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「あなただけじゃない」と言われて少しも楽にならない人

※これはあくまで「私の」気づき。

何か自分に関して暗い話をしてみたとき、
「あなただけじゃない」と言われて

「おっと、私だけのものでもないこんなことで悩んだり、暗くなったり、落ち込んだりしてみっともなかったか。情けない。すみませんね。」

と思っていた。そして、どこか的外れな返事だなあともやもやして、心を閉じていた。

気づいた。恐らくそれは、私が自虐じみた発言や自分の暗い部分の話をするとき、

「私は、あなたに慰めてほしい」

という期待をしていたからだ。

俯いて涙して、頭を差し出して、撫でてもらうのを待っていた。
でも、顔を覆った手の指の隙間から様子を伺うと、相手は私を見てさえいなかった。
遠くを見て、堂々と立っている。
慰められ待ちで、下心を隠して小芝居を打って、なんて恥ずかしい。
「あ、もう大丈夫…大丈夫大丈夫…ごめんごめんなんでもないわ…」
こんな恥ずかしい思いをするならば、もう何も話したくない。


「慰めて」「大丈夫って言って」「私を安心させて」

安全基地を誰かに求めて、歪んだコミュニケーションをするのはもうやめよう。

誰か助けてってずっと思ってた。でも誰も助けてくれなかったの、辛かったよね。
わかるよ。まだ痛むんだよね。

いつも独りで泣きやんできたのはえらい。
ただ出しきれなかったものが残ってる。
それに、残しておかなければならない気がしてしまっている。

きっと「助けてもらえなかった分」を故意に自分の中に残している。
いつか誰かに癒してもらえると思って。

でも、傷を癒せるのは自分自身だけ。
私が自分で立たないと。
向き合わないと。


私は今きづいたけど、「まだそこにいるの?」なんて言わないでね。

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