たんばばはハンター！？

「たんばば、山草泥棒のとき、動きが素早いよね！」
泥棒と言うと人聞きが悪く、今はもうしていない（と思う）が、よく若いときは山へ山草を取りに行っていたらしい。私からみると山草は、緑過ぎて、花が静かすぎて、すべて同じに見えるのだが、たんばばには宝物に見える。庭中に山草。家族内では「ジャングル」と呼ばれているたんばばの庭。

たんばば、山草を見つけた時の動きが速い。
こんな視力良かったの？と思うこともあるし、こんな走れるんだ…と思う。

妖怪って、昔の人がこういう機敏な動きのババアを見間違ったのかもしれない。

たんばばは本当に自然遊びが好き。
野山に入れば山草をとり、畑では野菜を収穫。最近気づいたのだが、普通の自然大好きというよりはハンターだ。何か「獲物」がとれる自然遊びが好きなのだ。

これが、動物が対象ではなくて本当によかった。
鎌をもったまま、バイバイの意味の手を振ってくる（鎌を振り回しているように見える）のだけでも怖いのに、これが猟銃だと笑えない。
飛び道具は持たせてはいけない。

畑で何かを切るために自転車のかごに包丁を入れたまま自転車をこいでいることもあった。

「たんばば、銃刀法違反で捕まるよ～」
「後期高齢者だで、大丈夫！」

後期高齢者って一体…