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1/1実装「#283をひろげよう」、【♡like】市川雛菜を読む

 お前は今まで聞いた「あけおめ」の数を覚えているか?クソ遅ればせながらそこにひとつ足させてもらいます。あけおめ!いれぶんです。こちらは新年一発目に実装された「#283をひろげよう」【♡like】市川雛菜の感想文兼怪文書となる記事です。以下注意点です。

・記事というよりかはただの自分用の感想まとめなのでいろいろ話が飛躍してる気がします。
・コミュ内容のネタバレを含みます。さらに今までのノクチル全体のコミュの内容を前提としつつ絡めるのでさらにネタバレと妄想が飛躍します。お気を付けください。
・私個人の好意的・拡大解釈および誇大妄想を含みますが、それらを押し付ける意図のものでありません。むしろ自分の考えとの違いを発見してより幅の広い解釈を見せてくれ…。
・ゲーム内プロデューサーのことは名前が分からんので「シャニP」と呼称します。

では以下本文となります。

【♡like】市川雛菜のイラスト

 さて、とうとうノクチルにメンバーが越境イベントに登場することとなったのですが、果たしてどういう風に記事にしたもんかというところでしたが、いつもの如く長々と書いてたら煩雑極まりない感じになるので、新年一発目ということもあってちょっと違う形でやります!というか書く方も楽したくなってきたんだ…(クソザコ)。取り敢えずいつも通りイラストを見ましょう!

 はい可愛い。年明け早々美少女おせち六段重か?これぞ越境!って感じですね!全員が登場するわけではなくなった越境イベントは「アイムベリーベリーソーリー」以来2回目となるわけですが、あのイベントの報酬である【ビコーズ・ラブ】と比べればあまりにも明るい雰囲気で、このイラストが公開された段階で「重い内容にはならないのでは」と、一種の安心すらありましたまあそれを易々と裏切ってきかねないのがシャイニーカラーズですが…。
 このイベントストーリーの名前や予告、そして同時並行で行われたTwitter乗っ取りキャンペーンのこと考えても、このイラストはSNS、おそらくはツイスタというシャニマス世界で投稿されたポスト(という言い方でいいのか…)を模したものなんでしょう。はたしてどういう経緯でこの写真が撮られるのでしょう。
 写真に写るは、いつも通りイケメンな樹里、あどけない笑顔の千雪、変なポーズが可愛いあさひ、そして美少女でにちゅるタイプのゲームのキャラのはずなのに笑顔の供給が異常に少ないことでお馴染みの樋口の営業スマイル。こういう時は普通に仏頂面じゃないあたりが本当に樋口。しかしその手前のなんか黄色い感じの2人!なんだそのポーズは!!なにか意味のあるポーズなんでしょうか?情報求ム。調べてみても分かりません…。なんかもう仲良しというかいちゃついてるみたいな距離感だが?あの全方位にATフィールド張ってることでお馴染みの市川雛菜が違うユニットの子とこうしてるなんて…めぐるの圧倒的パーフェクトコミュニケーションはその壁すら突破したのでしょうか?色んな意味で期待できるイラストですね!

あらすじ

オープニング「PROJECT」

 さあ始まったぞ今年度2回目の越境イベントが!ザックリ流れを見ていきます。第一話では登場するアイドルたちのそれぞれの時間が映されています。ダンスレッスンで相変わらず過集中気味なあさひや、コンビニにいる円香、豚まん買うだのなんだのでいちゃいちゃしているじゅりちゆなどが描かれます。ここの桑山千雪さん、マジであざと過ぎて好きです。「お夕飯、食べられなくなっちゃうぞー」じゃないんだよ!卑しかね〜。
 一方でこの物語のひとりの主軸たる我らが市川雛菜はというと、街中にあるアンティーカの大きな看板に目を奪われたことと、ユニットのみんなが(アイドルとしではなく)忙しくて会うことができず、暇そうにしていたところにシャニPからSNSや動画媒体を活用して283プロの広報を行う活動をしてみないか?と白羽の矢を立てられています。
 そこに突然八宮乱入!めぐるもまたこの物語の中心のひとりです。めぐるは雛菜が会議室にいることを察して即突撃しました。流石。金色の流星は明るく楽しく雛菜に話していますが、壁。心の壁を作るかの如く相変わらず雛菜は敬語で、とんでもなく他人行儀です。しかし一方で、めぐるもまた真乃や灯織との時間がとれておらず寂しがっています。すかさずシャニPは、そんなめぐるをも例の広報活動へと巻き込みました。

