考えを書くということ

私はしがない建築系の大学院生で、春から東京のゼネコンに就職することになる。
そういう環境の変わり目の時期なので、普段から色々と思うことがあり、友達とお酒を飲みながら語り合ってみたり、考えたことを日記に書き溜めたりという生活をしばらくしていた。
ずっと私の中でのみ繰り返されてきた考えや議論が、最近ある程度成熟してきたと思っていて、これを他の人も享受できたら(いや、そんな享受という単語を使うほど価値のあるものではないんだけど)良いのではないかと思った。
しかも他人に見せる用の文章として意識して丁寧に書くことで、私自身の理解にもつながると思うしね。

あと実は、私は修士設計の成果物の一つとしてエッセイを書いたんだけど、最終講評会でそれを見たある先生が、

『読めるか読めないかくらいのすごい細かい字で書いてるので、自信がないんだろうなと思いますけど、君の文章は十分みなさんに読ませる価値があると思いますよ』

と仰ってくれたことも、もしかして自分の中だけに留めておくにはもったいない文章なのかな?と過剰に私の自信をつけてくれた。

ということでnoteを始めるに至った。


で、どんなネタで書いてみようかなーと、移動中に考えてたんだけど、普段生活してて感じる違和感だったり、人間関係における立ち回り方だったり、生きていく上で大切にすべき軸だったり、そんな感じかなーと。
あとはもう、現実的に私を取り巻くことと言ったら、好きな居酒屋とか、KPOPとか、建築も少々ってくらいだと思う。


ここで、突然だけど私の修士論文の冒頭部分を引用する。

私は暇なときに考え事をするのが好きだ。自分や他人の性格や言動について、その理由や原因を考えてみたりして、自分の中である一定の結論を出し、自分を納得させ、指針にする。そういったプロセスには必ず、自分の記憶を参照することが不可欠であった。

やばいですよね。
これが6年間も大学にいた奴の論文の書き出しかよと思ったら頭痛くなりそう。
でもこの文章が端的に私がいつもやってることを表している気がして、そのまま載せてみた次第。
このプロセスで得たある程度成熟した結論を、ここに書いていこうというわけだ。

そしてこのプロセスはもちろん私が考えを深めることで進むんだけど、自分の中で結論を得るには、毎回何らかの本に書いてある言説だったり、友人と飲みながら話してる時の熱い議論だったりが今のところ必須である。
他人の意見に触れて初めて、自分の経験からなんとなく感じていた理論・信念が、揺るぎないものとなると思う。

というわけで、すごくすごく珍しいことに最近私は小難しい本を読むようになった。

で、私を知るみなさんに対して何が言いたいかと言うと、これからも、てかこれまで以上に、今まであまり深い話をしてこなかった人でも、飲みに誘ってくださいということです。笑

そんな感じで、ぼちぼち書いていきたいと思っております。🙃

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