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『IDOLiSH7 LIVEBEYOND “Op.7”』 感想

魅力的な書き出しが何も浮かばなかったんですが、『IDOLiSH7 LIVE BEYOND “Op.7”』の配信に参戦した感想を、忘れないうちにどこかに書き留めておきたくてネットという名の大海に叫ぶことにしました。
そうです、ジャンル被りの友達がいないオタクにとっての言わば「王様の耳はロバの耳」的なそれです。
切ない私に同情しながら読むも良し、オプナナロスを癒すも良し。
楽しかったあの光景を私の文章と一緒に思い出してくれたら嬉しいですし、参戦しなかった人も楽しんで読んでくれたら嬉しいです。

以下注意点ですので、自己防衛しつつ読んでいただけますと幸いです。
・主にDAY2の感想まとめになりますが、DAY1についても多少触れています。
・あくまで感想でレポではありませんので、正確性に欠ける部分や誤りがある可能性がございます。謝りに関してはそっと教えていただけますと助かります。(最早“感想”というより“感情の発露”に近い……)
・さまざまなネタバレへの配慮はしていませんので、ストーリー等のネタバレを踏みたくない方は読まれないことを推奨します。
・全てのイベントストーリー、ラビチャ等を読んでいるわけではありません。理解が浅い部分や、解釈違いが怖い方も同様に読まれずにそっと閉じてください。
・悩んだんですが、呼称は主にキャラクター名で記載しています。苦手な方はご注意ください。また、声優さんのお名前は敬称を略させていただいております。
・基本全キャラクター箱推しですが、強いていうならMEZZO”と二階堂大和推しかもしれません(かもしれないってなんだ)。
・長いです。

note初投稿ですので、色々とお見苦しい点がございますがお手柔らかにお願いします。
少しでも楽しく読んでいただけたら嬉しいです!

今回は『IDOLiSH7 LIVE BEYOND “Op.7”』の開催、本当におめでとうございました!!!


◇OP

壮大な自然の映像と共にメンバーカラーのリボンが集まる演出。
楽曲のアレンジもカッコ良くて素敵でした!
深く捉えすぎかもしれませんが、ナナライが開催できない期間も彼らが近くにいたような気持ちにさせる、そんな映像でまだ開始数分なのにグッときて泣きそうになりました。
一曲目への繋がりがとにかく秀逸でしたよね!
だからこの映像だったのか! みたいな。

◇1.DiSCOVER THE FUTURE

本来はイントロが存在しない楽曲ですが、間奏の入りやアウトロの入りで使われている特徴的なギターの音とともに緞帳が開いて、朗々と響く陸の歌声……。
鳥肌総立ちでした。
個人的に一曲目はこの曲だったらいいな〜と妄想していたわけですが、いざ始まると妄想を上回る雄大さ・壮大さ・大スペクタクル……。
そう、アイナナは宇宙だったんですよね。

『“Opus”は音楽そのもの(中略)そして“Op”にはこれから羽ばたいていくオープニングの意味も込めています(ライブ公式Twitter)』

なんて鮮やかな伏線の回収……!
「見つけにゆこう、キミと叶えたい煌めきがほら、待ってるから」と、陸の歌声に誘われて、私たちマネージャーたちの夢のような二時間が始まる。
何度考えても、これ以上ない完璧なライブの一曲目です。

アイナナのライブでは毎回話題になりますが、声優さんそれぞれへのビジュアルへのこだわりもとても良かったです。
キャラクターの髪色にしっかり合わせた方、メッシュで再現した方、体型やBMIがとにかく本物な方、メガネの再現度が高い方……。
増田俊樹のビジュアルに殺されるかと思いました。(睫毛のシーンはリピートが止まらなかったです)
とにかく衣装も美しくて、三次元に起こすとこんな感じなのか! と感動しきりでした。
頼むから衣装本出してくれよな! マネージャーとの約束だぞ!

◇2.RESTART POiNTER

これで泣かないマネージャーいんの?
何がすごいってこれ、DAY1ではセンターが一織に交代した曲『Perfection Gimmick』を披露して、DAY2では再び陸にセンターが戻った『RESTART POiNTER』の披露なわけですよ!
なんてこった、文豪・都志見文太を浴びるとライブもこんなにストーリー性が溢れるエモい構成になってしまうのか……。
あと、この曲ってライブの終盤に披露されてもおかしくないような、存在感のある言わば代表曲(主観です)だと思うんです。
でも、それを「披露しない日」を作れるくらい、今のIDOLiSH7は楽曲が充実してるのかと思うと7年という歳月と積み重ねにまた涙があふれるわけですよ。

Aメロでは陸が一人前に出てソロを歌っていましたが、そのダンスに合わせて後ろでぴょこぴょこ踊ってるMEZZO”がとっても可愛いかったです。
二番以降それぞれが花道に立ってからはカメラの抜き方も良くって、それぞれのキャラクター性がよく出てましたよね。
みんなが歌っている後ろで跳ねながらクルクルと回る陸が、歌って踊るこの瞬間の全てが「楽しくて仕方ない!」って感じで、愛おしくて仕方なかったです。

ところで、ラスサビ前の一織と陸の絡みはなんですか? 可愛すぎて軽率にリピートしては何度でも死ねるんですが。
陸の絡みに気を取られた一織が焦り気味に(一見するとあくまでクールではある)走って、結局歌の入りに遅れちゃうのホントに微笑ましかったです。
3期第2クールに立ち向かう勇気が出たよ、ありがとう……(白目)

