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『ウィザードリィ』についてもーーーちょい語ってみる

また明日考えよう! というわけで考えてみた!

そうしたらまだ色々話したいこととか出てきて、さらに気の遠くなるような数のタイトルについてある程度把握できたりしたので、もうちっとだけ続くんじゃ。
例によって1~5外伝原理主義者視点語りなのでついてこれるやつだけついてこい。

フードプロセッサ螺旋剣

そうそうここらへん語ろうと思って忘れてたんですわ。

「カシナートの剣」あるじゃないですか。
言うまでもなく1~3までの戦士最強の武器にして常に安定したダメージを叩き出す信頼の逸品。それはかの伝説の名匠カシナートの鍛えた伝説の業物……

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ところがネットが使えるようになってふと調べてみたら、

「あああのフードプロセッサ
刃がギュンギュン回るやつでしょ
「ウィズはこういうところがあるからねーwwww」

What's!? 何を言っている!? あの名剣を侮辱する気か!? そんなふざけた武器のはずがありました。

それまでウィズは「シリアスでダークな世界を独特の言い回しでさらに強化する世界観」というイメージだったんですが、どうも大半が「ローカライズの戦略(あるいはフリークの妄想)のため日本で独自に付けられた後設定」だったみたいで、実際原作者はジョークばかりブチ込んでたということをこの時初めて知ったわけです。
では何か? 俺はアスキーやベニ松とかに完全に騙されていたのか????

こうなってくると「シリアス」寄りの世界観や設定がもう何もかも信じられなくなってくるわけで。カオスワーズ? それも日本のこじつけ設定では!?(これは真相を知らずに言っています)

まあローカライズで齟齬が出るというのはよくある話らしく、私の今のハマりゲー『月下の夜想曲』でもオープニングの会話が英語だとやたら芝居がかってて逆にコミカルだとのこと。(日本語版も結構芝居臭いですが)
”What is the man!? A miserable little pile of secrets! ”(人間とは何か? 哀れでちっぽけな神秘の塊よ!)のセリフは向こうではもう「ぬるぽ」「ガッ」くらいのネットミームになってるくらい。”All the base are belong to us.”くらいには有名だそうな。

ハッ! もしや『Bloodstained』の螺旋剣の元ネタってカシナートフードプロセッサ版……?
というわけでこの文を読んでるウィズフリークの皆様も『Bloodstained:Ritual of the night』をプレイしてください。メトロイドヴァニアの「ヴァニア」のプロデューサの作った超良質探索2Dアクションでみんな大好きハクスラ要素満載、ゲーム歴の長いであろうウィズフリークならこういうジャンルにも名作があると知っているはず。プレゼン文はこちら! 俺はスキあらばBloodstainedを推していくぞ!

ウィズは「システム」なんだよ!

さて昨日、また久しぶりにウィズやりたいなあという発作(数年おきくらいに出る)が出たので調べてあまりのタイトルの多さパブリッシャの多さに「やべえところに入り込んでしまった……」と思ったふじみやさん。
そこで、「これもう『シリーズ』じゃなくて『システム』になってねえか?」と何気なくつぶやいたのですが、よく考えてみたらこれは「至極当然のこと」だったわけです。

当初のウィズのコンセプトは「TRPGのGMをコンピュータにしてみた!」というものだったはず。
そこに気づいた時ピンときたわけです。

「ウィズは『システム』だった!」

要はTRPGにおけるルルブという認識であると。
そう考えたらこの有象無象のウィズどもの存在が「当然のものに過ぎない」とすげえ腑に落ちたわけです。
つまりこれは「同じルールで作った『シナリオ』」というものだったわけだったのかと。
TRPGもルルブだけじゃ遊べない、シナリオがあって初めて成立する。その「システム」であるウィズも全く同じ。この有象無象のタイトルは「各デベロッパが考えた『シナリオ』」だったんだと。
そう考えると新しいシステムやルールのオミットは「ハウスルール」と考えることができるわけです。なんてこった! すべてが繋がってしまった!

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まあベテランウィズフリークの方々にしてみりゃ「何を今更」という話だと思います。現に1~5までは「シナリオ」という言い方をしていて、正に上で言ったことそのまんまですからね。

(;>д<)なんてこった! (;>д<)俺は車輪の再発明に浮かれていたのか!!

こういう顔文字使うのオッサンなんですってね。
いいですよ。昭和生まれのじゅうななさいですから。

各「シナリオ」の世間的評価やいかに

こうなったらどれが名作なのかレビュー見て調べてみよまいか、と見たところ、

「クソゲーオブザイヤー……???」

なんかもう軒並み散々な評価。大体がクソゲー扱いで、精神的後継『エルミナージュ』のナンバリングがかろうじて名作と呼ばれているくらい。
ああ、やっぱりなあ……そう思いました。あそこまで変えてしまってはウィズらしさなんて欠片も残っとらんわなあ……そう思ったんです。
なんですが……! そこで「ガチウィズフリーク」とお見受けする方のブログが目に入ったんです。するとどうでしょう。

「クリアしてから神ゲー」
「これもウィズフリークには絶対オススメ」
「新システムが超素晴らしい」
「ウィズの精神を受け継いでくれているありがたい会社」

What's!? みんなクソゲー言ってるやつだぞ!? クソゲーオブザイヤーとか言われてた作品もあるぞ!? しかもこの話の会社「どうしようもないクソゲーメーカー」とか書かれてたぞ!? どうなっている!?

こうも相反する評価を突きつけられると人間混乱するしかありません。「AでありNotAである」、なんだコレ。哲学ですか? 禅問答ですか? ゲイのサディストですか?
まあ人間70億いるわけですからモノの見方はさまざま。ましてゲームの面白さなんてそれこそ100人いれば100人それぞれ違うもの。令和最高のゲーム『Bloodstained:Ritual of the night』ですら「アクション」というだけで「Not for me」判定出す方もいる。それを「ウソダドンドコドーン!」と責めるわけにもいきませんっていうかなんでこんな予測変換が出るGoogle日本語入力。
そうなるとここで判断すべきは一つ。「どちらを信用するか」。
そして私の出した答えは。

「俺はディープとお見受けする後者を選ぶぜ!」

だいたいウィズなんて敷居の高いものでしょう? 初見で忍耐もなく遊んだら一階最初の戦闘で全滅してクソバランスクソゲー扱い待ったなしですよ。そんなもんを「名作」なんて言っている狂人がウィズフリークですよ。狂人を常人の範疇で理解できると思ってか? 俺は狂人のセンスに賭けるぜ!

まあ、こんな長文書いてる時点で上記の敷居は突破してると自信持ってますし、「見た目の変化だけでクソ扱いすることは愚か」というのはドラキュラシリーズで体験済み。だいいち同じものの評価でクソゲー神ゲー分かれたなら良い方を信じたいですしね。インターネッティング奴は些細なことですぐ文句言うから悪いこと書いてても実際はクッソしょーもないことだったりしますしね!

しかしこうなると、この大量のウィズが宝の山となってしまいます。
この大量の宝を全部プレイしようなんてそれこそ狂気の沙汰。ゲーム中だってアイテムは8つしか持てねえんだぞ! そんなもんリアルで再現せんでもいい!
さらにほとんどのシリーズがPSで出ているとか。ボクPS持ってないよ? いや持ってたけど多分もう動かないよ?
つまりアレか、ドラキュラGBA3部作のためにWiiU買ったようにウィズのためにPS買えと????????
そしてあろうことかPS3の初期ロットだと1も2も動くとか。そういえば月下も大画面でやりたいしなあ……

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