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リアル外傷マガジン

経験豊富な柔道整復師たちが〝リアル外傷〟現場での〝リアル〟な整復から固定、後療法などを自身たちの経験や、最新のエビデンスを交えて、赤裸々にお伝えしていきます!!!
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2020年8月の記事一覧

最低限エコーでみるべき肩関節脱臼  整復前後の描出ポイント

今月の千木良先生のお話は,肩関節脱臼の固定肢位についてでした 今回は私は被せて肩関節脱臼についてお話していきたいと思います! みなさん知っての通り超音波画像診断装置(エコー)肩関節脱臼は合併症を高確率で発症する合併症は主にX線検査を用いて判断されてきました. Michael Gottliebらの先行研究(1、による 肩関節脱臼に対して超音波検査の感度および特異度は高率でした X線検査より超音波検査が有利であるという多くの研究報告があり,スポーツ競技の受傷直後などで有用性

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不安定な撓骨遠位端骨折の治療アイデア

上記の疑問に答えます。 こんにちは、気ままなセラピスト なおや(Twitter)です。 湿気が最高に嫌いで、この時期は特に作業量が落ちて困っています。そんな柔整師が5本目の記事を書いています。 前回は、小児の橈骨遠位端に対する記事を作成しましたが、今回は高齢者の撓骨遠位端骨折に対する記事です。 同じ撓骨遠位端骨折でも、整復位の保持や固定後の機能回復など、いろいろな面で治療の難易度が格段に違います。油断するとほんとに大変です。 高齢者の骨折の特徴を念頭に置きつつ、細心

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外旋位固定の話をしようか

皆様こんにちは!千木良(@tak_bbtrainer)です! リアル外傷マガジン第四弾は肩関節脱臼の固定肢位についてです! 肩関節脱臼の固定肢位について最近目にする外旋位固定。 何故外旋位固定なんだろう............。 私の臨床では脱臼整復後、下垂内旋位でバンドなどで体幹に固定して三角筋で提肘していきます。 ちなみに柔道整復学理論編には固定法についてこう記載されています。 固定法 脱臼の種類・程度に応じ再発防止と周囲軟部組織の早期回復を目的に3週間行う