2020年中日ドラゴンズ前半戦寸評(投手編②)

今回は岡田投手から今季の寸評を挙げていきます。成績は9月1日現在。

背番号21 岡田俊哉

今季成績 : 27試合 2勝2敗3S 防御率4.30 投球回23回 27奪三振 13四球

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クローザーとしてスタートしましたが、不調で中継ぎに配置転換。僅差でのリードやビハインド時に投げる便利屋の立ち位置。調整が難しいポジションですが、故障なく乗り切って欲しいですね。昨季からの課題ですが、必殺の変化球がなく、クローザーでの起用は正直厳しい。狙うべきポジションは7、8回を任せられるセットアッパーか。

背番号22 大野雄大

今季成績 : 11試合 5勝3敗 防御率2.34 投球回80.2回 84奪三振 15四球

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1日の広島戦で完封を果たし、5試合連続完投を達成。これだけチームを支えて貰えれば、何も言う事はないでしょう。序盤と比較して、制球力が格段に向上しましたね。80回を投げて、15四球は優秀な成績。

背番号24 福谷浩司

今季成績 : 5試合 2勝2敗 防御率3.64 投球回29.2回 25奪三振 4四球

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今季1番期待していた先発投手なので、活躍は嬉しい限り。課題だった制球難も克服。梅津投手の離脱で、右の本格派が不在の状況。福谷投手の台頭は有難いですね。僅差の試合が多く、長いイニングを投げられていないので、1度完投を経験させたいですね。

背番号25 佐藤優

今季成績 : 13試合 0勝0敗 防御率5.74 投球回15.2回 12奪三振 5四球

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7月初旬に1軍昇格しましたが、制球難に苦しみ、8月中旬に2軍落ち。制球が安定していれば、良い投球を見せますが、長続きせず。降格直前の巨人戦ではボール球を投げないといけない場面で誤ってストライクを投げるほどの状態の悪さ。昨秋の手術の影響が残っているのか・・・。福谷投手のように先発転向させる手もありますが、球種が少ないだけに難しいか。

背番号28 梅津晃大

今季成績 : 7試合 2勝3敗 防御率3.74 投球回43.1回 43奪三振 19四球

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開幕ローテに入り、奮闘していましたが、故障で2軍落ち。ヤクルト戦の延長10回投球への批判がありましたが、元々故障持ちで開幕ローテに入ったのも初めてだったので、どこかで途中離脱はするだろうと予想してました。ただ投球回数と同じ奪三振数を奪っていますし、ポテンシャルは凄まじいですね。ようやくブルペン投球を開始したので、復帰は9月末か。

背番号29 山井大介

今季成績 : 3試合 0勝0敗 防御率11.25 投球回4回 4奪三振 3四球

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今季はリリーフとしてスタートし、1軍昇格は8月末。巨人戦で4失点したので、防御率が11点台と悲惨な成績ですが、勝負はこれから。年齢的にも後がないので、少ないチャンスを活かせるか。まずビハインド時の起用で結果を残せるか。

背番号30 阿知羅拓馬

今季成績 : 1軍登板なし。6試合 0勝0敗 防御率1.93 投球回14回 8奪三振 4四球      ※成績はウエスタンリーグでの成績。

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飛躍を期待されましたが、キャンプから打ち込まれ、開幕後も2軍暮らし。ウエスタンでも先発の座を掴めておらず、正念場の立場。まっすぐを伸ばすか、変化球の精度を上げるか?投球方針を決めないといけない状況。ただ残り試合も少なく、悠長には調整出来ないので、状態を上げるのが先決か。

次回は祖父江投手から寸評を上げていきます。