第1話「MEETING」

 第1話では例の活動に参加するメンバーのミーティングが描かれます。メンバーについては報酬イラストにいるメンバーということになりますが、その初の会合にシャニPが参加できないことが告げられています。なんでも千雪が司会を務める特番にストレイライトが出演するらしく、そちらにつきっきりのようです。ストレイの方は特番に出演するという大きなチャンスついてダンスの先生の方が猛烈に熱が入っていて、ここでステージを完璧にこなすことこそストレイが「大きく飛躍できる」ことに繋がると感じているようです。
 一方ミーティングのメンバーは、そういう大きな仕事が後に控えていないメンバーといっていいのですが(千雪のは結構凄いけど…)、和気藹々としています。雛菜は現代っ子らしくその様子を後から見れるように録画すると提案し、その流れで第1回「283をひろげよう会議」が始まりました。たのしそ~!…と言いたいんですが、雛菜はそんなにテンションが高くありません。それもそのはず、雛菜にとって近しい関係である透と小糸はおらず、また彼女たちと同じくらいの距離感で接することの出来るシャニPが来ません。いるのは仏頂面の円香先輩のみ。しかしこのコミュでもそんな円香に掛ける言葉だけは微妙にテンション高めだったりするあたり、きっとこの違うユニットの子たちばかりの空間は雛菜にとっていつものように伸び伸びやれるものではなさそうです。大丈夫だろうか…。

第2話「[283PRO]MEETING bhd」

 続いて先ほどの「283をひろげよう会議」の映像が、そのままコンテンツとして事務所のチャンネルにアップロードされ、好評を博していることが分かります。そういう意図じゃなかったかもだけど雛菜ファインプレー!オタクたちは舞台裏も見たいもの。また、会議で「ツイスタのリレー投稿」と「リプライパーティー」をすることが決まったようです。
 そのことにめぐるとシャニPは喜んでいるものの、雛菜は少し怪訝そう。このミーティングの様子が「ファンは喜んでくれるかもだけど、こんなので新しく知ってもらえるのかな」と思ってしまったらしいです。シャニPはその懸念を確認しつつ、「何がきっかけになるかわからないから、ひとつでも多くきっかけを作って準備しておきたい」「そういうきっかけのために色んなことを実行するけど滅多にそんなチャンスは来ないから、その時のための準備を」と諭しています。
 そうして雛菜とめぐるは帰路に就いたようで、別れ際の挨拶を交わしています。雛菜の「リレー投稿よろしくお願いします」「じゃあまた」と、ある種では少し定型句のような、そんな言葉を聞いためぐるは嬉しそうに「雛菜といっぱいお話できて楽しい!」と言います。めっ…めぐひな!最高!!(全身が黄色になって死亡)しかし当の雛菜、そのめぐるの反応が今一つ腑に落ちていないようです。それは雛菜自身も自分が壁を作って社交辞令的なやり取りしかしていないという自覚あってのことかと思いますが、やはりあの八宮めぐるという圧倒的「陽」の言葉に少しばかり困惑してしまいました。めぐるの去り際には風が吹き、その風に背を押されるかのように彼女はリレー投稿のスタートを切りました。

第3話「[283PRO]LESSON bhd」

 どうやら次はノクチルのレッスンの様子を動画に収めて投稿したいらしいです。何それ見てぇ―…と思いつつ、ノクチルのオタクとして小糸的にはどうなんだ…という疑問もあります。しかし雛菜とは「自分たちの練習風景なんかでいいの?」と言ってしまいます。先程と同じような懸念ですね。すかさず円香が「自分たちは仕事も無くてネタバレにならないから都合がいい」と辛辣な自虐をぶち込んで、雛菜も「なんの為でもない練習だからちょうどいいんだ」と納得しています。しかしそれを聞いためぐるが「それならイルミネでも…」と言いかけたの…もう…めぐる…!そんなことないよ、きっと。
 しかし急場の報、特番に向けてレッスンを詰めたいストレイにレッスン場を譲ってくれないかとシャニPより告げられ、それをあっさり承諾し撮影も順延します。「なんの為でもない練習」だからと。そしてストレイは「特番の為の」練習に挑みます。
 帰り道、レッスンとその撮影の機会を奪われたノクチル…よりめぐるの方が今日のことを悔しがっています。片や円香雛菜は特段何も思ってはいないようですが、めぐるは「『いつチャンスが巡ってきても準備して欲しい』という言葉の通り、『なんの為でもない練習』なんてものはないんじゃないか」と考えたと言います。そうだよ、そうに違いない。その言葉を雛菜もどこか噛み締めているし、円香もまた何か思っていそうです。
 そんな円香のツイスタリレー!いつも通りの塩っぽい文言かと思いきや、まさかの小糸から送られてきた可愛らしい写真とそれにまつわる小糸のクッソ可愛いエピソードを投下するという暴挙に出ました。樋口お前!ありがとう!!でもちゃんと小糸に許可取った?とはいえ、円香もまたこの活動が決して「なんの為でもない」ものではないと思えて、少しでも盛り上げようとしてくれたのかななんて、ちょっと思います。都合良過ぎかな?

