3という数字と子ども その1

元々自分は子どもの要らない人間だった。

小学生時に出産の痛みを思って泣き(きっと自分が大人になる頃には良い薬が出来ている筈と言い聞かせた)

ナース時代子どもの入院があっても、赤ちゃん言葉で話す同僚が許せなく、21で結婚した相手にも子どもを嫌いなことを先に伝えて、子供のいない結婚生活を2人で選んだ。

そんな考えを変えたのは離婚と再婚だ。初婚の相手とは子供のいる結婚生活を全く想像しなかったのに再婚相手との未来を漠然と思うとそこには不思議と子どもが存在した。四柱推命の占いではこう言われた。

あんたと(初婚)相手は先祖が仲が悪いから離婚するのも当たり前。離婚する様な相手との子供は普通望まないモノだ。子供は先祖の生まれ変わりだからね。

妙に納得したが芸能人とか子供居ても離婚するよね…とも思った。

何はともあれ、子供が居るのに離婚なんか、とか考えなくて済んでほっとしたのを覚えて居る。

さて再婚後、結婚披露パーティで子どもの希望の数を聞かれて、

私は「双子」連れは「2人」とフリップに書いた。

ちなみに連れも私も2人きょうだい。

自分は小学生時から数えて、知り合いに3組の双子が居てその神秘性に闇雲に憧れた。つい気軽に双子と答えた、全国の双子の保護者さんごめんなさい。

まあ親類縁者に双子はおらず、その希望は叶えられない事も薄々気付き

結婚生活後、二人で考え直した答えは「3人」

連れの考え方は何というか合理的で「両親2人から2人の子供では少子化に貢献出来ないよね」と言う単純な理由だった。私の考えと言えば

そう言えば3人という数は社会を作る数で有るから、子どもの頃から小社会に身を置く事は重要な事だとか何とか。まあただただ3人きょうだいの友人が3人楽しいよーと聞く位で。じゃあ子どもは3人ね。と。

決めたのは良いが、まあそう簡単に物事は運ばない訳で

3人欲しいくせに、最初の出産は31歳。3人欲しいならとりあえず2人目は早くと、次の出産は33歳(早生まれなので学年的には年子)

育児も家事も出来ない方で散々だった割には夢がちょっと大きかったなと

今は思うのであります。




小1の時に小説家になりたいと夢みて早35年。創作から暫く遠ざかって居ましたが、或るきっかけで少しずつ夢に近づく為に頑張って居ます。等身大の判り易い文章を心がけて居ます。