2020年中日ドラゴンズ前半戦寸評(投手編①)

6月19日に開幕した2020年ペナントレースですが、早くも折り返し地点に来ました。ドラゴンズはBクラスに沈んでいますが、8年ぶりのAクラス復帰に向けて、諦めない戦いを見せてほしいですね。今回からは各選手個人の前半戦寸評を挙げていきます。成績は8月29日時点の成績です。

背番号11 小笠原慎之介

今季成績 : 3試合 1勝2敗 防御率5.06 投球回16回 14奪三振 7四球

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開幕ローテを争っていましたが、オープン戦、練習試合でアピール出来ず。8月10日に1軍復帰。3試合に登板していますが、本来の実力を発揮出来ていません。ストレートに力がなく、打者に簡単に打たれている印象。ストレート中心のスタイルか、多彩な球種を駆使する総合力で勝負するのか?自分の投球スタイルを決める時期に来ていると思います。

背番号12 田島慎二

今季成績 : 1,2軍ともに登板なし

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トミージョン手術の影響により登板なし。今季全休は確実な状況で、来季に勝負をかける立場となります。リハビリは順調に進んでいるので、焦らずに治してほしいですね。登板していないので、寸評はなし。

背番号13 橋本侑樹

今季成績 : 11試合 0勝0敗 防御率6.14 投球回14.2回 13奪三振 11四球

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中継ぎとして開幕1軍に抜擢。集中打を食らうケースが目立ち、プロの洗礼を受けました。しかしスライダーのキレがよく、投球回数に近い三振を奪っており、今後が楽しみな印象。今後の課題は各球種のレベルアップ。元々制球が良い投手ではないので、制球を気にしすぎて、長所が消えてしまう事にならないように注意ですね。

背番号14 谷本圭介

今季成績 : 11試合 0勝1敗 防御率3.48 投球回10.1回 9奪三振 7四球

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開幕1軍は外れましたが、7月下旬に1軍登録。ビハインド時の登板が中心で、低めのボールを活かして抑える投球は流石。防御率は3点台半ばですが、8月は安定した投球を披露。地味な役割で目立ちませんが、勝ちパターンの負担軽減の為にも、貴重な存在である事は間違いなし。若手にはなかなか出来ない難しい役割なので、体のケアには注意して欲しいですね。

背番号16 又吉克樹

今季成績 : 3試合 0勝0敗 防御率0.00 投球回2.1回 2奪三振 2四球

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開幕1軍には入りましたが、脇腹の負傷で早々にリタイア。投球の出来は良かったので、故障は残念でしたね。現在は2軍の試合には復帰しているので、出番待ちの状態。同じサイドハンドの三ツ間も不調で、右のワンポイントが不在なので、早く状態を上げて欲しいですね。

背番号17 柳裕也

今季成績 : 7試合 2勝4敗 防御率3.18 投球回39.2回 44奪三振 13四球

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昨季に続いて開幕ローテに入りましたが、故障で離脱。故障前は良い投球をしていましたが、復帰後の投球は今一つ。投球回数を上回る三振を奪っており、良化の兆しはありますが、故障が完全に癒えてない状態であれば、2軍再調整も考えてほしいですね。

背番号19 吉見一起

今季成績 : 3試合 1勝2敗 防御率6.23 投球回13回 7奪三振 2四球

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開幕ローテの座は掴みましたが、3試合の登板で結果を残せず、2軍落ち。3試合目の巨人戦の投球をTV観戦しましたが、球威があまりにもなく、打者が打ちやすいボールを投げていましたね。2軍では流石の投球を見せていますが、先発投手の充実もあり、起用の優先順位は低いでしょう。ナゴヤドームでの起用でないとパフォーマンスを発揮出来ない投手である事も起用を難しくしていますね。

次回は岡田投手からの寸評に入っていきます。