ロサンゼルス彼との馴れ初め(3)

夕方、ビバリーヒルズにあるカリフォルニアンレストランで待ち合わせしたのが3回目のデート。美味しい野菜が食べられるカジュアルなこのお店で、オーダーの仕方がわからない私にちょっとアドバイスしたあと、お店の人と詳しくやりとりしながら、真剣に考えてオーダーしていて、食にこだわりのある人なのかも?と思った。やっぱりパティオ席を選び、太陽が眩しいからと、ティアドロップのサングラスをかけた。季節は初夏で、夕方と言ってもロサンゼルスはきっぱり明るい。

お互いの日常や興味やらたわいもないことをいろいろ話した。彼はクライアントのところから直接来たようで、そのお話から、私は初めて世の中に自宅にプライベートジムを持っている人たちがいることを知って大変驚いた。(スポーツ選手でもないのに!)そして、自宅にコーチを招いてトレーニングをしている人たちがいることにも驚いた。ヘルスコンシャスなここでは、いいコミュニティで評判になれば、コーチという仕事はなかなか効率よく稼げるお仕事なのかも。

それから珈琲屋さんに場所を移して、彼は私に、どんな関係を求めている?と聞いた。お互い、忙しい中時間を割いて会うのだから、刺激的な、ためになる、お互いの向上につながる出逢いであればいいよね、と私は言った。

彼のコミュニケーションスタイルはとてもユニークで、とらえどころがないように感じていた。ある時はとても誠実、純朴、シンプルに見えるけれど、思わぬ切り返しや質問をしてくるときもあって、気が抜けない。私もコミュニケーション力には長けている方だと思うけど、彼と話していると、知らないうちに彼に誘導されてしまう。どこでこの技術学んだんだろう?と不思議に思っていたので、素直に彼へのそんな感想を話した。そして、そのあなたの駆け引きのスタイル自体がわたしには興味深い、と笑って伝えた。彼は、認知心理学について実践的に学んできた経験があるようで、そんな話をいろいろして、興味深かった。

3回目のデートは、彼への興味が増した、楽しいデートだった。

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