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2023年指名選手振り返り(3位編)

今回は3位指名の辻本について。

辻本倫太郎(仙台大)

まず長所と懸念点、ライバル選手、将来の選手像を下記に記しました。

【長所】
・守備力の高さ
・複数ポジティブを守れるUT性
・小力がある打撃
・リーダーシップ

【懸念点】
・打球と衝突するように見える守備

【ライバル選手】
・福永裕基
・村松開人
・田中幹也
・辻本倫太郎
・龍空

【将来像】
・安達了一(オリックスバファローズ)

草加、津田を指名し、迎えた3位指名。
36番目の指名となり、ここでも内野手の辻本を指名しました。
津田に続き、連続でのショート指名は驚きました。
推測すると、辻本が3位で残っている事を想定しておらず、残っている野手から1番良い選手を獲りにいったのではないでしょうか。投手を指名する手もありましたが、先発タイプはほとんど残っていない、またリリーフでも抜きんでた選手がいなかった状況で、辻本が残っていたのは不幸中の幸いではないでしょうか。直後に4位指名の順番が回ってくる為、順位縛りの攻防などもあったのでしょう。立浪監督も良いショートは獲れるうちに獲っておきたいと話していましたし、この選択が吉と出るといいですね。

大学生野手の展望記事でも書きましたが、辻本は今年ナンバーワンの守備力を持つと称されたショート。事実彼より先に指名されたショートは高校生と社会人の津田のみ。大学生は指名されていない事を考慮すると、守備力はトップの評価を受けているのは間違いないでしょう。日本代表ではセカンドやサードもやっていましたし、複数ポジションをこなせる事も高評価を受けてる理由の一つ。
懸念点に挙げていますが、打球と衝突しているような守備には見えるのですが、本人もそこは自覚していて、守備の構えを低くとって、上手くリズムを取り、打球と衝突しないように努めているとの事。このタイプの選手は守備でミスを犯してしまうと使いづらくなってしまう為、辻本に関しては守備でどこまでアピール出来るか、そしてミスを少なく出来るかが1軍定着のカギとなるでしょう。あとは守備範囲が広い事が災いして、外野手と衝突して大怪我だけは避けてほしいですね。
打撃に関しては小柄な体格ながら大きくバットを振れるタイプで、無理のない打ち方です。リーグでも毎年好成績を残していますし、案外打撃の方が守備より先に順応するかもしれません。バントなど小技が上手なのかはわかりませんが、先ほど挙げたUT性に加えて、立浪監督が好みそうな選手である事は間違いなさそうですね。田中とのタイプ被りも気になる所ではありますが、上手く併用して両者の良さを引き出したい所。
ここまで守備や打撃を挙げましたが、彼の最大の長所はリーダーシップ。
明るい選手が増えてきた中日ですが、リーダー格の選手が残念ながらいません。そんな中100名の部員を纏めたキャプテンシーも持ち合わせてる辻本はピッタリの存在ではないでしょうか。自身の長所を笑顔と言っていたように
どんな時も明るい気持ちでチームを盛り上げていってほしいですね。個人的には今年の支配下指名で1番推している選手です。

次回は4位指名の福田について書いていきます。