メヒコ・旅の恥は搔き捨て-4

ショーの当日は、高らかなマーチングバンドに
起こされました。
前日のリハが夜11時近くに終わり、
アパートメントに戻ったのが
11時半くらい。
斜めになるベッドで寝苦しい一夜を
過ごし、やっとうとうとできたかなー
と思ったら、何、この騒音?
まだ7時前だけど?
やらかしのひとつに、眼鏡のケースだけ
持って、眼鏡を忘れてきたという
痛恨のやらかしがあるのだけど、
足元に気をつけつつ窓を開けると。
警察なのか、軍隊なのか、
様々なユニホームを着た集団が
綺麗に整列して行進していくのを
見ました。
え?土曜日のこの時間に?
はた迷惑な・・・
9月の独立記念日に向けての練習?
前述したとおり、アパートメントが
あるエリアは、ハイソなエリアで
いかにも高級住宅地というような
場所。そこをあなた、朝っぱらから
ブーブーカドンドンでもないだろうに。
平日は、アウディやらBMWやらの
車からワンコがぴょんと降りて、
時間になったらトレーナーさんのところへ
またお迎えがくるという、
ワンコのデイケアが行われる公園の
周りを。

人間の子供みたい。

10時半までにRさんと朝カフェを済ませ、
Uberで颯爽とやってきた先生と一緒に
昨日のメルカドへまたお花を買いに。
買った分では足りなかったので、
昨日の半分くらいの量を買い込んで
戻り、また作り始めるも、
リボンがつるつるして先生も大苦戦。
ギリギリまでトライしたけど諦めて、
コームにお花をつける作戦に。
そんなこんなしていたら、もう、
ミュージシャンとの最後のリハ会場へ
出かける時間になってしまった・・・!

メヒコは飲食店での音楽の規制が
厳しく、警察に通報されると
営業停止になることもしばしばあるらしく。
先生も今回のショーの会場がなかなか
決まらずに苦労されていました。
やっと決まったところは、日本人オーナーの
お店の屋上で、時間は30分。
最初の予定だった1時間半を大幅に
削られたものの、手始めのショーと
してはいい時間なのではと思った。

最後のリハはミュージシャンが泊まっていた
ところ、先生の知り合いのお宅の離れ。
でも、昨日のリハでほとんど大丈夫なので
ダンサーの私たちはリハはせず、
メイクに取り掛かったのでした。
思いの外、Haku作りに時間とエネルギーを
取られ、ばたばたとメイクをし、
会場に向かうためのUberを呼ぶも
なかなか来ず。
午後6時半から開始のショーは、
音響の問題やら、先生のお友達が
場所を間違えるやらで、30分押して
午後7時からの開演となりました。
素人が作るショーあるあるで、
立ち位置が急に変わったり、
そろそろ始めますの声もなく
いきなり先生がマイクを持って
話し出す。などなど、
はい??な状態で始まったショーは、
先生のお知り合い7割(ほぼ日本人)+
3割のメキシコ人(お店のお客様)で
埋まりました。
私は2曲踊ったのですが、
着替えは6分足らずでトイレでし、
メイクを直す暇もなく、頭の中は
もうぐちゃぐちゃ。土壇場でまた
立ち位置が変わり、最後の最後で
振りを間違えました・・・ちーん。
でも、観に来てくれた人の中には、
フラを始めようかなと言ってくれる
人もいて、それこそが先生の
今回の狙い。
うまく行くといいなぁ。
またショーに呼んでもらえることが
あったら、今度こそは納得いくような
フラができるようにしないと。


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