見出し画像

七つの習慣~第四の習慣~

自分の人格を育て、私的成功への第一~第三の習慣から第四の習慣~第六の習慣までは、自分だけでなく、自分と関わる人・組織・企業の成功をも目指す公的成功に向けた習慣になる。

個人の自立を確立することで、本当の意味での他者からの信頼を獲得が可能になり、成功を生み出すために必要な習慣が第四~第六の習慣。そのはじめとなる第四の習慣が、「Win-Winを考える」。

そして、Win-Winを考え、実行するため重要なことは、いたってシンプル。

それは、「相手を理解する意識を持つこと」

第四の習慣はあくまで意識を持つことであり、実践ではない。
私的成功の第一の習慣「主体性を発揮する」と同様に、まずは、実行ではなく、意識を変えることを7つの習慣では大切にしている。

「Win-Winを考える」ことがなぜ必要なのか。をまとめていく。

人間関係の6つのパラダイム(6つのWin)

6つのパラダイムとは、以下の通り。

①Win-Win:
自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること
②Win-Lose:
自分が勝ち、相手は負ける。
③Lose-Win:
自分が負けて相手が勝つ。相手が幸せになるならば、自分は常に踏み台でかまわない
④Lose-Lose:
相手が負けて自分も負ける。相手に勝たせるくらいなら足を引っ張って共倒れしたほうがマシ
⑤Win:
自分の勝ちだけを考える。自分が勝てば相手がどうなろうと知ったことではない
⑥Win-Win または No Deal(取引しない):
Win-Winの合意、または取引条件に至らなければ、取引しないことに合意する。妥協するくらいなら白紙に戻す

ビジネスマンをはじめ多くの人は、②Win-Loseの考えを持っている。その理由は、昔から②Win-Loseの考え方を根付かせ、学んできたから。学校でのテストの点数、スポーツ、偏差値、大学や就職活動での合否、営業成績など様々なところで競争がある社会で生活をしてきたからだ。ただ、競争が悪いわけではなく、競争によって成長している人がいるのも事実。しかし、②Win-Loseという考え方は、公的成功を目指すうえでは、撲滅を目指す考え方になる。

Win-Winを当たり前に考えるためには。

①Win-Win:
自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること

①Win-Winを考えるには、自分のWinと相手のWinを明確にすることまた理解することが重要になる。しかし、これが簡単なようで簡単ではない。

あなたは初対面の人に素直に要求を伝えられるか?また、あなたは初対面の方から要求をされた際に、素直に聞き入れることができるか。

多くの方の答えはNOだと思う。

その理由は、その方との信頼関係がないからだ。

Win-Winを目指すためには、信頼関係を築くころが重要だ。そのためには、自分を理解してもらおうという考えではだめ。自分の要求を呑んでもらうという考えは、Win-Loseの考え。Win-Winを目指すためには、相手を知ること・理解することが最も大切になる。

相手の立場になり、課題・悩み・問題・Winを理解することで、お互いのWinが明確にすることができる。明確にできることで、お互いのWinを実現するための手法・改善策・解決策を明確にすることができるようになる。

100%お互いのWin-Winを実現できることは少ないが、お互いにとって納得した結果を目指すためのWin-Winは実現可能になる。

Win-Loseの考えが根付いていることで、本当の意味で人を信頼するまでには時間がかかる。その中で、Win-Winを目指すには、相手を待つではなく、自ら相手を理解しにいくことで、自発的な公的成功につながる。

そのため、第四の習慣は、Win-Winを実行するではなく、まずは、Win-Winを考えることから始めることだ。の考え方を通して、相手を理解する意識を持つことが求められる。

====================

相手を知るって書くのは簡単だが実行するのは、本当に難しい

少し聞いただけでアドバイスをする人→×
常に上からの会話をする人→×
課題を決めつけて話をしてしまう人→×

私も当てはまるなと思いながら書いているが、理解する=傾聴。
話し手は、答えが欲しいわけではなく、答えはだいたい自分自身が持っている。その答えを見つけるための整理として発信をしていることを理解することが今の私にも必要だ。

相手にとって何がWinなのか、そのWinは、私のWinと合わせることで、実現可能なのかを考えられるようになっていきたい。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?