フィルムカメラは露出計が無くても意外と撮れるよって話
僕が初めて手にしたフィルムカメラには絞り優先AEが搭載されていて、自分の好きな絞り値に設定すれば適正露出の写真が撮れていた。
だけどそこから1年と少しほど経って、次はカメラの機能に頼らずに自分の力だけで写真を撮ってみたくなったのだ。
そのために何が必要なのか色々調べた結果、「Sunny 16」というルールにたどり着いた。長年フィルムカメラを使っている人には当たり前の概念かもしれないが、これを書いているのがフィルム暦1年と少しの初心者とも上級者とも言えない人間だということを考慮していただきたい。
上のページは完全に英語なので分かりにくいが、僕はyoutubeの動画を参照した。
これが僕が大いに参考にさせてもらった動画だ。完全にwikiのリンクを貼った意味がなくなってしまうのは目を瞑ってほしい。
この動画は、Cinestill というシリーズのフィルムを発売している会社が投稿したものだ。これがとても分かりやすいのだ。リアルに外に出て撮影しているので説得力があるというかなんというか……
ここで本題に入ろうと思う。「Sunny 16」を使って僕が撮影した作例を見ていく。
この写真は渋谷で撮影したものだ。ISO感度分の1のシャッタースピード、つまり1/500秒に設定した。加えてこの日は曇っていたのでf5.6とした。(しかしこの場合は明るめに撮りたかったのでf4にしたが……)
余談だが、このカメラの話をしたい。今は主にレンズを作っている会社のCOSINAだが、かつてはフィルムカメラも販売していたそうだ。レンズはPENTAX Kマウントの互換があり、自分がもともと持っていたレンズを使えるというのもいい点だった。
そしてシャッタースピードが1/2000秒まであり、高感度でも対応しやすいのも有利なところだろう。だからISO400のフィルムを装填したというのもある。
次はきっちり設定して撮った写真ではなく、完全にミスった写真を見てもらおう。
一見キレイに写っているが、この写真はシャッタースピードを完全にミスっているのだ。本当は1/125秒に設定しているつもりで撮ったのだが、この時は1/15秒になってしまっていた。
要するに+3段露出補正がかかっている状態なのだ。デジタルカメラならがっつり白飛びしているだろうが、フィルムはラティチュード(下のリンク参照)が広いので耐えられるのだろう。
先の動画を見てもらえば僕の説明なぞ無意味に等しいので、このあたりで切り上げようと思う。ここからは作例をいくつか載せていく。
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