◇MC①

i7感満載でとにかく微笑ましかったです!
触れたい小ネタ(?)が多すぎるし、わちゃわちゃ感がホントにi7ですよね。

個人的に好きなシーンですが、
・三月の「明日も明後日も俺たちはずっと繋がってるから!」というセリフ
・メガネといえばの定番ボケをしっかりかます和泉兄弟(一織もちょっとニヤニヤしてた!)とたじたじな大和さん
・衣装のストーンを落とした陸に間髪入れずに飛ぶ、そーちゃんの御曹司ジョーク
の、3本です。お笑いライブかなってくらい面白くて、どの瞬間を切り取っても最高でしたね。

言わずもがなでOFFモード楽屋裏の一織をリークしたい環VSそんなことは絶対にさせない一織の争いも可愛かったですし、追いかけっこする2人に巻き込まれた大和の「おおう……」という完全に素の呟きも最高でした。

◇3.Boys &Girls

元気いっぱいなMCを引き継いだ一発目の曲はLIVE初披露となる、MCに負けず劣らずIDOLiSH7感満載のPOPでハッピーな、思わず「そうそう、これこれ!」と言いたくなるような曲です。初期の頃のキラキラ元気なアイドルソングを彷彿とさせますが、でも歌詞自体はきちんと7年分の禍福を積み重ねているわけです。ありがとう、スガ・シ○オ、とびきり彼らの解像度が高えよ……。

衣装はDTFのままですが、シンプルな白を生かしたカラフルな背景と演出が、この曲の明るさやエネルギッシュさをより引き立たせてい多様に思います!
2〜4部あたり(あれ?ほとんどだな?)の苦しかった時期のi7メンバーに聴いて欲しい曲上位なんですが、特に環の言い聞かせるような「笑えなくたっていい!」がグッときます。
そうだよね、笑えなくなるくらい傷ついたり失敗したり、努力しても望んでも届かなかったりすることを経験したから知っていて、それを受け入れて乗り越えて来たんだもんね。
「それでもいい!」とハッキリ言い切って、心のままに先を「目指そう」と誘うこの歌は、私たちやi7メンバーにとって少しでも前を向くための、励ましのような“予感”の歌だと思いました。

やれそうな気がするそーちゃんがとっても可愛くてテレビの前で照れちゃったし、DAY1のMC聴いてからクラップパートではナギしか見れません。

◇4.Dancing∞BEAT‼︎

みんな大好きトロッコの出番だよ!
この曲で会場の熱にもう一段階ギアがかかって、配信を見ていてもとてもアツくなりました。
とびきりに明るくてギラッギラなアイドルソングなんですが、くどくならずに爽やかさを表現できるのはこのグループのすごいところだと思います。
声を出せないマネージャーたちがそれでも想いが伝わるように必死にサイリウムを振っている様子が、切ないけれどとても暖かくて美しかったですし、しっかりと思い思いの表情でそれに応えるメンバーたちにも思わず涙腺が緩みました。
三月のファンサがとにかく凄かったですね!
自分への愛もメンバーへの愛も、一つ残らず何倍にもして返してやろう! というプロ意識が画面の向こうからビリビリと伝わってきました。

恐らくソーシャルディスタンスで演者同士もなるべく距離を取るような指導があったと思うんですが、それを踏まえても全体的に距離の近い七瀬陸が最高に可愛くないですか?
近寄ってきた陸を目線だけでチラッと見やる一織との関係性がいいですよね。

環の「この後はそーちゃんのソロだ」が最高に環で、全私が泣きました。
「ふと隣見ると仲間がいるんだ」とi7メンバーだけでなくマネージャーたちも入れてくれるそーちゃんが最高に愛ですね。
「Be there!」の拳を突き上げる振りは、結構なメンバーが一緒にやっていて微笑ましかったです。
ラストの「僕らは無限のDreamer‼︎」の陸ソロで、すっと陸の方を見守る一織にフラウェコンビの絆を感じられて胸が熱くなる光景でした。

◇5.THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!

メドレー形式の盛り上がりに心臓がばっくんばっくんして、「ああ今日が命日なのか……」とぼんやり悟りました。
この曲が新譜としてリリースされたとき、なんだか形容し難い嬉しさがあってじんわり胸が熱くなったんですよ。
こんなに激しい曲ですが、激烈に熱くなるんじゃなくて「じんわり」と。身体の芯から暖まる感覚なんですが共感してくれる方います?
ライブがとにかく似合う曲なので、ライブが無事開催されてこの曲が歌われて良かったなと心から思います。

Aメロではトロッコ同士の絡みが可愛かったですね。
陸のソロから始まるAメロで、ピタゴラ組のトロッコがフラウェ組に向けて後ろから手をキラキラさせていてキュンとしました。かわい〜!
そんでもって! 七瀬陸にファンサをさせられている一織が解釈一致すぎて素晴らしかったです。
確かに一織は誰か個人に向けたファンサをするイメージはなくて、ましてや指差しなんてしなさそうだなって思ってたので、七瀬陸のしつこさに負けて「はいはい」ってあまり乗り気ではない感じのファンサに画面前で拍手してしまいました。
危ない、私が和泉一織担だったら膝から崩れ落ちてるところです。
人のうちわも見逃さない陸、動体視力鬼良いですよね。

ちなみにお伺いしたいんですが、「君だから!」で指差しもらった各マネージャーたちって生きてます? 大丈夫?

