高橋 成樹 / takahashi naruki
春分の日。和歌山から早朝のフェリーに乗って徳島へ。そこから電車に揺られること4時間。片道6時間かけて高知の街へとやって来た。春の訪れも近かったが、その日は冬が戻ってきたような寒さで雪や雨もちらついていた。
けれど、高橋成樹くんとの時間からは、寒さをかき消すほどの情熱的な生き方やものづくりの背景を伺うことができた。
地元の高知県香南市でフリーランスの山師兼ウッドアーティストとして活動している成樹くん。凛々しい存在感を放っている彼は、まるで正々堂々と生きている木のようだった。