見出し画像

全人類におかれましては『Bloodstained:Ritual of the Night』をプレイしていただきたく 1

ドーモ、ふじみやと申します。
この文は私の令和最推しゲーム『Bloodstained:Ritual of the Night』がいかにすげえ作品で皆様に是非プレイしていただきたいかということを垂れ流したプレゼン文でございます。
「言いたいことは最初に簡潔に」と注意事項に書いてあったんでタイトルに全部詰め込んだ今様ラノベタイトルスタイルで。「誇大表現を入れない」とも書いてありましたが心底そう思ってるので問題ないですね!

『Bloodstained:Ritual of the Night』ってどんなゲーム?

まずはこちらの動画を見ていただければ。

さてこれらを見て「おおおおおすげえええ」「やべえ刺さったこれいい」と思った方はこんな駄文読んでないで今すぐゲーム屋とかスチムーとか行って買ってプレイしてください。さらに今(2020/01/25)ならスチムー春節セルーで35%off! 大チャンス!

それでは残った方へのご説明。
このゲームは昨年Windows、PS4、Switch、XBOX Oneで発売されたゲームです。
ジャンルとしては「探索型2DアクションRPG」というもの。
目的としては「2Dアクションの要領で広いマップ内を探索し、アイテムを見つけてプレイヤーを強化、行動範囲を広げていき、ラスボスの部屋にたどり着きシバき倒す」。私と同じ昭和生まれのじゅうななさいくらいのゲーマーには「『メトロイド』っぽいやつ」と言えば一瞬でわかってもらえるでしょうか。

日本では2Dアクション自体「過去のもの」という感じで馴染みの薄いジャンルですが、海外では未だ根強いファンが多く、向こうでは代表的な作品の名をとって「メトロイドヴァニア(メトロイドとキャッスルヴァニア、こっちで言う悪魔城ドラキュラ)」というサブジャンル名がつけられてるほどの支持を受けています。

で、この『Bloodstained:Ritual of the Night』は正にその上記の『ヴァニアこと悪魔城ドラキュラ』の制作陣が作ったもの。ジャンルの名前になるほどの代表作の制作陣が作っているんだから出来は保証されていると言っても良いでしょう。
なので、メトロイド好きだったなあとか、ドラキュラの探索型昔ハマったなあとか悪魔城TASで「IGAAAAAAAAAAAA」と叫んでたという方には無条件でおすすめできる代物です。というかそんな方はもう買ってるんじゃないですか?

さてこれを読んで「おおおおおすげえええ」「やべえ刺さったこれいい」と思った方はこんな駄文読んでないで今すぐゲーム屋とかスチムーとか行って買ってプレイしてください。さらに今(2020/01/25)ならスチムー春節セルーで35%off!! 大チャンス!!

余談

なお半年前の私のように「えっドラキュラってムチでドラキュラをシバきに行って敵に当たって穴に落ちる凶悪横スク面クリアクションゲームじゃ?」というじゅうななさいゲーマーの方も多数いらっしゃるかと思います。
これなんですが、PSで出た『月下の夜想曲』で正に「天地がひっくり返るくらい」ゲーム性や雰囲気が変わって上記の「2D探索アクションゲーム」になり、ジャンルの名前の一部になるくらい好評になったとのこと。ここで言う『悪魔城ドラキュラ』はそれ以降の作品を指しているものだと思ってください。

さて、まだ残っている方々には「そういえばジャンルの説明しかしてねえ」と気がついたので、次は『Bloodstained』の世界観とかをプレゼンしようと思います。

世界観とかがいいぞ

まず世界観なのですが、舞台は18世紀末、産業革命真っ只中の英国。
産業革命、と聞いてスチームパンクを思い浮かべる方も多いと思いますが、最初の動画から分かる通りそういう要素は薄く、上記の『悪魔城ドラキュラ』の世界観を受け継いだ「ゴシックホラー」の世界観となっています。ホラー、と言ってもサメ映画的なB級スプラッタ的なものではなく、より「耽美」とか「優雅」とか「退廃」とかそんな方向性と言ったらいいでしょうか。すげえ乱暴に言えば「ゴスロリの『ゴス』」というヤツかと。ほら昔背景黒に十字架とか血痕とか星空とか三日月とかつけて「貴方は~人目の生贄です……」とかいうカウンター置いてなんかスクロールバー出ると思ったら下の方に隠しサイト(もちろんトラップ付きで引っかかったらヤフージャパン)があってHNの前後にダガー(†)つけた管理人がいる小説サイトとかあったでしょ? あんな感じですよ!