第4話「[283PRO]RADIO bhd」

 今度は千雪のラジオ、そしてそれにゲスト出演する樹里の仕事現場の裏側を雛菜とめぐるで撮影です。千雪はいつもの如く最高の喋りを披露し、めぐるも褒めちぎっています。千雪のラジオ本当に雰囲気がよさそうで毎回実際に聴いてみたくなっちゃう。その後、いつもは寮仲間として打ち解けている千雪相手でもかなり緊張している樹里の紹介があってから、オープニングでの「豚まん」を一緒に買い食いしたというエピソードが話されています。
 それを聞いためぐるはお腹が鳴っちゃいます。かわいい。それを聞いた雛菜は「編集で切れる」とフォローしつつ、「自分もお腹すいたな」と零します。それを聞いためぐる、どこかとても嬉しそう!
 番組の終わりに、放クラの宣伝もしつつ樹里はしっかりと「283をひろげよう」の活動についても宣伝し、撮影のカメラが色んなところに入っていることも伝えます。偉い!さらには夜にツイスタへの投稿も成功!あの壮絶な機械音痴の樹里が…!と言っても千雪の補助あっての成功らしいですが…。そこでは放クラのみんなと、あと飼い犬たちとランニングしたというエピソードが語られていますが、これが「投稿リレー」なる企画であると思えばなんとなく重なって感じられます。千雪に助けてもらいながらも、樹里はしっかりとリレーのバトンを繋ぎました。

第5話「[283PRO]STAGE bhd」

 今度は例のストレイと千雪の出演する特番の裏側に潜入!バタついている現場の邪魔にならないように控室の方へと向かうと、そこにはあさひがいます!誕生日おめでとう(謎タイミング)!ステージへの意気込みや緊張の度合いを問われたあさひは「ワクワクしてる」「緊張はあんまりしてない」と答えステージに向かいます。本当に中学生かよ?肝据わり過ぎ。
 ストレイのステージをめぐると雛菜は観客として見守ります。めぐるはしきりにそのステージを羨ましがっていますが、雛菜はその様子を見て「イルミネもこういうステージに立ったことあるんじゃ?」と問います。めぐるは「ある」と答え、雛菜は「じゃあ…」と言ってしまいますが、「今このステージはここにしかないから、真乃と灯織と一緒に立ちたかった」と言われてしまいます。加えて「じゃあこのステージに立てなかったことを後悔してる?」と聞きますが、「悔しいけど嬉しい!」と答えられ、そこから「じゃあ雛菜は?」と逆に問われてしまいます。雛菜はその問いに即答できません。
 終演後、2人は千雪にも出会います。2人は千雪の仕事ぶりを褒めていますが、千雪自身は少し不満げです。千雪もまた、ストレイのステージを見て「いいなぁ、自分たちも…」と思ってしまったと言います。その言葉にも雛菜は何か思うところありそうです。その次には千雪のツイスタリレー投稿が行われています。これ本当に内容が素晴らしくて私の語彙では語り尽くせないんですが、ともかくバトンは次に繋がれました!次は…雛菜の番!

第6話「COLLABORATION」

 シーズのテレビ出演OAの傍ら、ノクチルの4人はコンビニへの買い出しパシリを決めるじゃんけんを雛菜発案でしたようです。高校生ってかんじ~。そして負けたのは円香と雛菜です。こういうのは言い出しっぺが負けるんだぞ雛菜。コンビニについた2人は自分たちのためのあったかいものと、浅倉家に残る2人に「凄く夏っぽいやつ」としてキンキンに冷えたサイダーを買っていくことにしています。冬なのに。さむぞらサイダー。こいつらほんま!最高に楽しい高校生的なノリにこっちまで楽しくなってきちゃうな!
 そんなところで雛菜、「アンティーカのシール付き」のチョコ菓子を手に取り、それを4人分買うことにします。円香はそれに驚きを隠せず、「誰が欲しいの?」と問いますが、雛菜は「別に誰が欲しいとかじゃないけど」と言います。あくまで「チョコが食べたかったから」と言い訳する雛菜に、円香は「そういう風になりたいの?」と核心を突きにかかります。これも本当にエグい質問ですが、雛菜は「自分は誰かみたいになりたいわけじゃないけど、事務所のみんなが他の人を羨ましがったりするのが意外だった」「でも、自分がこういうシールみたいになったらそれはすっごいかわいいよね~」と答えています。う~んこれは…。円香はその言葉を受け止めつつ「豚まんが冷めるから」と早く帰ろうと促していますが、雛菜は「それなら今食べる!」と豚まんを食べます。
 そして繋がれたリレーのバトンは雛菜に渡り、ツイスタには先ほどのアンティーカのシール付きのお菓子を買ったという投稿がされています。なにやらそのシールはノクチル4人全員同じシールが出たらしいです。とんでもねぇ引きだな!3凸できるが?そんな流れで、今度「リプライパーティー」を行うということも告知します。相変わらず「みんな嬉しい?なら良かったね」と他人行儀ですが、これでリレーはしっかり完走し、次の企画に繋がれました!みんなえらい!

