オリジナルアルバムへのこだわり

僕が音楽を聴く上で最もこだわっていることは「オリジナルアルバムを通して聴くこと」です。

オリジナルアルバムこそ、そのミュージシャンを最も表すものだと思うんですよね。漫画で例えるなら、オリジナルアルバムが単行本。好きな漫画の単行本は全巻読むのノリで、僕は「好きなミュージシャンのオリジナルアルバムは全て聴く」をモットーにしています。

オリジナルアルバムは、寄せ集めのコンピレーションアルバムやベストアルバムとは決定的に違う何かがそこにはある。そのミュージシャンのその時代を写す鏡のようなものだと思うんですよね(しっくりくる表現が思いつかなかった🤔)

スピッツの草野マサムネさんはオリジナルアルバムに大きなこだわりがあるそうで、アルバムを紹介するときは必ず「スピッツの○○枚目のアルバム」と紹介している。コンピレーションの花鳥風月や色々衣とは明らかに違う位置に置いている。

僕は新しいミュージシャンを聴くとき、まずそのミュージシャンのディスコグラフィーを見て、オリジナルアルバムの枚数を調べる。そして「よーし、これを全部聴いてやるぞー!」と意気込む。大抵は全て聴くのに年単位がかかるのですが、全部聴いたときにそのミュージシャンの全体像が見えてくる感覚が堪らない。そのミュージシャンが辿ってきた歴史を全て体験できたような気持ちになる。

こういう聴き方をしているので、所謂「駄作」的なものにも愛着がわく。例えばクラッシュのラストアルバム「Cut the Clap」。ジョー・ストラマーの相棒、ミック・ジョーンズもおらず、クラッシュの鉄壁ドラマーのトッパー・ヒードンもいない。ポール・シムノンは居るけど存在感が殆どない。

ジョーが若いミュージシャンを迎え入れて作ったアルバムなんだけど、はっきり言って駄作(好きな方ごめんなさい)。ジョーが「あのアルバムはなかったことに」「あのアルバムに参加した若いやつらのことをよく考える。あいつらの人生が台無しになっていなければいいけど‥」と言うほどのアルバムである。今でこそサブスクでも聴けるけど、殆どクラッシュの公式ディスコグラフィーではなかったものになっているし、僕もあんまり聴かない。

でもこれが無くなったら無くなったで寂しい。なぜならさっきも書いたとおり、オリジナルアルバムはそのバンドの歴史そのものだからである。間違えて(そんな人はいないと思うけど)このアルバムからクラッシュを聴いてしまい、クラッシュが嫌いになったリスナーもいるかもしれないと考えると存在していることでマイナスなことも起こるのかもしれない‥でも僕はこのアルバムがなくなったら寂しい。クラッシュのオリジナルアルバムは


ここでら大きなトラブルに気付く。この記事、上の「クラッシュのオリジナルアルバムは」で一旦書くのをやめ、後日に書こうと思っていたのですが、期間をあけた結果、何を書こうとしたか忘れてしまった。しまった。要するに


オリジナルアルバムは最高ー!!

〜完〜

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