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もう1年①

一昨年から昨年にかけて、我が家はバタバタしていた。それは2021年の8月、義父が倒れたという連絡から始まった。玄関前を掃除していて脳出血を発症し、救急車で運ばれたという。

その頃、わたしは産後うつから回復しつつあり、実家から自分の家へ戻ったばかりだった。下の娘を出産してから7ヶ月余り、ようやく自力で生活する体力や意欲が戻ってきた矢先の連絡。

もちろん大変だったのは、1人息子の夫だった。というのも、義母は腰を痛めていて、生活の殆どを義父にやってもらっていたからだ。家の中は歩けるものの、外出となるとかなり困難であったから、入院の手続きやら必要なものを揃えたりをしなければならなかった。そしてその後、半身不随になってしまった父の施設を探すことも。幸い、義母のお世話は、近所の方がやってくださることになり、そこはひと安心であった。

近いとはいえない距離を、仕事の合間に行ったり来たりしている彼は、どんどん疲れていった。そしてわたしは、新しい生活に慣れていくのに必死であった。しかし、次の出来事はすぐそこまで迫っていた。続く。
(写真はちょうどその頃。姉が若干の距離をとって、末の妹のお守り。)

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