『大学』『論語』『孟子』『中庸』とパラダイムシフト。

この前立春ということで、東北アジア人の基本である四書『大学』『論語』『孟子』『中庸』をまとめ本でおさらいした。全体的に個人が道徳的に生きてれば、国家も宇宙も調和へと向かうという一見楽観的すぎるような理想主義的性善説なのだが、イスラム教のハディースのようにわりと生活の細部に話しがくいこんできて、しかも普遍性があるので、たしかにどの時代に生きていてもこれだけ心がけて生きてればオッケー!みたいなはブレナさ加減を感じるのでやはりすごいなぁと思う。いずれにせよ、資本主義ともヘーゲル史観とも全然違う世界。新鮮で、パラダイムシフトをインストールすることができる。世界的に普遍的パワーを得ているのもなるほどなぁと思う。これはまた違う話しだが、オイラの盟友で、大正とか明治とか江戸とかとにかく昔の方がなんでもよかった、という「昔史上主義」みたいな人がいて、今の世界はなんでも新しい方がいいという潮流なのでその人と話すのもこれまたパラダイムシフトで面白い。ちょっとオカルトっぽいところだと、地球平面説とか月面着陸ハリウッド撮影説とかを信奉している人とか、もっと真面目でディープなところで、プロテスタントの進化論否定の流派とかアーミッシュについて学ぶのも一種のパラダイムシフト体験としては面白い。だが、パラダイムシフトが直接的にスピーディーに体験感得できるのはやはり海外の風習だ。なのでオイラが世界の音楽や風習の学習が好きなのもパラダイムシフトをたくさん体験して、ある種の普遍性に到達できるからだと思う。

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