『ターミネーター3』『ターミネーター4』をユルっと観た。

まだ観ていなかった『ターミネーター3』『ターミネーター4』をユルっと観た。
ネットで観るかぎり関係者含めかなり酷評されている作品らしい。
ターミネーターとしては確かにどうなの?というのはあったがとんでもないB級映画もたくさん観ているので、やはりハリウッドのメジャーリーグ映画、クオリティが高く十分楽しめた。
『ターミネーター3』はターミネーター寅さん版という感じで、『ターミネーター2』と似た展開が、寅さんとタコ社長の喧嘩からトラさんが旅に出て恋をする展開のように繰り広げられる。
ただジェームス・キャメロンじゃないからなのかやはり緊張感と構図とかが全然違う。これは曲とオーケストラは同じなんだけど、カラヤンが振ると違う、みたいな感じで興味深い。
『ターミネーター4』はそれまでと全然違う映画で、『ターミネーター2』と『ターミネーター3』が寅さん的関係だとすると完全にスピンオフという感じだ。
マッドマックスの荒廃した風味にスターウォーズエピソード1~3の雰囲気を足した殺伐とした雰囲気が特徴的。
あとサム・ワーシントンが2人いる主役のうちの1人なのだが、この『ターミネーター4』は同じくサム・ワーシントンが主役の『アバター』と同じ年の映画。これその年に両方観た人はなんとなく落ち着かなかったのではないか。さっきの寅さんの例で言うと、『八つ墓村』の金田一耕助の渥美清がそうだ。その頃は寅さんは夏、冬と2回上映されていて、その間の秋に『八つ墓村』は上映されたので、寅さんを見慣れている人は、金田一耕助に感情移入しにくかっただろうなぁと思う。

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