◇6.PARTY TIME TOGETHER(Winter Remix)

流れた瞬間にリビングで悲鳴を上げて、飼い猫たちをビビらせたのはこの私です。
これは! 伝説の! 神Remix!!!
まさか年末の興奮を再び味わえると思っていなかったので、感動の再会に冗談ではなく手が震えました。
語るとこれだけで1万字超えてしまうので何も言いませんが、雪にはしゃぐ子どもみたいに曲全体が少し幼く聴こえてとっても可愛いですよね。最高。
お願いします運営様、どうかこのRemixバージョンの音源を配信してください……。

そういえば、ちょっと1つだけいいですか?
「そのスイッチちょっと押させて」で必ず私の端末の映像ちょっとバグるんですがあれ皆さんもそうなってます?
どの端末で見てもそうなるので、もはやそういう仕様だったのかと思ってるんですが、七瀬陸は一体なんのスイッチ押したの……? セロトニン分泌スイッチ? 全人類が七瀬陸の虜になるスイッチ?

顔を見合わせながらトロッコを降りてくる和泉兄弟にほっこりして、環のソロでみんながバタバタしてる姿にきゅんとして目の前の光景を理解するのに忙しかったです。
え? 本当に全員揃って歌ったのがDAY1からなの? リハからみんなで合わせてこうしてたわけじゃなく?
トドメと言わんばかりにバタバタ走り回る環を、呆れながらでも微笑んで見守ってる一織という図で完全に情緒をぶっ壊されたわけですよ。高校生組、尊い……(合掌)。もっとやって。
そーちゃんの猫ちゃんにもやられて、まだ6曲目にしてすでに瀕死です。
DAY1では「NATSU☆しようぜ!」で真夏の曲を、DAY2では「Winter remix」という真冬の曲を持ってくるという、やはり構成が素晴らしいですよね。

◇7.ハツコイリズム

温度差で風邪引くど。
今アニメと配信ストーリを1期(1部)から見直している最中なので、このバラードソングをしっとりと歌い上げられるようになったi7の表現力に感激必至でした。
私の世代(アラサー)で言えば、初恋泥棒といえば某土井先生なわけですが、これはハツコイ泥棒にi7たちが名を連ねてもおかしくないところまで来てますね。

ゲーム配信ストーリー4部のキービジュアルを彷彿とさせるセットや、ARの演出のセンスが光る一曲でした。
メンバーたちが立っている建物の街明かりが、少しずつ増える演出が粋!
2サビでバックの映像に入るゴーストが七色でとても綺麗でした。
(ゴーストはカメラなどで強い光がレンズ内で反射することで発生する光の輪のような現象です)

◇8.THE POLiCY

幕間から続くARやライティング、映像などの演出がとにかく凝っていて、今は歌以外の表現にこんなに幅があるのかと感動しました。
キャラ立ち絵からメンバーに切り替わる所とか、ソロに合わせてメンバーが現れたり隠れたりする映像効果がとにかく凄すぎて、次元を見失うような没入感にクラクラします。

衣装も含めて、EDMっぽい曲調など良い意味でIDOLiSH7らしくない曲だと感じました。
大人っぽくて、少し精悍で、でも歌詞は「ナナツイロ」の時と同じで一貫していて、特別じゃない私たちの毎日の隣にそっと寄り添ってくれるようなそんな歌です。
背中を押すような力強さではなく、暖かい手が背中に7つ分添えられている気持ちで画面を見つめていました。

Cメロは2人ずつ歌唱するパートに合わせて、ステージにも2人ずつメンバーが現れる仕様でしたが、MEZZO”が現れたときにはすでにお互い向き合っていて、ライトが当たる前からそうしていたのかなと思うとなんだか胸がとても熱くなります。


◇MC②

通常MCパートって、キャストも観客も一息つけるものだと思うんですがなぜかそうはいかないのがこのLIVEの恐ろしいところでしてね。
会場にいるマネージャーたちよく黙ったまま大人しくしていられますよね。
大丈夫? 噛み締めすぎて歯欠けたり唇から血出たりしませんでした?

ダイジェスト三選
・衣装大人すぎて困っちゃうし、我々はそんな七瀬陸が可愛すぎて困っちゃう。
・ナギ「皆さんリズム感いいですね」 陸「すごいよね!」
・センターステージまで走っていく環、マジでテンション上がったドックランの犬(男子高校生の姿)

まず一つ言うならば、多分会場にいるマネージャーの大多数はリズムゲーマーだということをメンバーの皆さんにもまず一度思い出していただきたい。
ストーリーに厚みがありすぎて忘れがちですが、App Storeにはね、書いてあるんすよ。「本格リズムゲームが登場!」って。カテゴリに「ミュージック」って。

DAY1ではなかったコール&レスポンスのサプライズがとても嬉しかったですよね!
スタンドって言葉が出てきてたのにも関わらず「ななめ」と名付ける環とそれを採用する陸とか、配信もきっちり呼んでくれてかつ独特の名前をつけようと試みてくれることとか。
個人的にそーちゃんの「WiFi〜」が好きだったんですが、「いや、WiFiとは限らないから」というどこに配慮してんだかよくわからないツッコミもまた同じくらい好きです。


