人を動かす~原則①盗人にも5分の理を認める~
久方のnote。
相変わらず継続が課題の自分。
本を読むだけで、付箋をするだけで満足していた自分に猛省し、時折アウトプットをしていこうと思います。
今回は、人を動かす。
今更ではありますが、人を動かす立場にもなりつつある今。
改めて人を動かすとはどういことか、道のようにスべきかの基礎を歴史から学んでいこうと思います。
人を動かす
著者:デール・カーネギーさん
アメリカにおける成人教育、人間関係研究の先覚者になります。
この方の本は、大きく4つ(+1)のパートに分けて、それぞれの項目を実現するための原則を教えてくれる本になります。その原則は、カーネギーさんが適当に考えたではなく、過去の歴史から事実をもとに共通の接点を抽出しそれぞれの原則に当てはめています。
今回は、特に面白かった「人を動かす3原則」について記載をしていこうと思います。
今回は、記載しませんが、その他の原則以下の通り。
気になった方はぜひ読んでみてください。
・人に好かれる6原則
・人を説得する12原則
・人を変える9原則
では、さっそく人を動かす3原則へ!
人を動かす3原則
原則①:批判も避難もしない。苦情も言わない
この本は、原則を説明する中で、様々なエピソードや偉人が残した言葉を交えて、この原則が正しくかつ重要かを教えてくれる本です。
特に原則①は、シンプルな表現だが、一番難しいとも感じました。
なぜなら、著者は、原則①を実現するためには、「盗人にも5分の理を認める」ことだと語っています。
盗人を認める??はい。よくわかりません。
盗人にも5分の理を認めるとはどういうことか。
たとえ相手が窃盗をした犯罪人でも、理解を示すという意味になります(盗人にも三分の理ということわざはありますが、カーネギーいわく、5分と半分は認めなさいとのこと)。 どんな人も、他人に理解されたいという欲求があり、その欲求に従い、行動をとっている(=自分の中に正義がある)。そのため、 他人を非難すれば、相手は反抗的になってしまい、まともなコミュニケーションはとれなくなるため、まずは、その半分である5分の理を認めることが大切と語っています。
このお話からイメージするのは、よくあるサスペンスドラマの殺人者を説得する刑事と犯人を逆上させ、死ぬ若手刑事。
犯人のこれまでを理解し、認め、その中で過ちを認めさせる刑事と犯人を捕まえる、悪いものを許さないという正義感で戦う若手刑事。どちらが犯人にとって理解を示せているかは一目瞭然。良い方向に進むドラマはだいたい盗人にも5分の理を認め、避難や批判はしていないですね。まさしく、相棒ですね。
ドラマにそれましたが、良い人、悪い人、大人、子供問わず、相手の行動には、相手の正しいと思う考えがあり、まずは、相手を理解すること。その言葉を理解するためには、相手を批判や避難をしないこと。苦情を言わないこと。
文句言いっても解決しないことが、言葉を聞くことで、同情、寛容、好意など様々な感情も生まれだしてくる。全てを知れば、全てを許すことに繋がります。
相手を理解することで、同情、寛容、好意など様々な感情も生まれだしてくる。全てを知れば、全てを許すことに繋がります。
と言ったものの全てを認める、文句を言わない、つばを飲み込むことがどこまで相手を動かすことにつながるかは想像つきませんよね。これは、あくまでも原則①。③つの原則をもとに相手と接することで、人を動かすことができるようです。
1点勘違いしてほしくないことは、怒らないように我慢をすることではなく、相手がなぜそうしたのかを理解する努力をすることが大切です。批判、避難をしないだけを切り取り、間違って認識すると人を動かすは実現できませんので。