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【妄想ライオンズ 29】シーズン点検ー先発投手ー

今日は先発投手の主だった選手の今期を振り返ってみたいと思います。

今井達也 C+

9試合 5勝 1敗 QS 8 防御率2.41 投球回数 59.2 WHIP 1.19

素晴らしいピッチャーであることは間違い無いですが、今シーズンは9試合しか登板できず、最後のCSも炎上。球速と威力の増したストレート、キレキレの変化球がありながら、少しリズムを崩すとすぐに四球でランナーをためてしまい、焦ってストライクを取りに行き痛打、というシーンが目立ちます。いいときは、山本にも投げ勝つわけですが・・特に、今日はいいな、と思っても、突如乱れるところがあるのが怖いです。まずは年間25試合は投げないと、評価はできないでしょう。

高橋光成 A+

26試合 12勝 8敗 QS 21 防御率2.20 投球回数 175.2 WHIP 1.16

今期のライオンズを支えた大黒柱の一人でしょう。打者の山川、投手の高橋光成。大きな体を揺らしながら、器用に縦の変化でカウントをり、ズバッとストレートを投げ込んでいく。中盤は、得点はさほどされずとも、要所で締めきれないところがあり、勝ち星がつかなかったりした時もありましたが、しっかり投げ続け、後半は、チームの苦しい時を一人で支える、という形になりました。CSが残円でしたが、来年も同様の活躍ができれば、押しも押されぬエース、ということになるでしょう。明るい陽気なキャラもいいですね!

松本航 B+

21試合 7勝 6敗 QS 13 防御率3.19 投球回数 129.2 WHIP 1.16

前半出遅れ、中盤も、いいピッチングをするのですが、試合の中盤から後半、特に6、7回で崩れるケースが目立ちました。他方で、最終盤は力のこもったストレートを中心に勢いのあるピッチングを見せてくれて、CSも任せる!というところまで勝ち取りました。試合の中で、「ここ」というところで一段ギアを入れる、しっかりコントロールできる、そういうところを見せれるようになってくれば、もう少し勝ち星は伸びるのですが。来年は勝負どころです!

輿座海斗 Aー

19試合 10勝 7敗 QS 10 防御率2.88 投球回数 115.2 WHIP 1.04

今年の嬉しい先発陣の誤算の1つ、でしょう。輿座が二桁勝ってくれるというのは予想した人はいないのでは。とにかく調子のいい時は、テンポとリズムが良く、高低に、特に左バッターのインコースをバシバシついた度胸のいいピッチングで、見ていて胸のすくところがありました。どうしても、痛打される場面も目立つのですが、それにしても強打者を130キロ前後のストレートと100キロ前後の変化球で手球にとるピッチングは、見ていて痛快です。終盤は少し出番が減りましたが、来年も当然にローテーションピッチャーとして食い込んでくるのでは。

平井克典 B

30試合 6勝 8敗 QS 3 防御率2.89 投球回数 81 WHIP 1.28

シーズン前半に期待された、隅田、佐藤の新人左腕、並びに今井などが出遅れる穴をしっかり埋めたのが平井。決して強いボールがあったり、変化球に抜群のキレがあったりするわけでは無いですが、粘り強くコーナーと低めをつく投球で、確実に試合を作っていく姿が印象的でした。終盤ではリリーフもしっかりこなしてくれています。結果として防御率も2点台で終えており、充実のシーズンと言っていいのでは無いでしょうか。来期、先発陣が厚い中、彼がどこを主戦場になるのか、首脳陣も嬉しい悩みになると思います。

隅田知一郎 Bー

16試合 1勝 10敗 QS 6 防御率3.75 投球回数 81.2 WHIP 1.47

開幕2戦目を新人ながら任され、快投し、チームに初勝利をもたらした時は、この人が今シーズン何勝するのだろう、と胸を膨らませました。その後も決して悪いピッチングではなかったのですが、援護に恵まれないうちに、だんだんと「相手よりも先に点をやってしまう」ことが多くなり、試合を作るという観点でも、打てない打線の中で苦しいところが続きました。中盤以降はファームへ、9月に先発へ戻るも厳しいマウンドが続きました。残った数字は厳しいものですが、81回投げたこと、そして、自分のボールがプロで十分通用することはわかったでしょうから、今一度、特にコントロールを磨いてほしいです。やはり要所で痛打されるときは、甘く入ることが多かったです。左のエースとして、2年目の飛躍を期待したいです!

佐藤隼輔 C

12試合 3勝 4敗 QS 2 防御率4.60 投球回数 47 WHIP 1.47

隅田同様、序盤では白星をもらえましたが、隅田に比べるとどうしてもボールのキレでは劣るように見え、抑えている、という印象よりも、なんとか粘っているという印象の試合が多かったです。まだ先発として長いイニングプロで通用するような状態には見えず、このキャンプ以降でのさらなる成長を期待したいところです。

エンスについては外国人のところで記載しましたので割愛です。
現有戦力で見ても、高橋、今井、松本、エンス、輿座 というところで十分5枚見込め、さらに、隅田、平井などもローテーションを張れる力があり、ここに外国人の一人でもさらに加わると充実のラインナップということになりそうです。
今年のライオンズの飛躍は、投手陣では後ろの活躍が目立ちますが、10勝投手が3人いるのは12球団通じてライオンズだけであり、先発陣がしっかり序盤から中盤にかけて試合を作ったということです。今期のQSは実に74試合で、オリックスが73、ロッテ78、楽天65、SB60、日ハム67ということで、全体の2位になっています。

来期は、今年レベルの活躍に、さらに今井がシーズン通して加わり、隅田あたりがさらにレベルアップしてくると、盤石の投手陣になっていくのでは。

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