エンディング「REPLY PARTY」

 エンディングではいきなりシャニPのあの時レッスン場を譲ってもらったことに対する謝罪から始まっています。しかしめぐるも雛菜も円香も決して怒るでもなくその謝罪をフォローします…が、なんと雛菜が「次は譲ってあげないかも」「普段の練習もなんの為でもないわけじゃないみたいだから」と言います。泣いた。そう思えるようになったのか!めぐるもその言葉に同調し、シャニPは円香の「レッスン場を増やせばいいのでは」といった冗談めかした言葉に対して、「これから活躍するみんなのためにもっと広い場所を用意できるようにしていかなきゃな」と前向きな姿勢を見せています。このアイドルのために「場所を増やす」というのは「明るい部屋」で例の部屋を空けたことと同じ意味を持つものであるように思います。
 ややもすると樹里から声がかかり、突然紛れ込んだあさひも一緒に「リプライパーティー」を始めるようです。あさひは「パーティー」という言葉に惹かれて混じってきたようです。ホント可愛いなあさひ。雛菜は賑やかさを横目に「自分たちがやったことはあまり大きなチャンスに繋がってなさそうだけど、それでもやってよかった?」と尋ねます。俺たちのシャニPは当然、「やってよかった」「ひとりにでも知ってもらえてたらそれはいつか大きなチャンスに繋がる」と力強く肯定し、雛菜も「じゃあよかったね」といつも通りの言葉ながらどこか嬉しそう!「いっぱいリプライする」と意気込んでいます!よかったなあ。でも、別に誰かに確認取らなくたって、自分の気持ちだけで「やってよかった」って言ってもいいんだぞ雛菜!
 めいめい集まったみんなは集合写真を撮り無事にツイスタにアップされたようで、シャニPもその写真の出来栄えに満足気。その写真にきっとファンもこのパーティーを楽しんでいるだろうと、シャニPはひとつのハッシュタグに指を触れます。「#283をひろげよう」。翼を広げた先の世界、誰にとっても暖かな広がりを見せていたことを信じたいな!

【♡like】市川雛菜のコミュ

 さて報酬SSRのコミュもザックリ見ていきます!いつからかコミュ2つになっちゃったし(悲哀)。1つ目のコミュはリプライパーティーの後のようで、みんな案外大変だったと言いつつも楽しかったと振り返っています。そんなパーティーをあさひは「変なパーティーっすね!」と評しています。わろた。まあ思ってたパーティーとは違ったんだろうけど、それはそれで楽しめたんじゃないかな。
 雛菜は「みんなで集合写真を撮って載せなきゃ」と提案し、みんなもそれに賛同しています。やはり雛菜、オタクの喜ばし方がすごくウマい…。皆もそれに賛同し、集合写真は無事アップされました。これがこのカードのイラストだったようですが、なんだか楽しそうでいいイラストですよね!皆の笑顔がこの活動が「なんの為でもない」訳じゃないことを物語っているようです。因みにこの写真を撮るくだりであさひがそれぞれに配置に対して「隠れちゃうっすよー」と文句を言っていますが、ゲームのイベントページでは見事にイベントロゴに隠れていました。わろた。いつも冬優子のsSSRで顔隠されてるだけのことはある。そこまで計算してんのかなあ?

 2つ目のコミュ「BUTAMAN」では雛菜が商店街で豚まんを買おうとしていたところ、同じ目的で現れためぐるにバッタリ!雛菜もめぐるも、千雪と樹里が話していたエピソードを聞いて豚まんを買いに来たようですが、めぐるは「雛菜と同じこと考えてて嬉しい!」と満面の笑み。しかし雛菜はどこか不思議そう。
 2人は豚まんと、雛菜はおまけにあんまんも買い、公園でお話しながら買い食いです。あぁ…なんか青春だ…。雛菜とお喋りしているめぐるは、「仕事を通して雛菜といっぱいお話しできて楽しかった」「仕事じゃなくてもただお喋りしたい」と伝え、「自主練の予定があるから!」「寒いから気を付けて」と矢継ぎ早に言葉を述べて立ち去ります。雛菜はこの間、それらしい定型的な返答を返していただけですが、めぐるは満足気に嵐のように去っていきました。エネルギッシュだなあ…。
 そんなめぐるを見た雛菜は彼女のことを「風みたい」と表現しつつも、「どっちかと言えば太陽?」と言います。そう感じた雛菜には冷たい風が吹き、一方で手に持ったあんまんはかじかんだ手には熱すぎました。雛菜にとって八宮めぐる、どういった存在なのでしょう?

まとめ

envy or idol?

 さて今回のイベスト、越境イベントとはいえ実質的な主人公は雛菜であると言っても差し支えないでしょう。まさか年明け早々雛菜がメインのストーリー見せられるとはな!一年の計元旦にありとはよく言ったものよ(意味不明)。
 今回掘り下げられた物語の起点は雛菜の内に眠る「羨望」の話であったかと思います。つまり、「誰かのこと、誰かのしていることが羨ましい」と思う気持ちが彼女にあったということです。

