人はなぜ変われないのか?
このままではダメだ!これから絶対変わろう!と思っても数日経てばいつもの自分のまま。あの時の感情は忘れられないのになぜ自分は変われないのだろうか?
と、思って自分のことを辟易しているひとは多いのでしょう。
もちろん自分もそのうちの一人です。
あの時の失敗や、悔しい気持ち、怖い気持ちなどある出来事を通じて感情が動かされ決心したのになぜ変われない?
と、いつも考え自分のことを嫌いになっていました。
そんな、迷える子羊だった僕は森岡毅さん著作の「苦しかった話をしようか」を読んで、人が根本的に変わるメカニズムを知って希望を持てました。まず森岡毅さんとは、外資系生活用品メーカーのP&Gのマーケティング部署で活躍し、経営難に陥っていたユニバーサルスタジオジャパンをマーケターとして再建に貢献した日本屈指の最強マーケターです。
そのマーケターの視点で人がどのように変化するかを紹介します。
なかなか変われない人は、人間がどうやって行動に移すのかの構造がわかれば新たな発見に繋がります。
人が変わるのには時間が掛かる
結論から話すと、自分が決心して変われるのはかなり時間がかかります。
確かによくよく考えてみると、20数年間以上で形成された人格を1回や2回の覚悟で変われる訳が無いですよね。育ってきた環境や性格、思考など様々な要因が複雑に交わりあなたが出来上がってきました。
自分を変えるきっかけがあったとしても長年積み上げたあなた自身はそう簡単には変わらないのです。
矯正のように時間をかけてゆっくり変える必要があるのです。
そして、どうやって時間をかけて人は変わっていくかというと、下記の図の構造になっています。
1番外側に行動があり、内側へ順に、技術、意志・心構え、価値観といった構造の基になっています。
人の行動とは、内側のskill(技術)に支配されています。その技術は、意志・心構えに影響を及ぼします。更にその意志と心構えは価値観によって影響されます。
例えば、サッカー選手がサイドから切り込んでシュートを決めました。
シュートを決めれるということは、ドリブルしてシュートをする技術を持っているからです。その技術を手に入れるのには、血が滲む程の練習が必要です。その過酷なトレーニングを耐えられれ為には、確固たる意志(ファイティングスピリット)が無いと途中で逃げ出してしまいます。その確率した硬い意志を支えたのはその人の価値観によって形成されています。
つまり、Behavior(行動)を変えたいのではあれば、核心となる価値観を変えなくてはならないのです。
取得したい技術が思うように身につかないのは、価値観に問題があると疑った方がいいでしょう。マインドはいまから変えよう!!と決意してすぐに変えられると思いますが、技術・行動は継続はしません。長年に染み付いたクセとは、そんな簡単には変わりません。ですが、己の価値観が確立できれば人間とういのは筋肉のように日々トレーニングすれば徐々に変わっていきます。なんども同じ失敗し、変わると決意をする繰り返しですが、その反復の繰り返しが重要になります。
なんで自分は変われないのだろうかと自分自身を咎める必要は全くありません。
まず、どんな人でも自分自身が変わるのには時間が掛かるとうことを理解してください。
それが、理想な自分に変わる第一歩なのです。