◇9.NAGISA Night Temperature

この曲はとにかく可愛すぎる……。
可愛くてちょっと情けないかと思いきやあざとさがある、とってもキラキラなアイドルソングでIDOLiSH7がアイドルしてるなぁって雰囲気満載の曲です。

私もこの曲が大好きだし、この曲を魅力的に思っているマネージャーたちは多いと思うので、陸が「残りこれだけでいい」くらいこの曲を好きと言ってくれたのが嬉しかったんです〜!
歌い始めた陸の顔見たらもうきらっきらで、本当にこの曲が好きなんだなと笑っちゃいました。
それぞれの魅力溢れる曲ですが、三月の「みんな嘘をごめん」がもう可愛すぎて……。
「ごめん」じゃなくて「ごめぇんっ」だったし、絶対ハートついてた……。もう逆に許せねえよ……。
普段は男気溢れる三月が、あざとさ全開だったことに不意を突かれて心臓が変な音を立てたと思ったら、今度は弟が仕留めに来るんすよ。
知ってたけど! 「指先接近」絶対に色っぽいと思ってたけど案の定、というかそれ以上の……!
和泉一織くんが、とってもえっちでした。現場からは以上です。
「やっぱ無理だ」でジタバタするそーちゃんも最高すぎて心臓が本当に痛くて………。
かと思えば環の「格好つかない あなたの前」は少し切なげでそのギャップと表現力に呼吸がおかしくなったのは私だけではないはず。
そして、トドメの七瀬陸。
「今気付かれたい熱視線」でのウインクは確実に配信勢の息の根を止めたに違いありません。R.I.P.


◇10.未来絵

爽やかポップスの権化〜!
MEZZO”らしく爽やかな要素は残しつつも、以前よりも伴奏にバンド感が強く出ていたり、リズム隊の音が目立っていたり。MEZZO”の進化を感じる1曲で、これを生で聴けるなんて最高級の幸せですね。
環とそーちゃんの関係性を表すような曲調と歌詞で、「一緒に行こう」のフレーズは様々なことを2人で乗り越えたという距離感が現れていて、とってもめっぞめぞでした。

あの距離感で見つめられながら歌聴いた人、無事ですか?
 私ならその後の社会活動に大きな影響が出ていること確実なので、本当に配信勢で良かったなと自分を落ち着けました。


◇11.Forever Note

MEZZO”担〜〜〜!!! 生きてるか〜〜〜!!!
まさか! 2曲歌ってくれると思ってないから!!! 正直この曲は来るかなって思ってたけど!!!!!

「なんか出そう」なエフェクトが似合うゴリゴリにロックなナンバーで、きっとMEZZO”担じゃなくても彼らの背景を知っている人なら、今ここでこの瞬間、2人がこの曲を向かい合って歌っていることにグッとこない人なんていないんじゃないかというくらい物語の詰まった名曲です。
生でハモっていることが、こんなにも尊い……。
「1人じゃないんだよ」から「世界は自分次第で変わる」をというフレーズを、マイクを握る手に力を込めて歌う環に、それを優しい御尊顔で聴くそーちゃん……。
何度目かも分からない涙がボロボロ溢れて、「そうだった、アイナナってライブでも平気で心を抉ってくるようなことをするコンテンツだった」と思い出しました。こえーコンテンツだよ、ほんと。

振りがついていると思わなかったので、格好良さと可愛さが入り混じってもう情緒が限界。
2人とも体のラインの魅せ方がとても上手いなと感じましたし、踊りをピタッと止める環とか解釈一致でしたね。


◇12.解決ミステリー

「次はこっちだよ〜!」から始まるユニット曲とか可愛すぎません???
え、は? なに……? こっちはさっきのMEZZO”で情緒のネジがおかしくなってんのよ。
そこにド直球の「かわいい」を投げ込まれたらどうなっちゃうかなんて予想つくじゃないですか、なんてことしてくれるのかな七瀬陸
初見はその一言に全部持っていかれて、細かいディティール一切覚えてなかったです。
何度観返しても正直「かわいい」以外の感想があまり浮かばないんですが、ずっと元気に楽しそうに動いて歌う陸が、もうとにかく七瀬陸全開で、作中で繰り返し「応援したくなる」「訴求力」を取り沙汰されている彼の夢中にさせる力を改めて目の当たりにしたなぁと怖くもありますよね。
歌うことを忘れたことも「楽しい」をその身で体現している七瀬陸劇場に引き込まれていく要素になって、ふわふわした気持ちになって……。
すごいアイドルを観たなという気持ちでいっぱいになりました。
陸のタレント性を見つけた一織もきっとこんな気持ちだったんだろうな。
その一織も、曲(役)に合わせた歌い方をしていて、表現力の幅がとにかく広がったなとしみじみ思いました(誰? マネージャー目線なんだ、許せ)。
いつもより気怠げで、少し鼻に掛けたような格好良さがあって……。