……悪かった。本当に反省している。マジで許してくれ。

話を戻すと、メインとなるのはその産業革命によって居場所を失いつつあった「錬金術」の方。ストーリーは、錬金術ギルドが悪魔召喚を行い、何千人もの死者を出し数多くの町や村が壊滅する大惨事を招いたところから始まります。
この悪魔召喚の理由が「産業革命の発明に流れていくパトロンを脅してまた以前のように出資をしてもらうため」つまり「金そして組織存続のため」。
そんなことのために、子供をさらって悪魔の力を取り込む結晶を埋め込み、その子ども、「シャードリンカー」たちを悪魔召喚の生贄にして、悪魔を召喚して制御しそこねてえらいことになったわけです。

ボクはねぇ! こういう大義とか一切ない極めて個人的な理由で目も当てられない惨事をやらかすとかいうが大好きなんですよ!!! 世の人々にもこういう愚かしい大惨事が大好きな方は多々いるのではないかと。

でもって、このゲームでは悪魔を倒したときにまれに残す「シャード」を取り込むことで、その悪魔の力を使うことができる、というシステムになってます。これがプレイヤー強化や収集要素になってるのですが、それを可能にするのが先の「シャードリンカーに埋め込まれた結晶」という設定になっています。
このシステムとストーリーを密接に絡めるこの手腕、(上から目線で失礼ですが)ホント見事だなあと。そんでもってこの結晶、「宿主の体を侵食し、同じ色どうしで集まる性質があるため、見た目には体を覆ったバラやステンドグラスのように見える」というクッソエモい設定がされております。最高ですね。

そして悪魔召喚から十年後、生贄にされながら生き残ったシャードリンカーの青年ジーベルが、悪魔と巨大な城とともに現れます。同時に、謎の眠りで生贄にされるのを免れた同じくシャードリンカーの少女、主人公ミリアムが目を覚まし、かつての親友だったジーベルを止めるべく旅立つのでした。

この「かつての親友同士が道を違えて戦うことになってしまう」という話、よくある話ですがそれでも「グッと来る」方は多いかと。
その上、両者ともに完全に敵対しているわけではなく、主人公であるミリアムの方は「ジーベルを『止める』」とまだ彼を信じており、ジーベルも悪魔と城を召喚した理由が「同じシャードリンカーであるミリアムの居場所を作るため」というドエモいもの。イカしてる。尊い。いくらでもエモい妄想が広がりますね! 薄い本をよこせ! お前らの想像力を叩きつけろ!

そして序盤で早くもジーベルと再会するミリアムなのですが、その中のセリフで「我々はもはや人間ではない」「私のところに来るまでに、お前は悪魔の力を使わなければならないだろう」「その時まだ自分を人間だと思っているのなら話を聞いてやる」というのがあります。

「望まずに体に結晶を埋め込まれ人ではないモノに改造される」
「滅ぼすべき悪魔の力を使い悪魔と戦う」
「自分は人間なのかという問いかけ」

おお、何たるエモさ! 中二! ぼくのかんがえたさいきょうのシャード!!!!! エターナルフォースブリザード!!!! 相手は死ぬ!!!!!

ストーリーはその二人の関係を軸に、メインキャラ数名とサブキャラ(焼かれた村の生き残り、そう、村が焼かれているぞ!)が登場し動いていきます。メインキャラはクッソ魅力的なので後で詳しく書きますが、このサブキャラたちもキャラが濃い。
中でも「殺された親戚や近所の人たちの敵をとってくれ」と願うリンジーさんはプレイした人間誰もが上げる名サブキャラ。この人が出すのが「指定した悪魔(誰々の敵)を~体倒す」というクエストなんですが、それを受けると、

上の動画のごとく鬼気迫る「ぶっころがしておくれ!(コンプラ対策)」の叫び。
初プレイ時にこれを聞いてもうこのゲームの虜ですよ。最高。

他に好きなのは城内に迷い込んだベンジャミンという一般人。
作中クエストとして何度か話をすることになるのですが、話すたびに変わっていく二人の関係性を是非体験していただきたく。

そしてメイン舞台となるジーベルの城内は、精神的前作の「悪魔城ドラキュラ」に出てくるドラキュラ城のごとく「混沌の産物」で、ゴシック様式の城内をベースに図書館や地下水路、機械じかけの塔、果ては元錬金術師ギルドの研究棟だった畳張りの部屋まで出てきます。(シュギ・ジキです)
ここらへんは前の動画を見てもらったほうが雰囲気が伝わるかと思います。塔はすごいぞ。2Dアクションだけど3Dだぞ。動画にもあるから上に戻って見てくれ。(なおSwitch版では処理落ちもすごいぞ)

さてこれを読んで「おおおおおすげえええ」「やべえ刺さったこれいい」と思った方はこんな駄文読んでないで今すぐゲーム屋とかスチムーとか行って買ってプレイしてください。さらに今(2020/01/25)ならスチムー春節セルーで35%off!! 大チャンス!!

で、まだ残ってる方々にはキャラとか音楽とかのプレゼンをしたいと思うのですが、ちょいと長くなったので続きは次のエントリーで。
春節セルーが終わるまでに書き上げなければ。27日まで!? 休日が溶ける!!!

(2に続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?