サンフランシスコの彼とのポリアモリー的 恋愛観

さて、ここまでロサンゼルスの彼の話を書いてきたけれど、ここで私の話も少し。

私には20年以上人生を共に歩んできた彼がいる。入籍もしているし、彼のことはずっと大好き。人として尊敬しているし、子どもたちのパパでもあるし、今後の人生も共に歩むつもりでもいる。

彼が仕事の都合でサンフランシスコに拠点を構えることになってからは、毎日フェイスタイムでいろいろ話す。長い2人の生活から、私が母になり、同時にキャリアを重ねていくことができたのは、彼がパートナーだったことが大きく影響している。 私のポテンシャルを開花することを全身で応援してくれる彼がいて、私自身も自由に生きてくることができた。

結婚当初に2人で話し合って決めたことがある。それは、結婚したからといって全てを共有するという関係を私たちは望まない、ということ。全てを知らないからこそ魅力的でい続けることもできるだろうし、結婚という関係に縛られることなく、自分らしい人生を謳歌できるだろう。特に彼は自分1人の時間があることがとても大切な人で、結婚当初から夫婦の寝室と別に自分の部屋を持っていた。夫婦になったからといって土日を必ず一緒に過ごす必要もない、と言われてきた(だいたい私がいろいろ外に出て行って、彼はマイペースに自分のことをしている、というような感じ)

全てを共有することよりも、共に人生を歩んでいくパートナーとして、引き続き進化し、魅力的であり続けられるよう努力することと、2人で特に2人の未来について、よく話し合うこと、を大切に歩んできた。

それからもうひとつ話し合ったのは、婚外恋愛、について。彼は、私が誰かと2人でご飯を食べているところをイメージするのも嫌。だけど、私が好奇心や向上心からそういうことになったりするだろうことはたぶん想像できていて、だから、私はいろいろあってもあえて言わないし彼も全く詮索しない。私のその外の世界については、私から話さない限りは把握の範囲外ということにしている、という感じがする。彼はどうであれ、私が一番彼のことを大切に思っていることをよくわかっているし、その気持ちは私もこの20年全く変わらない。

一方、私は、彼が誰かと刺激的な友人関係になるのはいいし、行きずりのセックスとかは男性だし仕方ないと思うけど、家族の時間を犠牲にしてそちらにかかりきりになるのは困るのと、いつでも私を一番好きでいてくれるという安心感が私はほしいから、誰かとそういう関係になったら、あなた側で徹底的に隠すのが愛情と考える、と伝えてきた。もしあなたが隠せないほど愛してしまった人が出てきたら、そのときは、私はお別れするときと覚悟している、とも伝えてきた。

だから彼はどうなんだろう、おそらくモノアモリーなんじゃないかとは思うけど(もしかしたら上手に隠しながら、うまくやっているのかもしれない、だったらそれでもいい)、私にはポリアモリー的な愛情感覚が昔からあって、1人の人には収まらない、という感じが結婚当初からしていた。今のロサンゼルスの彼に出会って、ポリアモリーという言葉を知るまでは、そんな自分の恋愛観を定義したこともなかった。

ということで、私には、結婚後も、人生を変えるような素晴らしい男性との出会いが、ロマンスがあるときも、そうでないときもいくつかあり、それぞれの出逢いから学び、自分を高めながら、今に至っている。

#ポリアモリー #モノアモリー #複数恋愛 #恋愛 #恋愛観 #オープンリレーション

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?