ファンサを次々解決していくところも良かったですが、それぞれが曲に合わせた動きややり取りをしているのがとにかく可愛かったです。
DAY1では「バレないように後をつけて」のパートで早々にバレてましたが(一織が尾行する仕草をしたけれど陸は特に歌詞に合わせた動きをしていなかったのか、早々に振り返ってた)、DAY2はくだんのパートになると陸がサッと一織に背を向け、それを一織が尾行するけれどバレてしまい「やれやれ」と戻っていく小芝居が追加されていました。
DAY1終了後に打ち合わせしたのかな? と思うととても微笑ましいですし、ライブのエンタメ性ってこうして完成されていくのだという、良いものを見せてもらった感覚が大きかったです。

ところで、「満月の夜 切り裂くように吠えろ」の振りは何ですか?????
和泉一織が自分で考えてつけた振りってこと?
個人的な解釈ですが、言われたことや決まった振りはパーフェクトに、ファンが求めるようにこなすけれど+αのアレンジは苦手(というか敢えてすることはない)イメージだったんです。
こんな風なアレンジもできるんだなと思うと和泉一織の伸び代に益々期待が高まりますね。
切り裂くところでピアノのグリッサンドに合わせて振り上げられた脚が、最高に長かったです。
足癖悪いパーフェクト高校生、最高。(遺言)


◇13.My Friend

あのー、ちょっと涙であんまり映像見えてないというか、バックの映像も相まって今年イチ泣きました。(まだ年明けてひと月ですが、もうNo. 1はおよそ覆らないと思う)
歌うときに2人の方を見つめるナギのお顔が本当に優しくて、ピタゴラメンバーやi7メンバーへの愛をひしひしと感じました。
配役の妙を感じるパートの振り分けも、よりこの曲の魅力をグッと底上げしていますよね!
この歌詞をこのメンバーが歌うからこそ説得力があったり、心に訴えかけてきたり……。
今後ゲーム本編でどれだけ話が進んでも、3人の友情や絆がより育まれ、大切にされていくことを祈ってしまうような曲だったと思います。

ここに来て少しメタいですが、三者三様な座り方がそれぞれのキャラクター性をよく表していてなと別のところでも感激しました。
三月の座り方が3人の中の誰よりも男らしく、上品ではない座り方なのが彼の内面の男気をよく表していたように感じます。
あと、ナギを見て「脚長っ!」と思ったあたりで少し涙が引っ込んで冷静になりました。


◇14.Everything is up to us

多分、アルバムを聴いた際に誰しもが感じたことだと思いますが、i7はついにこんな曲を歌うようになったのかと鳥肌が立ちました。
今までの曲が例えば朝や昼間の日差しの下で露がやガラスやシャボン玉のなどのようなものがプリズムのようにキラキラ輝いている曲だとしたら、この曲は暗転した夜の暗闇の中、星や街明かりなど儚いけれど圧倒的な存在感のあるキラキラなんですよね。
今までの曲とは違う壮大さや雄大さがあって、それを真っ直ぐ前を向きながら余計な演出なく、誤魔化さずに歌い切るi7メンバーたちにとにかく鳥肌が立って、なんだか誇らしさすら感じました。
見てくれ、世界、i7はここで歌ってるぞ……!
ユニゾンがとにかくかっこいい!

ラスサビ前の一織のサービスショットはありがとうございました。


◇15.Sakura Message

ピアノと弦楽器のセプテットから始まるサクラメ……。
この曲においてこれ以上にない理想のイントロ過ぎますし、後の桜春樹の追悼曲と同様に、音楽を愛し音楽に愛された桜春樹への次元を超えたリスペクトを感じました。この人がいたからこそ、アイナナの物語は始まって、広がっていったんだと思うと筆舌に尽くし難いくらいの感謝でいっぱいになります。

現実感を見失いがちなこのライブですが、この曲でも映像とのシンクロ率が高くて現実感がまるでなかったですね。
手の角度すら映像とシンクロするって、どれだけ研究したらそうなるの……?
ともすればチープになりがちなARの演出も、とっても綺麗したね。
ラストでは桜の木が生えてきたので、アリーナの人たちはステージが観えないんじゃないかと一瞬心配したんですが、そういえばARでした。生えてないわ。
桜をバックに歌う2番が最高に儚くてi7って感じでした。
全体的にみんなの声が甘くて柔らかい曲ですが、特に三月の声が優しくて曲の切なさが伝わってきましたね。

◇16.Mr.AFFECTiON

いや、だから温度差で風邪引くって。
映像も寒々しいし、なんならマネージャーは何人か氷漬けにされてましたけど大丈夫です?
イントロの段階からレーザーやARの映像効果がすごくて、MVにそのまま入り込んだような世界観でした。
配信だと分かりづらかったですが、Aメロのソロを歌って光に包まれてキラキラ消えていくというPVの演出がARで再現されていて、映像班のこだわりを見た気がします。

さあさあ、座り方最強選手権開催しますよ! 優勝者は誰ですか!?
座っても異常に姿勢のいい一織ですか? 後ろに肘ついて脚余らせてるナギですか? 意外にもちょっとお行儀の悪い座り方をしている陸ですか?
各々に優勝者がいると思いますが、個人的には雄みの強過ぎる陸が最強だなと思ってます。
自分の魅せ方をよくわかっているなというのがこのライブにおいての七瀬陸の総評なんですが、それにしても何度この人の新しい面を見つけさせられるんだ……。
「暴れ出すモンスター」からのウィンクで何人負傷者出たの? これは暴れ出してるわ、確実に。

個人的に一織と環の横顔の造形が美し過ぎると思っているので、その2人を横向きに配置してくれてありがとうございました。
すみません、この曲は完全にビジュアルに目と心を奪われていて歌に関しての感想が少なめですね。


◇17.Viva Fantastic Life‼︎!!!!!

