出来た友人とも訪れた
関東の事務所のファンなら青春イコールと言ってもおおげさではないはず。
良い機会なので今回は来店システム、店内の模様を書いてみます。
プリクラ投入編はわけて後日投稿します。
中学時代は友だちとふたりで、午前から入店するための列に並ぶ。
90年代は整理券システムなんてまだなくて、ひたすら並んだ。
どんなに混雑していても、並べばお目当ての担当(現在では推しと呼ぶのだそうだが、ここは当時にならって担当呼びで)の写真が買える。
お小遣い制度の予算の都合上たくさん買えるわけではないから、良い写りのものを選んで買う。ちなみにうちではお小遣いではなく、お年玉を溜めてこの外出に使い、お小遣いは貰わない、変わりにコンサートにつれていってもらうことで調整していた。
毎月のお小遣いは、要らない。と自己申請していた。
午前から並んで、購入、お昼をマクドナルドで食べていくのが定番だった。
入店システムの説明は済んだので、会計へうつる。
いや、自分の応援する担当のコーナーにも人が群がっていてよく見えなかったり、とにかく写真を選ぶという行為は大変なのだ。
現在、レジのみだが、コンサートのパンフレット、うちわペンライトなども購入できたのが一階のフロアだ。
写真も狭いながらにあって、写真エリア、各グループのグッズエリアが一階に密集していた。
もちろん、我々人間も。
おそらく、同じ年代時代を生きた皆様はお分かりだろう。
今日は、そうそう、こんな感じだったよねと懐かしんで、思い出すきっかけになれたらと今、この記事を書いてます。
買いたい写真の番号を写真購入用紙に、自分で持参したペンで記入する。
この記入、めちゃっくちゃ緊張した、間違えないように必死だった。
そういえば、いつからご丁寧に鉛筆がおかれるようになったのだろうか。
例にすると199を一枚の1と明記。
最もラクな方法は〇〇の写真全部。という欄だったと記憶している。
この全購入に憧れたものだ。
記入したらレジの列へ並ぶ。
お店に入るために並び、写真をチェックするために並ぶ、
そして購入するために並ぶ。
写真の入れ替え情報が、自分の足だったり情報源が口コミだったから。
入れ替えになるまえに買う。
なるべく頻繁に通って、新しい写真をいち早く手に入れたい。
そのために、とにかく動いた。
新曲のリリース後、コンサートのグッズ撮影のオフショット。
なんでも欲しい。
中学は唯一居た友だちと来て、
高校の願書をもらった帰り道にもジャニーズショップへ来ていた。
一般的な頭の持ち主なら寄り道はせず、帰るのだろうが。
私だ。
まだ道がよくわからず、高校の最寄り駅から地下鉄代々木公園駅から明治神宮前へ地下鉄に乗った。
制服はトイレで着替えた。
この願書受け取りは、母が癌だったのでもちろんひとりで、路線図をみながら頑張っていた。
ここが、これから受験する第一志望の高校で、それはそれは緊張していた。
あああ、ここに。あの人やこの人がきていたんだ。
そんな場所に今、私は居るんだ。
靴のまま土足で入るので学校というよりビルに近く、屋上がある。
無事、願書を貰ってジャニーズショップへ行った。
願書とジャニーズショップをまわした者に、同志に会ってみたい。
私はひとりで頑張ってきた。
だから、写真を買う。
登山家が山を登るのと同じ理屈だ。
そこに写真があるなら一枚でいい、買う。
その甲斐あってか、高校には合格した。
入学後、強者中のツワモノが全国から集う我が校で
やはり、というか同じ事務所のファンの子と同じクラスになった。
クラスとは呼ぶものの、授業はクラスごとではなく、個人個人違う。
その彼女とよく放課後、ショップへ行った。
恐ろしいことに、徒歩圏内で高校からは歩いて行けるのだから、
通ってしまう。
買わなくても行ってしまう。
高校在学中は頻繁に訪れていた。
そんなお店が移転とは、さみしい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?