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鮮やかな色が印象的です - 写真展「姉妹都市 オデーサに思いを」にて 

「黒海の真珠」とも呼ばれるウクライナ南部の都市オデーサ。その美しい都市でもまたロシアの軍事侵攻によって、人々は緊張を強いられる毎日を過ごしています。
かつてのオデーサの平和で美しい街と生き生きとした人々、そして軍事侵攻後の現在の街の様子を比較して見ることができる写真展が、姉妹都市である横浜のユーラシア文化館で開かれています。

写真展は一部有料で、観覧料はウクライナから避難してきた人の支援にあてられます。


オデーサ市は、ウクライナ南西部の黒海沿岸にあり、首都キーウ、ハリキウ(ハリコフ)に次ぐウクライナ第3の都市です。
人口約108万人を擁する黒海沿岸有数の港湾都市であり、ユーラシアの歴史ある街の一つです。

「パサージュ」 19世紀後半~20世紀初頭に建築され、ホテル、ギャラリー、レストラン等が入る人々の憩いの場。
「繁栄」 ガラス張りのビルに歴史あるたてものが映りこむ。
「オデーサ港のコンテナ」 国内最大の貨物を扱い、多くの小麦が輸出されている。

「オデーサの中庭」 歴史ある建築物を蔦が包み込んでいる。
「オデーサの中庭」 古い建物内から見たところ。カラフルな洗濯物が緑に映える。
「オデーサの結婚式」 参列者は伝統的な洋服を身にまとい、新郎新婦を祝う。
「人間チェス」 野外で行われる伝統的なイベント。
「オデーサのユーモリナ」 五色のマスクをつけた人々が街を練り歩く。

「オデーサのナイト・フェスティバル」 歴史的たてものも現代風にアレンジ。

オデーサは、古い町並み・建築物と新しいもの・コトを上手に融合し、とても美しい色で彩られている街であったようです。

その美しい彩が、軍事侵攻後の写真には殆ど見ることができません。

「バリケード」 市の中心リシュリュー通りには、土嚢とバリケードが築かれている。
「戦いの海」 ブランコの向うには鉄条網がめぐらされている。

オデーサと横浜市は、共に戦火による焦土の中から復興したことや、同じく国際港湾都市であることを縁として、1965年に姉妹都市となり交流してきたそうです。

「ポチョムキンの階段」 1925年に公開されたロシア映画『戦艦ポチョムキン』のロケ地となった場所として知られている192段の大階段。

この写真展で初めて知ることになったオデーサですが、歴史ある街と人々の生活がたくさんの色で彩られているのがとても印象的です。
一日も早く、人々がこの美しい街で以前と変わりない生活を送ることができる日が来ることを、ただただ祈るばかりです。

最後まで読んでいただき有難うございました☆彡

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