この曲も大好きなんです!!!
DAY1披露の、もはや今となっては懐かしいくらいMVが迷走していた「MEMORiES MELODiES」も大好きですが、この曲のイントロが鳴った瞬間喜びのあまり全身の血液が沸騰しましたね。
この曲が好きな理由? MEZZO”がえっちで格好いいからだよ!!!
正直期間中DAY2を数なくとも5回はリピートして観たんですが、この曲に関しては好きすぎる故に毎回見終わると記憶失ってるので、何度でも新鮮な気持ちで楽しく狂ってました。もしかしてなんか変な脳汁出てます?

赤いライトにこんなに興奮するのって闘牛か我々マネージャーくらいなもんですよと思うくらい、テンションぶち上がって興奮するナンバーでした。
それぞれのいいところが全部詰まってるような曲ですが、七瀬陸の安定感が圧倒的で驚きます。
あれだけ動いていてブレないし根本的にリズム感がいいですよね。音がよくハマっていて、聴いていて気持ちが良い!
一織は全体を通して歌詞に合わせた動きが上手だなと思っていて、「子ども 大人 それもなんか違うね」の振りが可愛かったです。

MEZZO”の振りを考えた人は天才だと思います。なんですか、そーちゃんソロで、そーちゃんの腕の動きに合わせて立ったり座ったりする環って。
どんな創作かと思うくらいオタクをピンポイントで確実に殺しに来てますよね。
そこからの環のソロ。静からの動。完璧すぎる。
環は一番の「生きとし生けるもの全て来いよォ!」がマジで万物を歓迎している感強くて最高でした。
音源にはないですが、どなたかオク下で歌ってましたよね? ナギか環?
曲全体に厚みが出ていて最高のアレンジだと思います。


◇18.ナナツイロREALiZE

とにかくカメラワークが光る曲、という印象です。
私は趣味で写真をやっているんですが、カメラって結構「こういうストーリーが撮りたい!」っていう明確なイメージが大切だと思ってるんですが、この曲はそのストーリー性が伝わってくる最高のナンバーでした。
Aメロで順番にそれぞれらしくカメラにアピールをし、「気づけば一緒に立ってる」でカメラが引き7人が横に並び、その周りに虹色の客席が映る……。
ファンであり、同時にマネージャーで彼らの同士でもある私たちへの、最大級の愛情表現だったように思います。
こんなに愛情深いコンテンツに触れて、7年間も好きでいられるなんて、自分たちの幸運さが誇らしいですよね。
「消えない虹なんだ」で陸の指先の軌跡を辿ってから、客席を幸せそうに見つめる陸のバックに映るペンライトでできた七色の海……。
目に焼き付けておきたい景色って、こんな風に愛から生まれていくんだなと感慨深かったです。
全体的に引きの映像が多くて、観客やユニット、キャラクター、7人への「愛」をひしひしと感じる素敵な演出になっていたと思います。配信で観られてよかったです。

「自然とそこにいる」のユニゾン、DAY1は2人それぞれが腕組みの決めポーズをとっていましたが、DAY2では近づいてきた陸の腰に一織がゆっくりと手を回していて、なんだかそれがとてもグッときました。
顔見合わせて微笑みながら離れていく姿に2人の言葉にならない、信頼以上の関係性を感じました。


◇MC③

・水飲みの順番を大人しく待つ和泉一織
・「陸のリーク」「(ミスアフェの演出で)エアコンの温度上げちゃったんじゃない?」などの小ボケをことごとく無視される最年長
・ファンサのこと解決ミステリーって呼ぶのやめな

の3本です。

どの瞬間を切り取っても面白いっていう、もうアイドルなのか声優なのか芸人なのかよく分かんなくなって段々混乱してきますね。
それぞれが持ってくるリークもとても面白かったです。
好きな瞬間はたくさんあるんですが、MCパートで環が何か言うたびにそーちゃんが細かく相槌を打つ様子が、2人の日頃の関係性が見えるようでとても嬉しかったです。(声優さん本来のパーソナリティーかもしれませんが、「そーちゃん」をそういうふうに解釈してらっしゃるのかな、と)


◇19.WiSH VOYAGE

陸の曲振りから広がっていく青空の壮大な演出に、何度となく立った鳥肌が蘇りました。
本当に家で観てて良かったです。多分我慢できずに声が漏れちゃうと思います。

本当に、たくさんのことを超えて彼らは今このステージに立っているんだなと、これまでの様々なことが頭によぎって、あたたかくて愛しくて、切なくて……。
観られてよかった、心の底からそう思える素敵なナンバーだったと思います。
本編ストーリーの中で、紡が楽にTRIGGERというグループをどう思うかと問われたときと全く同じことをIDOLiSH7に向けて思います。

『こんな素敵なものを見られた自分は幸運だったと誇りを持って言えるようになりました』(1部18章2話)

キラキラと光るペンライトの中で、それに負けずに圧倒的に輝く7人だけのステージを観ることができて本当に幸せでした。
もっともっと、次のステージもその先も、何度でも見守り続けたいグループだと思います。

曲が終わった去り際、ずっとずーっと「ありがとう」を言い続けている姿が三月そのものでした。
そういう人間性も含めて、三月は代永さん以外誰にもできない役だと思います。


◇E1.Everyday Yeah!