 象徴的な表現としてこの物語は、雛菜が街中で存在感を放つアンティーカの大きな看板に目を奪われるところから始まります。アンティーカはノクチルと違い、あっちの世界でも売れっ子であることが度々明示されます。「天塵」の時も、彼女たちが生歌を拒否したゴミカス業界人は「アンティーカじゃあるまいし」と言っていましたね。今思い出しても腹立つなアイツ(殺意)。
 また、同じようにアンティーカに対する雛菜の眼差しとしてコンビニで目に留めた「アンティーカのシール付きチョコ菓子」もまた同じような意味を持つでしょう。断言は出来ないですが、もしアイドルになる前の雛菜だったらきっとそんなアイドルのおまけ付きのお菓子を買うなんて絶対しなかったのでしょう。だから円香もそのチョイスに驚きを見せつつ、その行動の一端から瞬時にアンティーカに対する羨望があるのではないかと見抜き「そういう風になりたいの?」と質問しました。流石は聡い樋口円香という感じですが、雛菜は「別に誰かみたいになりたいわけじゃないけど」と前置きしつつも、「もしそうなれたら凄い可愛いよね」と口にします。雛菜はその「もし」の方に目を向けてしまっているように見えるし、自身もアンティーカと同じ事務所のアイドルになったことでその実現可能性を感じているのではないでしょうか。

 その可能性を見てしまった雛菜は、そこに至るにはあまりにも遅い自分(たち)の歩みに少し焦燥を覚えたのかもしれません。今回の物語で雛菜は、「283をひろげよう」の活動の内容について「こんなんでいいのか?これは大きなチャンスに繋がるのか?」ということを度々口にしました。雛菜はやはり「大きなチャンス」を見ています。
 でもノクチルは、今まさに「飛躍する」ための「大きなチャンス」を掴めるステージに向かう同じ事務所のアイドルであるストレイライトにレッスン場を譲らなければならない程度の存在です。雛菜はその状況にひっかかるものを感じているかもしれなくて、だから「自分たちのしてることはなんの為でもない」という言葉を多用してなんとか自分の心に折り合いをつけているように見えるんですよね。雛菜って理不尽を感じた時に納得のいく理由を探そうとするタイプの子な気がします。そしてそれはきっと、本当は「自分たちのしていることが『なんの為でもない』ものであって欲しくない」という想いの裏返しじゃないのかなあ。雛菜は本当は「飛躍」したいんです。

 ともかく、今回の物語の雛菜からは、街頭で人目を惹きつけるアンティーカの看板のような大きな存在に対する「羨望」のような感情が見え隠れしてしているように感じられます。他にも、大きなステージに向かうあさひが「ワクワクする」と言うのを神妙に見つめていたのも、ノクチルが相変わらず透の部屋でグダグダやっている時にシーズが「話題沸騰中」としてテレビに映っていたことも、全て現在の「暇」で何も起きない雛菜とのギャップを描き、彼女が実はそのことにヤキモキしていることを感じさせます。
 しかし雛菜は自分の持つその気持ちを殺してしまうのでしょう。なぜなら、雛菜のしあわせ人生哲学は「自分は自分、他人は他人」と、個々人内での「しあわせ」の完結を根幹に置くものです。もしそんな哲学を貫徹する人がいたとしてその人は、誰かのことを「羨ましい」と思ってしまうなんてこと、許されるでしょうか?きっとできませんよね。雛菜はその他者を排する哲学故に、「誰かのようになりたい、何かしてみたい」と思う心を抑圧してしまうのではないでしょうか。
 しかしそういう風に思う心は、そうして押さえつけるべきものなんでしょうか?誰かを「羨ましい」と思う心は、嫉妬に猛り狂うようなものであればそれはマイナスの印象しかないでしょうが、もっと自分たちの注目度を上げたいとか、大きなステージでパフォーマンスをしたいとか、それは「憧れ」のようなキラキラしたもののように思います。むしろそんな感情こそ、「アイドル」に憧れるってことじゃないですか?雛菜は実は「アイドル」に憧れつつも、それを上手く表に出せないでいます。

Rep-like

 そんな雛菜は今回、あの「283をひろげよう」の活動に参加し、ノクチル外のユニットメンバーと交流する機会を得ました。まあ雛菜が望んでそうしたわけじゃないと思いますが…。
 その中で雛菜は、他のメンバーたちのアイドルとしての熱量に触れます。ストレイのステージを見ためぐるは「灯織と真乃とあのステージ立ちたかった」、千雪は「やっぱり少し羨ましいと思う」と語っており、雛菜はその言葉が心に残っていることが第6話での円香との対話の中でも回想の形で描写されています。
 ただ一方で、雛菜は円香の「そういう風になりたいの?」という問いにそれらの言葉を反芻してしまったにも関わらず、「自分は誰かみたいになりたいとかない」「みんながそういう風に誰かを羨ましがるのが意外だった」と口にします。この言葉、どうでしょう?特に二言目。一言目はいつもの雛菜的な「自分は自分、他人は他人」という切り離し方に感じます。しかし二言目、これは字面通りに他のアイドルたちの考え方の自分との違いを驚きをもって受け止めたという訳じゃなくて、「誰かを『羨ましい』と思う心がみんなにもあるんだ」と、その普遍性を確認したようなニュアンスが感じられます。それは自分の中にある「羨望」が特段おかしなものではないことの確認ではないでしょうか。こういう部分からも、先述のように雛菜は態度で押し隠しつつも本当はどこかで憧れるような気持があるのではと思えますが、一方で身内の円香相手にもそれを素直には表明できません。まあ円香は気づいてるけどね!

