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手に職付けたい人たちへ

今年は辰年。
年男。昔は色々役目があったようですがなんも変わらず年を越しました。

皆んなどんな抱負立ててるんだろ。。。
ほらカシコブレン達は抱負を年明ける前に決めよう!とか、抱負を書こう!とか。

僕なんかは行き当たりばったりで、流れに逆らわず歩んで来たタイプなんだよ。

ま、決めたとしてもすぐ忘れてるからだけど。

でもやっぱ
職人としての技や情報はコツコツと積み重ねをする事。
更に他の勉強もしないといけないなって毎年思う。今現在起きてる事と間違いない歴史を!

なんだけどさ、僕は歴史が大嫌い!

と言うかさ。年表や、人物史なんかは疑ってしまうんだ。
学生の頃から教科書に書いてるのを先生が教えてくれるんだけど、見た事ないこと会ったことない人の事をあたかも知ってるかのように教える先生を疑いの👀眼差し。

だから全く歴史出来なかったな。。。
年号なんかは今も信じてないよ😛

それでも歴史が大事って言うのはね。
ものづくりに対してだけ。
実際そこに古い現物があるのなら作り方や道具、大事にしていたところが見えてくる。

これから手に職付けたい人へ。

いろいろなものを分解して欲しい。
逆再生のように。
そしてもう一度組み立て直しながら、自分ならこうしたのになって考えて欲しい。

ほんとはね大抵のところ今あなたが分解した商品はさ、俺ならこうするけどなあって思ったことをすでに通って現在の形や工程に辿り着いてるんだ。
だけど完成品しか知らない人はさ、その考えに考えた歴史を素通りしちゃうわけ。そこが手に職付けた人との差なんだ。

僕、手に職付けたものは椅子。椅子職人として仕事してる。
みんな「あーでもない、こーでもないって」今だにやってるんだよ。

今からはじめるひとは何も遅くないし、最速で僕のところまでは追いつくんだ。
分解すると作った人の癖や親方に怒られてやり直しさせられた場所なんかも見えてくるから面白いんだ。人の振り見て我が振り直せだよ。そのくらい見れる癖が身に付いたら職人としてはこっちのもんだよ。

全ての仕事はそうして今もまだ「.あーでもない、こーでもない」って言って作ってるんだよ。
完璧なものはあなたが死ぬまでにはまだどの商品も完成しない。

例えば車。コスト削減でリコール出たり、自動運転だの電気車だの、ハイブリッドだの。水素エンジンだの、もうわけわからんくらい迷走してる。
結局賢い大人がずーっと実験しながら作ったり分解したりやってるんだから。

椅子なんかは昔材料がなかったから藁で作ってたんだよ。「アルプスの少女ハイジ」ってしってる?あれなんか干し草のベッドとか言って藁に布敷いて寝てるから😃
それが今や堤防の水捌けに使ってたフィルターをエアーウェーブとして改良して使ってんだからすごいよね。まだまだいろんなものが出来てくるよ。ハイスピードで。

全く興味ない情報も僕は椅子に無理やり関連づけてみる。残念ながらイメージできなかったら作れないから無理なんだけどずっと考えてる。

どんなことでも新しいことを考えることのできる人はさ。色んなことを試してやっぱやりにくいなとか、こんな道具ないかなって考えてる人たちなんだ。

何か手に職付けたい人はさ、とりあえずなんでもいいよ。ケーキをそっと分解しても良いし、セーターをそっと分解してもいいしさ。なんでもいいから職人の息遣いをゆっくり体感してみて。
結局は人が考えて手を使って作ってるから後からどんな事にも応用できるよ。

励んでねー!

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