遠くに行けない
夏休みが終わる。小学校は一昨日から2学期が始まり、幼稚園は明後日から。長かったような、過ぎてしまえば早かったような。
ここ数日、気分が下降気味だ。気圧のせいだったり、ホルモンバランスのせいだったりするのだろう。うつ病のせい、も多少あるかもしれないが。そんな時はできないことにばかりに目が向く。しんどいので、とにかく寝る。寝る。寝る…。
今年の夏は、暑さも相まって家に籠りがちだった。旅行も「どうしようか?」と言っている間に夏休みに突入し、結局遠出はしなかった。子どもたちが風邪をひきがちで、週1で小児科や耳鼻科に行っていたから、計画しなくて良かったのかもしれない。
うつ病のとき、外に行くことができなくなった。お風呂に入ることもできない。食べることもできず、体力はどんどん落ちて、横たわっていても動悸がするし、父の車で病院に行くことも大仕事だった。どうしても子どもの市の検診に行かなければならなかった時は、ずっと緊張してそわそわが止まらず、帰ってきてからつらさで大泣きした。
もともと、仕事が休みの日は出かけるより家に籠って休みたいタイプだった。それでも若い頃は、1人でも、彼氏とも、夫とも旅行したけれど、家に帰るとほっとする。
そんな気質に追い打ちをかけたのが、コロナ禍だったのでは、と思っている。下の子を妊娠中であったことも重なり、市内から殆ど出ることなく過ごした。たまにライブに行ったり、動物園に行ったりしたけれど、数えるほどだ。
そして最近気づいた。遠くに出かけたり、外食したりするのが、以前より苦手になったことを。1人で行くのはまだいいのだが、子どもたちを連れて行くとなるとまた難易度があがる。行きつけの美容院にいって、その周辺でぶらぶらしようかなーと思っても、すぐに帰りたくなる。よく知らない場所に人が沢山いるのが特に苦手。フードコートも落ち着かない。でも、地元のお祭りの人混みは大丈夫。
電車に乗るのも車の運転も好き。自分の空間が確保できていれば大丈夫なのだろうか。自分で自分のことがわからない。
涼しくなったらもう少し外に出ようと思って、ハライチのライブに申し込んだりしてみた。音楽ライブや観劇とか、色々行きたい気持ちはある。でも、なるべく近場がいいなあ。
(写真は近所の夏祭りに出かける前。今年は浴衣と甚平を作った。)
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