健康診断と予防接種



こんにちは、
アミナです。



仔犬や子猫をペットショップで買ったり、
人から譲り受けたり、または外で拾ってきたり、

晴れて我が家の家族として仔犬や子猫を迎え入れた時は、
まず動物病院に連れて行き、
健康のチェックを受けるようにしましょう。

獣医師は健康チェックをして、
その仔犬や子猫の栄養状態や
その他のことなどを把握してくれます。

健康チェックによっては、場合により、
今後の生活上の指導を受ける必要があるかもしれません。

もし何か異常が見つかったら、
早めに対処をしておくことがとても大切なのです。

環境の変化などによるストレスがたまると
更に病気が悪化してしまう可能性もあります。


また、健康状態が悪いと、ワクチンの接種を行っても
十分な免疫が得られないこともあるのだそうです。

動物病院での健康のチェックは、
主に視診や触診、聴診、糞便の検査などを行います。


まず栄養状態をみて、皮膚や被毛、耳、目、鼻、口などを
見たり触れたりして、どこかに異常がないかを調べてくれます。

心臓や肺の聴診で異状が見つかる場合もあります。
糞便の検査では、寄生虫が見つかることもまれではないそうです。

猫では猫白血病ウイルス、
猫免疫不全ウイルスの検査は受けておいた方が安心です。

一見、健康そうに見える猫でも、
検査をしてみたら陽性(感染している)ということもあります。

感染している猫は、
将来、免疫不全や血液疾患を発病する危険性がかなり高く、
複数の猫を飼っている場合は
他の猫に移してしまう恐れがあります。


現在ワクチン接種によって予防が出来る病気には、
犬では犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、
犬伝染性肝炎、レプトスピラ症、犬コロナウイルス感染症、
犬パラインフルエンザ、狂犬病などがあります。

狂犬病は、狂犬病予防法という法律で
3カ月齢以上の犬に接種することが義務付けられていますが、
その他のワクチンは任意に接種します。

通常、狂犬病以外は混合ワクチンで接種し、
5種混合ワクチンから9種混合ワクチンまであります。


猫の場合では、猫伝染性鼻気菅炎、猫カリシウイルス感染症、
猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症、
猫クラミジア感染症などが予防出来、
3種混合ワクチンから、5種混合ワクチンまであります。

また、今では猫免疫不全ウイルス感染症
通称「猫エイズ」のワクチンも開発されました。

どのワクチンを接種するのが適切なのかは、
その猫の生活環境や地域によっても違ってくるそうなので、
獣医師に相談をしてみて下さい。


予防接種のタイミングですが、
動物を家に迎えたらすぐにワクチンを接種するのではなく、
1,2週間は先ずは新しい環境に慣らすようにします。

動物たちはとても繊細ですから、
家に来るまでの移動や生活環境の変化によるストレスは、
胃腸炎を起こしたり免疫力を低下させます。
命にかかわるような事態になることもまれではないのです。


この慣れるまでの間は、シャンプーや耳そうじなどの、
犬や猫にとってストレスになりそうなことも、
出来るだけしないようにしましょう。

ワクチンの接種はこの時期が過ぎてから行います。
殆どの仔犬や子猫は母乳から免疫をもらいます。
これを移行抗体といいます。

この免疫は生後約2カ月から4カ月で消失しますが、
その時期には個体差があります。

実は、母乳からの免疫が多いとワクチンが効かないため、
初年度のワクチンは数回摂取する必要があるのです。

通常は、初回ワクチンを生後8週で接種して、
それ以降は3,4週間ごとに15から18週まで接種します。

移行抗体の影響を受けない時期に
初回のワクチンを接種したとしても、
1年以上持続する強い免疫を作るためには
2回以上の摂取が必要となります。


初回接種より1年目以降は、
現在では1年に1回追加で接種することが推奨されています。

ワクチン接種の前には、必ず健康のチェックを行い、
健康体であることを確認してから摂取をします。

出来れば事前に一度受診をして健康のチェックを受けてから、
後日ワクチンの接種をするのが理想的です。


そして、予防接種後に注意をしなければいけないことですが、
最終のワクチン接種後2,3週間で完全な免疫が出来ますので、
それまでは感染の危険性のある公園などには
連れて行かないようにします。

予防接種をした当日は激しい運動やシャンプーなどは避けます。
また、熱が出たり接種した部分を痛がったりすることもあり、
そのために震えたり元気がなくなることもあります。

ただし通常はこのような症状も1日か2日あれば回復します。

まれではありますが。摂取後、
アレルギー反応やアナフィラキーショックを起こすこともあります。

蕁麻疹や顔が腫れるなどの程度のものから、
ショック状態になるものまで様々ですが、
ワクチンという性格上、絶対に起こらないとは言い切れないので、
異常がみられたら、直ちに動物病院に連絡をして下さい。

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