 しかしそこに八宮めぐる!今回のキーパーソンです。ご存知の通り雛菜は、例によってホーム会話のように他ユニットのアイドルに対して壁を感じさせるような言動をします。それは決して今回も例外ではなく、同い年のめぐる相手もバチクソに敬語で話すし当たり障りのない機械的な受け答えばかりです。雛菜ェ…となるところですが、片やコミュ力の擬人化と言っていいめぐるは全く臆することなく雛菜とコミュニケーションを取ります。「アジェンダ283」の時も、ノクチルに遠慮してしまう真乃と灯織を尻目にまっすぐ向かっていきましたね。
 ここで八宮めぐるという少女がそういう風に人と関係を築こうとするに至る様々な事情を語ると感情になるので(というかめぐるについて子細に語れるほどの見識が多分私にはないので…)語れませんが、そうやって対話を試みる彼女の姿勢に、雛菜はその押し殺す気持ちを開放できたのかもしれないと思うのです。
 ストレイの出る特番のステージを見ながら、2人は言葉を交わしていました。その中で雛菜はステージを「いいなぁ」と羨ましがるめぐるに「今回のステージに立てなかったことが悔しい?」という質問をして、「悔しいけど嬉しい!」という答えを返されたのち、「雛菜は(悔しい)?」という質問を返されています。その問いに対しての答えは描写されていませんが…描写されていませんが!!クソ~!!シャニマスめ!!そういうことする!!でも、わざわざそんな描写にしといて、いつも通り「雛菜はそういうことないですけど~?」なんて言ったと思います?私にはとてもそうは思えません。多分ここで雛菜は、「本当は自分もステージに立ちたかった」と、初めて自分の抱える思いに自覚的な言葉を言ったんじゃないかと思います。そしてもう完全に妄想ですけど、その言葉をめぐるは満面の笑みで受け止めたでしょう。泣いた。妄想だけで泣くオタク。

 ではなぜ、めぐるの姿勢は雛菜の心を解放できたのか?それは、めぐるが雛菜のその素っ気ない態度にも明るく真っ直ぐにリアクションしてくれていたからです。その冷たいようにも思える受け答えにもめぐるは「雛菜とお喋りできて楽しい!」と好意的に受け止め続けましたが、雛菜はそれを不思議がりながらも、めぐるの言葉に反応を返すようになっています。
 最初こそ、別れ際に社交辞令的な挨拶をめぐるにしていた雛菜ですが、そこでもめぐるは「また」と言葉をかけてくれたことをとても嬉しそうにしていました。雛菜は若干その反応に戸惑っていましたが、その後めぐると一緒に「bhd」を撮影する中で少しずつコミュニケーションを取るんですよね。印象的なのが「パジャマ・ジャム・ジャミング」で「豚まん」の話を聞いためぐるのお腹が鳴っちゃったくだりです。そこで雛菜はポロっと「豚まんいいですよね~、お腹空いたな」と零していますが、それを聞いためぐるはまた嬉しそうでした。
 この雛菜の零した言葉、言ってみれば「雑談」です。ここまでの流れの間では、雛菜がめぐるに投げかけた言葉はほぼこの「283をひろげよう」の内容についての話か社交辞令的挨拶しかありません。しかしここで何でもない雑談、つまり「思ったことをただ口にしただけ」の言葉をめぐるに投げかけたんです。メタ的に考えれば、この表現には雛菜にも実は誰かの何かを「羨ましい」と思う気持ちがあるということ確認の意味があるかと思いますが、それ以前にめぐるは雛菜がそういう風に反応してくれたことが嬉しくて、その言葉を明るく受け止めたのだろうと思います。

 雛菜は、明るくまっすぐ自分の言葉を受け止め、好意的に反応してくれるそんなめぐるの態度に安心できたんじゃないでしょうか?根本的に雛菜という子は「自分の言葉や考え方は否定される」という前提で動いているように見えることがあります。【HAPPY-!NG】で雛菜が「進路調査票」を提出できなかった理由、それは「きっと自分のやりたいことを正直に書いたら先生から怒られる」というものでした。雛菜が他者を排する人生哲学の持ち主なのは、そういう臆病な前提に基づくからなんじゃないかと思うんですよね。そんな雛菜に全肯定系お日様アイドルがぶつかったらどうなる!?きっと「この人になら少しは自分を出してもいいのかも」と思えたんじゃないでしょうか?その結果がきっと「雛菜は?」という問いに雛菜を答えさせたのかもしれません。実際にどうだったかは描写されてないけどね!
 さて、そうやって雛菜の思いや言葉にしっかりと言葉を返し、また好意的なリアクションを取る。これ、「リプ」とか「いいね!」じゃないですか?めぐるが雛菜に対してそういうエンゲージメントを逐一返したことが、雛菜のその臆病にも思える態度を融かして見せたんじゃないでしょうか。結果として雛菜もめぐるに「リプ」を返しちゃいました。これが…これが燦然とHAREBARE輝く太陽のアイドルだ…!こうして雛菜は幼馴染でもなくシャニPでもなく、今まで壁を作っていた存在との交流を通して、押し殺していた自分の心を認めることができたのです。

