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ピーマンが苦手な子どもへの対応(そして、その応用)

 ピーマンは、ビタミンCをはじめとする栄養素が豊富に含まれた野菜として知られている。

 しかしながら、その独特の苦味のせいか、ピーマンを苦手としている子どもたちは少なくない。

 そんな「ピーマン嫌い」の子どもに、無理なくこの野菜を食べさせる方法がいくつかある。

 一つ目は、園芸ショップなどでピーマンの苗を買ってきて、子どもに育てさせるという方法である。

 毎日の水やりなど、丹精を込めて育てたピーマンであれば、収穫後に自分で口にしてみたいと思うことだろう。

 しかし、この方法は効果的である反面、実行するためには時間も場所も必要である。

 もっと手っ取り早いのは、細かく刻んでカレーに混ぜてしまうことだ。

 カレーが嫌いだという子どもは極めて少ない。形も味もカレーに紛れさせてしまえば、当人も知らないうちに完食してしまう可能性が高い。


 一つ目の方法を「初期の段階から当事者として関わらせること」、二つ目を「細分化して一つ一つが目立たないようにすること」のメタファーだと考えれば、これは大人相手に面倒な仕事を頼むときにも応用が可能だろう。

 なんだかんだ偉そうに言っている大人も、結局は「ピーマン嫌い」の子どもと同じで、けっこう扱いやすいものなのである。

(個人の感想です。)

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