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3.人生を変えるためのGOAL設定

前回、変わりたいのであれば

①コンフォートゾーンをずらす
②エフィカシーを上げる

ことが必要だと解説しました。

今回はコンフォートゾーンをずらすために必要なこと、GOAL設定について解説していきます。

コンフォートゾーンとはなんぞやという方は、前回記事を参照にしてください。

GOAL設定はなぜ必要か


GOAL設定=目標設定はなぜ必要なのか。

GOALがないということは、コンフォートゾーンが現在(現状)にしかない状態。

言い換えると、GOALがない=現状を維持することがGOALになってしまいます。

よって「今のままで良い、変わる必要がない」→「変われない」に繋がるのです。

逆に適切なGOALがあると、「今のままではダメだ、変わらないといけない」→「変わる」に繋がります。

効果的なGOAL設定

GOAL設定の重要性がわかったところで、どのようなGOAL設定が効果的かを解説していきます。

GOAL設定は大きくわけて2種類「現状の内側のGOAL設定」と「現状の外側のGOAL設定」があります。

結論からいうと、効果的なGOAL設定は後者「現状の外側のGOAL設定」です。

現状の内側のGOAL設定

現状の内側のGOAL設定とは、今のままいけば達成できる(できそう)GOAL設定のこと。

これは、基本的に現実は変わりません。

なぜなら、今のままいけば(多少頑張れば)達成できるので、GOALに肯定されている状態なので、変化をする必要がないからです。

例えば、広告業に務めていて英語力ゼロの人が「英語で日常会話ができるようになる」という目標を設定したとします。

「通勤中に英単語を覚える」「テレビを見ていた1時間を英語の勉強に充てる」など、多少行動は変わるでしょうが、基本的には今と同じ生活の中で少しの改善が起きる程度でしょう。

現状の外側のGOAL設定

現状の外側のGOAL設定とは、今のままでは到底達成できないGOAL設定のこと。

このGOALは、現状のままでは到底達成できないため、行動だけでなく前提条件の見直しなど、変革が起こります。

例えば「世界の貧困問題を解決するため、日本と海外の懸け橋になる」という目標を設定し、そのためには英語で政治的・ビジネス的な話をすることが不可欠だとします。

「通勤中に英単語を覚える」「テレビを見ていた1時間を英語の勉強に充てる」などのような行動を取りますか?

今の会社に所属したままそのGOALを達成できるかを見直しし、場合によっては転職し、英語についても英語コーチングや海外留学をするなど、前提条件の変革を起こすでしょう。

これが、現状の外側=現実が変わるGOAL設定です。

定性のGOAL設定、定量のGOAL設定

先ほどGOAL設定には「現状の内側のGOAL設定」と「現状の外側のGOAL設定」の2種類あるという話をしましたが、実はもう2種類あります。

それは定性のGOAL設定と定量のGOAL設定です。

どちらもメリット・デメリットがあるため、両方を紐づけたGOAL設定を行うことが重要です。

定性のGOAL設定とは

定性のGOAL設定とは、文字通り定性=数値化できないGOAL設定のこと。

ワンピースの主人公モンキー・D・ルフィの「海賊王になる」や、キングコング西野亮廣の「ディズニーを超える」などがこれに当たります。

定性のGOAL設定は以下のような特徴があります。

<メリット>
・GOALからパワーやエネルギーをもらえる
・GOALを目指す目的や意味を把握できる
<デメリット>
・進捗を追えない
・具体的に何をしたら良いかわからない

定量のGOAL設定とは

定量のGOAL設定とは、数字(期日・質・量)が含まれているなど測定可能なGOAL設定のこと。

先ほど例にあげた「ディズニーを超える」でいうと「2023年の全世界興行収入の48.3億ドルを超える」や「2022年の東京ディズニーランドの来場者数1,200万人を超える」などになります。

定量のGOAL設定は以下のような特徴があります。

<メリット>
・内容や期日、質、量などが明確なため、進捗を追える
・具体的な行動が明確になる
<デメリット>
・GOALからプレッシャーやストレスを感じやすい
・何のためにやっているか目的や意味を見失いやすい

まとめ

GOAL設定には「現状の内側」「現状の外側」、「定性」「定量」の4つがある。

<現状の内側のGOAL設定>
今のままいけば達成できる(できそう)GOAL設定のこと
→現状から変わる必要がないので、改善は起きるが人生は変わらない
<現状の外側のGOAL設定>
今のままでは到底達成できないGOAL設定のこと
→現状では達成できないため、前提条件を変えるなどの変革が起き、人生が変わる

<定性のGOAL設定のメリット>
・GOALからパワーやエネルギーをもらえる
・GOALを目指す目的や意味を把握できる
<定性のGOAL設定のデメリット>
・進捗を追えない
・具体的に何をしたら良いかわからない
<定量のGOAL設定のメリット>
・内容や期日、質、量などが明確なため、進捗を追える
・具体的な行動が明確になる
<定量のGOAL設定のデメリット>
・GOALからプレッシャーやストレスを感じやすい
・何のためにやっているか目的や意味を見失いやすい

次回は、GOAL設定のポイントについて解説していきます。

次回も読んでいただけると嬉しいです。

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