個人的にこの曲もi7史上上位に来るくらい好きな曲です。
寄り添うようだけれど壮大な景色を見せてくれる歌詞と、今風なシティポップみのある曲調が合っていていいですよね。
この曲のことだけでまた一万字くらい書けてしまうのでさて置いて、イントロで陸の登場を手で示すリーダーを見てやっぱりどのメンバーから見ても陸はステージ上では圧倒的なオーラがあるんだろうかと考えました。
陸が一歩一歩花道を進みながら朗々と歌う様子が、この曲の持つほんの少しの荘厳さとぴったり合っていてとても絵になる瞬間でした。
かと思えばピースサインと笑顔がとても愛しくて、陸の百面相のような表情の変化はすごいなと感動します。

個人的にサビ前の一織の「夜空の果て」の声の伸ばし方が大好きなんです!
基本一織って「お利口」な歌い方というか、喉の柔らかいところを開いて息を混ぜて歌うような、大人っぽくて少し甘い表現が多いと思っていたんですが、この曲のこのパートは違うんですよ!
「狭い駅前」の出だしから少しずつクレッシェンドして、伸ばしたところからさらにダメ押しで強くがなるように伸ばす……。
表現の幅がえげつないです。

ラスサビに向けて、会場内に散っていたメンバーがぴょこぴょこと小走りでメインステージに集まっていく様子が愛らしかったです。
陸の「明日もまたいいことがありますように」はもう伝説ですよね。
何度ここの部分を寝る前に聞いたか分からないくらい、この言葉に包まれて1日を終えたら次の日も頑張れるかもしれないと、確かに背中を押してもらえる一言でした。
お願いだから公式は円盤前にこの曲のライブバージョンを配信してください! 
有料でも買うくらい、この曲のやさしさに包まれて眠りにつきたいです。

余談ですが、トロッコで会場を回りながら、どんどん優しいまろやかなお顔になっていく江口さんが素敵でした。


◇E2.WONDER RiGHT

未発表曲をライブで最速披露ってもうアーティストじゃないすか!?
「マロウブルー」が来たりするのかな? と思ったりもしたんですが、それ以上のサプライズでしたね!
今までにないリズムや曲調で、歌自体の難易度もググッと上がってたように感じたんですが、それを感じさせないくらい軽やかに歌っていてビックリしました。(個人的にAy○seさんはボカ□P出身なので、難しいリズムやメロディーラインの曲を作るイメージがあります)
チラッと映ったMVのテーマが夜の遊園地で、楽しいはずのライトの中に一人ぼっちで座り込む陸が印象的でした。
IDOLiSH7は『儚い』という言葉がよく似合うグループだと思っているので(偏見)、どこか物悲しい雰囲気のあるこの曲の完成がとっても楽しみですね!
アニメ三期第二クールも楽しみというか、ついにやって来るというか……、いや、確実に楽しみではあるんですけど心を抉り取られる毎日が始まるかと思うと……。みんな、頑張ろうね……。


◇E3.MONSTER GENERATiON

モンジェネってこんなにグッとくるんだなあ、というくらい噛み締めて聴いたモンジェネだったと思います。
7年前、ゲームの中で初めてこの楽曲に出会ったとき、ゲームの背景で流れる映像観て「そこはかとなく、ほんのりちょっとダサいな」と思ったことを覚えてます。(失礼)
そこか少しずつプレイヤー人口が広がって、映像がどんどん凝ったものになっていってイベントが増えてアニメ化が決まり、ナナライが開催されて、単独でのライブが開催されて……。
とっても大きくなったね、とっても頑張ったんだもんねと、本当に自分が手塩にかけて育てたアイドルが目の前にいるような感覚になった方は少なくないはず。
メンバーみんなが本当に楽しそうで、この瞬間が愛おしそうで、何度も何度も思いましたが改めて「アイナナを、IDOLiSH7を大好きになってよかったなあ」と心の奥底からそう思います。

陸の「未来はこの手の中に」の力強い歌声と、ぎゅっと握られた拳を見て、身体の芯がぐわっと熱くなりました。
今この瞬間、大変なことはたくさんあるし、やるせなくてため息ばかりの日もそりゃあるけれど、でも陸が「未来はこの手の中に」って言うならそうなのかも、大丈夫なのかもってなんだか俄然無敵な気になれるような、力強いアンコールでした。

今日から『ナナツイロ』同様にモンジェネを聴くと空耳で空砲が聴こえてくる日々が始まりましたね!


