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今日会いに行きたい!気になる土偶#029是川縄文館

先日の青森旅で、ずっと会いたかった土偶に会うことができました!
ずいぶん前に土偶の本で一目ぼれして以来、
時々彼女のページを開いては、
一人頬が緩んでいた私です。

いました、いました!
思っていた通りの〝ゆるい~〟感じで、
迎えてくれました。

高さ15㎝
縄文人も思わず笑ってしまったでしょう!

遮光器土偶さんのようでもありますが、
その顔はやさしそうな大きなたれ目。
脱力~しているように軽く膝を曲げて、
なんとも言い難い〝ゆるさ〟がイイ感じです!
理由はないけれど、なんか笑っちゃう~。

ゆるゆる~と踊っているようにも見える?
是川中居遺跡/是川縄文館

遮光器土偶は、縄文時代晩期東北地方で出現しました。
〝遮光器〟のような目が特徴的ですが、
その目の大きさは時代の変化と共に細くなったり太くなったり、頭の上の王冠のようなものも、様々な形になって出現します。

この土偶は、顔だけでなく体つきも、一般的な遮光器土偶とは随分違うようです。
体の文様は妊婦を表していると思われる正中線だけで、遮光器土偶の特徴の一つである〝キュっとしまったウエスト〟と、〝文様で埋め尽くさた胴〟もありません。
遮光器土偶を真似てつくられたコピー土偶と言われる分類にはいるのかもしれません。

人間も色々だから、土偶も色々。
神々しい美しい土偶に憧れる日もあれば、
日々の暮らしの中では、こんな緩さが心地良い時も多いですよね。
辛いことがあっても、とりあえず笑っちゃうみたいな。

あら、ちょっと、
蛭子さん(漫画家・タレント)の緩さにも似ている感じ?
なんて思ったりもして。

お読みいただきありがとうございました。

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