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私と鬱病(発病前2)

仕事をガンガンこなしていく毎日。

私は定時の鬼だったため定時内になんとか仕事を収めようと必死に頑張っていました。そしてあの日がやってきたのです。

怒りが頂点に達した日

その日はチームから一人ずつ代表が出席する会議。店長も同席しチームごとの状況を説明する場でした。

チームの状況について話していると店長が一言

「どうして濱田さんだけ先に帰ってるの?新人さん手伝ってあげなきゃ。」

そして他チームからの

「新人ちゃんかわいそうじゃん。」

という言葉。

私は言われている意味がわかりませんでした。

1日中仕事のスケジュールを考えながら自分の仕事と引き継ぎ作業をこなし、そのさらに隙間に電話営業。ノルマはこなしていたし新人の終わらない仕事は引き受ける。定時前には仕事を片付け上司と新人に残っている仕事がないか確認し、なければ退勤。

新人の残業はどうしても自分でこなさないといけない仕事が終わってなかったから。上司も新人に付き合い残業をしなければないけなかった。

それなのに…

言っている意味をだんだん理解してくると猛烈に怒りが沸き上がってきました。

はああああああああああああああ?????

何言ってんだこいつら?身を粉にして仕事をしている私が悪者なのですか、そうですか。怒りのあまり声が震えそうになるのを抑えながら

「新人だけ残業させて申し訳ありません。今後はさらに新人の事務をもらって新人の負担を少なくしたいと思います。」

こうなりゃもうやけです。怒りのあまり変なテンションのまま決意しました。

いいでしょうさらに多くの仕事をこなしてみせましょう。かかってこいやあ!!


…今考えればそういう問題ではないのですが。


怒りのオーラをまとったその日からさらに自分を追い込んで仕事をこなすようになりました。というか後輩の仕事をむしり取って絶対残業させないマンになってました。

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これはイメージ。

ちなみに同期からは「鋭いナイフ」と言われました。

なぜ毎回同期はたとえてくるのは知りませんよ。そういう同期だったのです。あながち的外れというわけではありませんでしたが。



いやはや、しかし本当につっぱしっていますね。



私と仕事と環境と


ここまで書いてみると仕事がすごくストレスになっていたことが分かるのですが、なんと私ストレスが溜まっているなんて思ってなかったんですね。

新人と店長に対しては猛烈にイライラしてたものの、仕事はきちんとこなしていたためチームの上司や周りからの評価は高く、自分のできる姿に満足していたのです。

またこれはちょっと自慢なのですが私人間関係の構築は比較的うまい方でした。

あんだけテロリストとか言われてる中よく言えたもんだと思うでしょうが違うんですよ。嫌いな人には反抗しますがその人たち以外にはかなり人当たり良く接していたので、いうなれば一方を除いた七方美人とでもいいましょうか。

1週間の内3回は仕事後にご飯。相手はパートのお姉さま方、他チームの後輩、他店の同期。お誘いも多くあり皆私に同情してくれました。


こなせる仕事、高い評価、話を聞いてくれる周りの人たち。総合的にみてこの時の私は仕事が「好き」だったのです。


またこの後に出てくるとは思いますが、この「好き」がのちに鬱病発見への大きな障害となって立ちはだかります。

続く


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