◇声優さんの挨拶に寄せて

こんなにも愛に溢れたプロフェッショナルたちが、作品や関係者を愛し、ファンを愛し、何よりキャラクターを愛して演じてくださるような作品に出会えたことは、間違い無く私の人生史で幸せだったことの1つに入るはずです。
先日お友達と話している中で、「作品とそれを生み出す方の人間性は別物で、同一視される必要はない(作品を好きでいる・いないに必要な要素ではない)」という話になったんですが、それでも演じてくれたのがこの方々で良かったと心の底から思います。

キャラクターを極限まで追求して、夢を見させ続けてくれるだーます。事前準備のストイックさも含め、当日も完璧に和泉一織でいてくださってありがとうございました。

シンクロ率高すぎてキャラを意識して行動してくださってるのか、はたまた素の白井悠介なのかわかんないしらいむ。リラックス具合といじられ具合が大和さんそのもので癒されながら、ふとした仕草にきゅんとして始めた頃は大和さん単推しだったことを思い出しました。

優しくて、朗らかで、快活で、よく気が回ってそのお人柄を持って全力で和泉三月を体現している代永さん。ただのユーザーですが、「もう謝らないでいいんだよ」と何度でも伝えたいです。

飾らない雰囲気が環そのものなけんぬ。MEZZO”の絡みが本当に可愛くて幸せでした。ご本人の話にもありましたが、本当に作品ごと愛してるんだなって感じられて嬉しかったです。ちなみにDAY1の「いぇっ!」はまあまあな音量で聞こえてたし、私はけんぬのウインクの虜です。

良い意味でそーちゃんと真逆な阿部さん。真逆だからこそ、そーちゃんという人物像を分析してロジカルに理解して演じてらっしゃることが伝わって、ますます阿部さんが演じるそーちゃんが好きになりました。

ナギとは真逆かもしれないけれど、たくさんの役柄や作品に関わる中でもアイナナのメンバーを大切にしてくださってるところがそのままナギなえぐ。「Are You Happy?」がまた聞けて本当に幸せでした。「消えない虹なんだ」という表現に触れてくださったこともですが、ご挨拶の中で仰ってた「人生の時間をいただいて」という言葉は一部でナギが天に言われた言葉だったので、作品の中での印象的なセリフが声優さんの中にも残っていったのかなと思うと嬉しかったです。

ステージが楽しくて仕方ない! と言わんばかりにずーっとキラキラと輝いていた賢章さん。画面に映るたび目がそらせなくて、七瀬陸の訴求力を全身で感じたライブでした。しっかりと正しくルールやマナーを守った観客を褒めてくださったことも、このライブに関わる全ての選択を「正しい」と仰ってくださったことも、このままならない世界の中で生きづらさを感じていた大勢の心を救ってくださったと思います。

物語やコンテンツである以上、いつかその日が来るのかもしれませんが、それまで一生信じてついて駆けていきたいですよね。

疲れてるだろうにカーテンコールでは走って回って挨拶をしてくださって、隅々まで見つめる瞳がとても優しくて、本当に愛だなあと思いながら画面の向こうから少し羨ましくも感じながら観ていました。
「よく見えるよ」「気をつけて帰れよ」「また会おうね」「しっかり目に焼きつけたよ」7人の発する一言一言が、ずっと観ている我々のことを考えて、気遣ってくれていて片時も、誰も置いていかない愛が心地よかったです。

◇まとめ

全方向にどれだけ感謝しても感謝しきれないくらい、かけがえのないライブでした。
ライブやコンテンツ、作品を作り上げてくださったスタッフさんも、演じてくださる声優さんも、マナーをしっかり守って現場参戦してくださったマネージャーさんも、本当に色々な方が努力してくださったからこその2日間だったと思います。


『隕石が落ちて世界が絶望している時にも、笑って歌うのがボクらの仕事」(2部5章2話)

天の言葉の通り、世界が絶望している中で開催されたライブです。

ライブの開催を知った時飛び上がるほど嬉しくて本当は現地参戦したかったんですが、どんなに対策しても仕事柄まだ大勢集まるところへ行くリスクと私の個人的な楽しみを天秤に掛けたとき、どうしてもリスクを取ることはできず泣く泣く抽選に参加することすらも諦めました。
不要不急だなんて思ってないのに、それを選べないことが本当に悲しくていい大人なのに気持ちが切り替えられないくらいショックでした。
配信を観ることも初めは少し辛かったけど、DAY1のときに阿部さんや賢章さんが「来ることを選ばなかったマネージャー」たちのことも肯定して、決して間違ってないよと言ってくださって、本当に心が救われました。
阿部さんの言葉が一人歩きしたという話はTwitterで拝見したのですが、私は「不要不急じゃないから、来なくったってそう思ってるってことにはならないよ」って言ってくださったように感じて、私のように「誰か」のために自分の「行きたい」を犠牲にしなければいけない人たちを励ましてくれたように感じています。

現場でのマナーが守れずにいたマネージャーさんの話も同じくTwitterで拝見しましたが、それに関してはその人たちがしっかり反省すべきところとして、でも多くの方が作品が悪く言われないように細心の注意を払って現場に行ってくださったと思います。
演者さん達に褒められるくらい、本当は声を出したいところをグッと堪えられたり、気持ちが浮かれるライブという場面で前後の行動もきちんと自制するって簡単にできることではないと思うので、配信勢としてお家にいた身としては、作品を守るために行動してくださったマネージャーさん達にも感謝の気持ちでいっぱいです。

学ぶところの多いコンテンツですし、たくさんの言葉が元気や勇気をくれる作品です。
まだ辛い日々が続きそうですが、この楽しかった2日間を思い出して、頑張って一緒に乗り越えていきましょうね。
ここまで読んでくださったあなたにも感謝でいっぱいです。

いつの日かまた、アイナナのイベントであなたに会えますように。
読んでくださってありがとうございました。

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