 ところで、めぐるについて語らないとかなんとか言いましたが、ちょっと語ります。手の平まわるものです。このめぐるの在り方を考える上で幼少期に彼女を苛んだ艱難を想うと、めぐるもまた雛菜と一緒で「他者を完全に理解すること」も「他者から完全に理解されること」に対しても、良くも悪くも諦めている子でしょう。ほんとその辺のこと思うと泣いちゃうよ俺。考えれば考えるほど辛すぎるもの。全人類【チエルアルコは流星の】を読め。
 そういう部分でこの2人は似ているのですが、そこで他者を排する形で自身のしあわせを守ろうとする雛菜と、それでも他者と関わることを止めないめぐるとでは決定的に異なります。めぐるのその態度は「star n dew by me」でちょっと悪い方向へ作用したものの、真乃と灯織の存在に支えられながら、今は「どんな遠くにいる人にも自分の言葉や思いを誰かに届けたい、届けられるはず」という原動力でアイドルをやっています。個人的には【日々を紡ぐインヴェルノ】のTrueコミュやLP編なんかが印象的です。どっちも泣けます。
 そんなめぐるのアイドルとしての根幹にある思いが、あの雛菜の冷たい心の壁をこじ開けてその孤独で臆病な手を引いてあげたんだと思うともう…エモすぎて死ぬ!!あ”ぁ…めぐる…!最高のめぐひなだこれは!!この事務所最高のアイドルしかいねえ。

The North Wind and The Sun

 そうしてめぐるは、「リプ」や「いいね!」を用いて雛菜の抑圧されている「羨望」を解放できたと言っていいでしょう!だから最後に雛菜は「次レッスン場譲れって言われても譲らないかも」と言えました。「自分たちのやっていることは『なんの為でもない』ものじゃない」と、自分も「大きなチャンス」を掴むめるような存在になるために色々準備しておきたいという思いを主張するに至っています。そしてその言葉は当然、シャニPによって否定されるどころか、暖かく受け止められました。

 しかしわざわざそうこじつけた意味、分かりますね?彼女たちがこの活動で最後に行った企画、何だったでしょう?そう!「リプライパーティー」です!!めぐるとのやり取りを通して、「他者」に対して自分の考えや想いを伝えてもそれは必ずしも否定されないということ、何なら好意的に受け止めてくれる人もいるのだと感じられた上で、ファンのみんなという「他者」と交流を図ったのです。
 果たしてその試みがどうなったかという描写は…ありません!!ない!!畜生!!でも、きっとそこでは雛菜のことも、めぐるも、樹里も千雪も円香もあさひも!みんなの言葉を嬉しく受け止めて暖かい言葉を返すファンたちがいっぱいいる空間になっていたと、そう思いたい!そんなファンたちの暖かい言葉を見た雛菜は、きっと自分なりの想いとか言葉をファンに伝えられたんじゃないかな?そしてその言葉にもにきっとたくさんの暖かい「リプ」や「いいね!」が付けられたに違いありません。

 「北風と太陽」、ご存知でしょうか?有名なイソップ童話ですね。道を歩く旅人の外套を脱がすために北風と太陽が勝負をするという内容です。
 北風はその寒々しい風を浴びさせることでその外套を吹き飛ばそうとします。しかし旅人は、そうしようとすればするほどその外套を強く押さえ、北風は試みに失敗します。一方で燦然と輝く太陽は、寒そうにする旅人をどこまでもまっすぐに強く強く照り付けます。すると旅人はその熱量に耐え切れずに外套を脱いでしまい、この物語は太陽の勝利となりました。
 この物語でも、雛菜も含め登場するアイドルが「寒い、冷える」ということを述べる描写があります。その厳しい寒さを乗り越えるためには何か暖かいものが彼女たちには必要で、その象徴として何かに対する欲求として「豚まん」が、そんな彼女たちを暖かく応援してくれるであろう存在として「リプライパーティー」に参加するファンがそれぞれ描かれたのだと思います。
 しかし沢山の他者がいるこの世界で生きてきた雛菜がこれまで強く感じてきたのは、きっと寒々とした強い「北風」の方です。他者の存在を極力避けてしまう雛菜は、周りの暖かく受け入れてくれる人たちに気付かず、己の内にある熱い思いも殺してしまいます。更に、メタな話をすれば、市川雛菜というアイドルはその初登場の時からこっちの世界でもずっと「何を考えているかわからない」「怖い」と評されていました。それは雛菜としては間違いなく冷たい逆風であり、彼女が他者を排する哲学に至る理由を説明するにはあまりに実証的な状況だったと思います。そこまで計算してキャラ作ってんのかなこのゲーム?こわ。突然懺悔しますが、私も初見は「北風」側の感情を抱きました。殺せ、浅いオタクの俺を…本当にごめんね雛菜…。
 一方で今はどうでしょう?体感ですが、雛菜のことを「怖い」と評する連中は減り、その初登場時から彼女を信じていたファンはしっかりと定着して、私のように認識を改めた人もいるかもだし、そうして今は心から雛菜のことをめぐるのように応援してくれる人がいっぱいいるでしょう。そんな状況になってこの物語で「リプライパーティー」。そこには雛菜の言葉や考え方を、その厚い外套なんて脱ぎ捨てたくなるほどに暖かく受け止めてくれる人たちがいたのでしょう。その存在に雛菜が勇気づけられてたらいいな!

