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マリーアントワネット型クソリプ

「困っている人間にズレた解決策を提案する人」を私はこう呼んで居ます。

特徴は「(自称)正論を言うタイプ」である事です。
本人の中では「的確に真実を見抜いた鋭い一言」のつもりなんでしょうが、世間知らずのお姫様のような発言になっている現象です。

いわば最強の机上の空論です。


■具体例
例えば「痴漢にあってショックだった」と言ってる人に「なら電車に乗らなければいいじゃない」
「最近残業続きで辛い」と言ってる人に「なら会社を辞めればいいじゃない」
「背が低くて不便」と困ってる人に「なら背を伸ばせばいいじゃない」
最後のは解決策ですらありません。

これは全て実際に目撃した
マリーアントワネット型クソリプです。

厄介なのは彼等は自分達が正論を言っていると信じて疑わない所なのです

確かに彼等の意見は、それによって生じる全弊害の責任を持ってくれるのであれば、解決と言っても良いでしょう。

電車の代わりのタクシー代を出し
会社を辞めた後の当面の生活費と次の職場の斡旋をしてくれて
背を伸ばす整形費用を全額負担してれるのであれば
それは解決であり、クソリプではなくなります。


■1番の大罪
まるで解決策があるのに、それを実践していない。
被害者側に非があるかの様に聞こえる点です。
実際クソリプしている人の中にはそう思っている人もいるでしょう。

これも実際にあったマリアンクソリプですが
「上司からセクハラされて困っている」という女性に「そんなの嫌とハッキリ言って、ぶん殴れば済む話じゃん」
と本気で解決策と思って言ってる人もいるのです。

仮にこれをその被害者女性が実践した場合、暴行罪で捕まるのは女性の方だし、職も失い前科が付く訳です。
状況によっては、原因のセクハラ問題が有耶無耶になって無罪になってしまうかもしれない。
冴えた解決策どころか、愚策中の愚策なのです。

それなのに、この被害者女性にクソリプをすることで
最善を尽くしていないのだから、救われなくて当たり前と責める様な行為です。



実際のマリーアントワネットの場合は最後は処刑されてしまう訳ですが
もしマリーアントワネットが市民全員に有り余るほどのお菓子を配り歩けば、少なくとも市民の感情は少しは違ったのではないでしょうか?

私はいつもこのタイプの人をこうやって区別して呼ぶと瞬間に
的外れな口出しは処刑されるレベルの大罪と、自分に言い聞かせています。