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RICOH GXR難民はVF-2の夢を見るか?

我慢できませんでした

今年の梅雨ごろに勢いでGXRとGR LENS 28mmを買った時には「外付けのOVFでもつけりゃいいかな~」と思っていましたがそれから数か月、気づいたらVF-2が生えてきていました。

「こちら、2万5千円となっております」 ←!?!?!?!?

どうやら定価より高いらしい。こればっかりは仕方ない……数も少ないし壊れやすいらしいし……

でもGXRの楽しさが倍増したのでOK

専用のケースと端子カバーが付いていました

正直、GXRの背面液晶は夏場のピーカンでは使い物にならないのでVF-2を買うまではノーファインダーで撮るスタイルでした。おまけにコーティング剥がれもひどく、画像の確認も「写ってるか写ってないか」くらいのレベルです。

しかしVF-2を使えば(決して見やすいわけではない)腐ってもEVFなのでファインダー内で画像の確認ができるので撮る→画像を確認の流れがストレスなく行えます。

もうポケットには入らない

GRの系譜にあるGXRですが、VF-2に限らずファインダーが付くとポケットに雑に放り込むことはほぼ不可能になります。なにせ本体とVF-2を繋ぐコネクタが少々心もとないので、カバンに入れる時でさえ「いちおう外しておくか……」という気持ちになります。

とはいえGR LENSを使えてEVFが使えるという点はGXRの専売特許なのだ

僕はGXRにGRのロゴが入った革製ストラップを付けています。これは自分をその気にさせるだけでなく、がっしりとした作りなので少々雑に扱っても罰は当たらないだろうという言い訳でもあります。

ウエストレベルごっこ(左右反転しない)

中判カメラによく見られるウエストレベルファインダーはレンズから入った像が上下反転しているだけで左右は反転したままなので少々慣れが必要です。しかしVF-2なら90度チルトできるので左右が反転していないウエストレベルごっこが可能です。

ヒンジがよわよわしくて実際あんまりチルトは使わない

とはいえ僕は中判畑からGXRに来たのでウエストレベルの姿勢でファインダーを覗いて左右が反転していないのは逆に違和感がありました。2眼レフやハッセル、ブロニカなどを愛用している方は要注意です。

おまけ:GXR本体の使い心地

先に書いたようにGXRの背面液晶は晴天の屋外では使い物になりません。ですが気になるのはそのデメリットくらいでGXR自体はかなり完成度の高いカメラです。

背面液晶はSONY製3.0型モニターでアリエクに格安で売っていました。交換する勇気はありません

プアマンズライカ(笑)

皮肉っぽく書きましたがGXRに対してはいい意味です。カラーは少々癖のある発色をしますが調整すると途端に雰囲気のある画になります。また、モノクロモードがこのカメラの本領といえるでしょう。正直僕はカラーよりモノクロで撮るタイミングの方が多いです。

GRと比べたときに

フルプレススナップを筆頭に最新のGRIIIにも通じる機能が搭載されていますが、一つだけ気になるのが露出補正です。RICOHのコンデジに多く見られるADJ.ダイヤルを左右に動かしたときにGRIIIは露出補正が動作しますが、GXRは何も反応しません。(ISOの操作を割り当てることはできる)十字キーの上下かパワーズーム用の±キーで露出補正が可能です。

画像の書き込みが本当に遅い

シャッターを切ってから3秒ほど書きこみの時間を取られるので連射は絶望的です。一写入魂を心に刻みましょう。「書き込み中……」の表示が出ている間は一切の操作を受け付けないのもストレスに感じる場面があります。まあそういうところ込みで気に入ってるんだけどね!!!!!!!!!!!!

ホットシューむき出しもけっこうカッコいいので時々こうする

GXRを買ったらVF-2は必須級のアイテム

ここまでつらつらいろんなことを書きましたが、正直、もっと早くVF-2を買っていればなあ……と後悔しています。だって便利すぎるんだもん!!!!
この構成が使いやすすぎて28mm+VF-2が僕にとっての完成形です。Mマウントのユニットは……正直レンズを手に入れる方が大変なので考えていません。

最後に、これからGXRを購入しようと考えている方、周りと一味違うカメラが欲しい方にとっての助けになれば幸いです。欠点を愛せる人にとってこのカメラは良き相棒になってくれるはずです。標準から望遠はメインのカメラに任せて、広角側をGXRにサブとして任せてみるのはいかがでしょうか。

次の記事で作例などを載せようと思います。
お読みいただきありがとうございました。

もっと使い込んで味のあるボディにしたいねえ

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