猫の病気(猫伝染性腹膜炎)


こんにちは、
アミナです。


猫伝染性腹膜炎ウイルスとは、
糞尿や口腔、鼻汁などの中に排泄され、
他の猫に口や鼻から感染する感染症です。


感染の初期の症状としては、
発熱や食欲不振や嘔吐などがみられます。


その後は、下痢を起こしたり体重の減少が起こり、
最終的には腹膜炎の症状が現れます。


腹膜炎には滲出型と非滲出型があります。
滲出型では、腹水と胸水が貯まるのが特徴で、

腹水による腹部の膨満がみられたり、
腹部の圧迫による呼吸困難を起こしたりします。


また40度の高熱が続くため、
食欲不振をまねき体重も減少していきます。


一方、非滲出型は、発熱と体重の減少が起こり、
徐々に衰弱していきます。


また、中枢神経系を冒すこともあり、
そうなった場合は発作や四肢のマヒが現れます。


滲出型も非滲出型も、いずれも予後は悪く、
多くの場合は死亡に至るそうです。


残念ながらこの感染症の治療法はありません。


抗体がこのウイルスと結合して、
その複合体が病気をより悪化させることがあるので、
日本ではワクチンは使用されていないそうです。

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