黄色いニット帽の秘密

「悪にまみれたナイフで、汚れなき弱者を傷つけないように、変わるんだよ。変わってくれ。」

おはようございます。

3年A組担任教員、柊一颯ことうねです。

今日は、「これからはキャラ経済になる」というテーマでお話しします。let's think


僕は、あるときから急に黄色いニット帽をかぶるようになりました。理由は、かっこいい人がかぶってたから。バイト先近くのショッピングモールを歩いていたら、キッズコーナーに一際かっこよく見えるパパがいたんです。明るい色のスキニーのジーパンに、白のワイシャツを合わせ、黄色いニット帽と黄色いコンバースを履いていました。超さわやかで、こんないい組み合わせがあるのかと思いました。


丁度その時、何か自分のキャラづくりをしたいと思っていたときでした。自分のキャラにできそうな何かを探し求めてショッピングモールを歩いていたんだ。黄色いものかオレンジ色の洋服でもなんでもいいから身に着けるものが欲しくて歩いてたんだ。そしたら、偶然、かっこよく黄色いものを身に着けている人を見つけてしまったもんだから、これしかないと思った。黄色いニット帽を見た時、「あれ被ってれば、金髪っぽくもなるんじゃね」って思った。ちょっと金髪にしてみたい気持ちがあったんだけど一歩を踏み出せるほどその気持ちは強くなくって、黄色いニット帽でちょうどよかった。


ほんで、なんで自分にキャラが欲しかったのかっていうのと、なんで黄色かオレンジのものが欲しかったのかっていうと、理由があって。これからの時代は、キャラ経済になると思った。テストで点数が取れるとか取れないとか、遅刻をするとかしないとか、そんなのこの先、どーでもよくなる。テストでいい点を取るんだったら取り続けなきゃいかないし、悪い点を取るんだったら悪い点を取り続けた方がいい。自分は、できるキャラで居続けるとこは、忍耐的にできないし、だったら、頭悪いキャラの方がいいと思ってる。今でこそ、普通にタレント活動しているにこるんも昔は、適当に「にこるんビーム」とか言ってるおバカキャラだった。キャラがあると何がいいかって、周りの人に必要とされやすくなる。おバカキャラだったら、クイズ最下位王決定戦に呼ばれやすくなる。これから、AIが主流になってくると思うけど、AIのキャラって、なんでも正確にやってくれるキャラで、生きてる人間はそのキャラの世界では、到底かなわないからこれから先、どんどん需要は、亡くなっていく。


遅刻も普通の日本人には、できないことで、遅刻も一種のキャラとなる。毎回、毎回、遅刻してくるやつの遅刻時間を図っていじるのも面白いと思う。みんなが時間までにそろって、時間通りに何かを始めるのは、すっごく大切なことだと思うけど、別に、時間道理に始めなきゃいけない会議とか、遊びとかには、参加したいとも思わないし、きっと面白くないんじゃないかなって思う。あいつは、いつも遅刻してきてて、だから今日もこの時間にいないのはいつも通りな雰囲気になれば、キャラは確立されたもどーぜん。つまり、何でもできちゃうAIが出てくるから、「何かできない」キャラを売りにしろってこと。


そんでそんで、なんで黄色いかオレンジ色のものが欲しかったかっていうと、色彩素材論という授業をとっていて、その授業で、色の与える影響って強いなって、色でかなり印象が変わってくることを知ったんだ。そんで、キャラもまずは、色づくりからやと思って、何色がいいのか考えた。それぞれの色が持つイメージを調べたんだ。赤は、いつも熱血。青は、さわやか、謙虚。黄色は、明るい、元気。オレンジは、温かい。紺は、まじめ。紫は、謎めいてる。みたいな感じ。で、色々調べていったらどっかの論文かブログか忘れたけど、黄色とオレンジは親しみやすい色なんだって。だから、黄色かオレンジを探した。


黄色いニットは大成功。うまくキャラが定着したなって感じ。生活も楽しくなったし。

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