 大きくて強そうで、その実臆病で孤独な、熊のような分厚い毛皮に思いを隠してしまうひとりの少女が、その裏側にある心を肯定する。その為に必要なのは決してその心を暴こうとする、或いは突き放そうとする冷たい北風から身を守ろうと縮こまることなんかじゃなく、その熱量にたまらなくなって行動を起こしたくなるような暖かい太陽の熱に触れることです。その熱を与えるのは仲間でありライバルの283のみんな、そして暖かい声援を送る向こうのファンたちと画面の向こう側の俺たちのオタク!
 誰かのことを「羨ましい」と思う気持ち、それは否定されるべきものではありません。めぐるが「悔しいけど嬉しい」と言ったように、その思いはネガティブな感情だけでなく、そこに辿り着いた仲間たちの存在こそが「自分たちも同じようにやれる」と思わせてくれるものであるはずです。まるで「豚まん」が熱々の餡を内包するように、そんな熱い思いを胸に抱くこともまたひとつの、雛菜にとって暖かいものになります。
 「ああしたい、こうなってみたい」なんて言うだけタダなんだから、そうしたらいい!それを否定して非難するやつもいるだろうけど、同調して一緒に隣にいていくれる仲間も、それを応援してくれる沢山のファンたちだっているんだ!だから雛菜、大きなステージに向けて、可能性に満ちた大空に向けて何も恐れず精一杯に!

「#283をひろげよう」!!

感情置き場

 あけましておめでとうございます(激遅)!!新年になって即コレ!!!正月早々ノクチルのオタクを殺す気かよ。雛菜が一歩踏み出すという、ノクチル限界オタク的には最高極まりない内容なんですが、そんな内容を新年一発目から越境イベでやるとかとんでもないお年玉です。去年もそうだったのにね。
 個人的には、雛菜のみならず、ノクチルの連中は他者と関わらなければならないと思っているんですが、このシャイニーカラーズというゲームの仕様上、基本的にコミュの内容はシャニPとユニットメンバーとの絡みがメインとなってしまいます。そうなってくるといつノクチルの面々が他者である他ユニットのメンバーと絡むのか、そしてその時どうなるのか…と思ってたりもしたけども、まさか新年早々こんなのぶつけてくるとはね~!大満足だよ。幼馴染みでもシャニPでもない仲間の存在に触れて、雛菜は翼を広げられました。
 あと、私の構成力が無さすぎて本文に組み込めなかったことをここで書きます。まとめの項で最終的には「北風」を否定するような表現になっています。しかしノクチルにとって、この「283をひろげよう」が実装されたちょうど一年前のイベント「海へ出るつもりじゃなかったし」で、「風」は彼女たちが海へ出るためのひとつの大切なモチーフとして描かれていました。今回の物語でもめぐるとのやり取りの後に風が吹くという描写があるのですが、それは「太陽」に対する「北風」であると同時に、向きを変えれば雛菜の背中を押す追い風であるようにも思えます。「北風がバイキングを作った」、ジョジョラーならお馴染みの言葉!風は時に海を制する味方にだってなるんです。太陽の暖かさも、風の力強さも、どちらも味方につけたのが今回の物語なんじゃないかと思いたいです。後付け限界解釈。
 ところでみなさんこっちの世界でリアルに行われた「リプライパーティー」、参加しました!?ヤバかったですねあれ!まさか本当にリアルタイムでオタクのツイートにリプライを飛ばすような形でやるとは…どこまで実在性を高めるつもりなんだ…?でもみんな、いろんな形でリプライを返してくれる283のみんなの事が嬉しくて、暖かい言葉をかけたくなったでしょ?いっぱい「いいね!」したでしょ?そうやって応援してあげることが283プロのアイドルがその翼を広げることに繋がるんです。それが俺たちオタクの仕事!新年早々気が引き締まるなあ!!

 なんにしてもここまで読んでくれた方、もしいらっしゃるなら人生の貴重なお時間を頂きありがとうございました。新年から駄文に時間を費やさせてごめん!挙げ句の果てには年末年始の空気にかまけてたら書くのにだいぶ時間かかりましたが、それでも読んでくれる人にはこちらから「いいね!」をしたいくらいです。それでは、またどこかのリプライパーティーで会いましょう。それでは~。

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