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アプリで出会った彼と1000日付き合った感想

私は意外と乙女なので、付き合ってからの日数をカウントするアプリをiPhone に入れている。

なんならウィジェットとして表示させているので、ふとした瞬間に日数が目に入る。

アプリ The Couple のウィジェット


先日、付き合って 1000日目を迎えた

年月数に換算すると、2年と9ヶ月弱。これを長いと思うか、そうでもないと思うかは人それぞれだろう。

1000日記念、なんて洒落たことはしない(そもそも記念日を盛大に祝うという意識がない)カップルなので、

私:今日で1000日だって。
彼:おぉ〜意外と経ったんだね。これからもよろしくね〜。

くらいの言葉を交わした程度だが。せっかく「大切にすることを意識する」ために note を始めたからには何かを書いておくことにした。

そして、突然だが私は非常にお喋りで、さらには話があっちこっちに飛ぶことで有名だ。

note を書いていてもそうなることが多いので、今回は長く付き合っているカップルが聞かれがちな質問に回答する形式 で書いていこうと思う。

Q. 馴れ初めは?

出会いはマッチングアプリ。恋愛を目的としたアプリで恋人ができたのは初めてだった(彼は私で2回目)。

マッチングアプリの会費は、男性は有料だが、女性は無料な場合が多い。

私はその特権(と言ったら怒られるだろうか)の上にあぐらをかいて、あまり気合を入れずだらだらと使い続けていた。

そのため、登録していた期間のわりにアプリで会ったのは彼を含めて3人だけ。筆不精なので、何人とマッチングしていようがメッセージは1人だけに返していた。

なんとも非効率なことをしていたのだが、最終的に付き合いたい人と一緒になれたので結果オーライということで。


Q. どっちが告白したの?

告白は彼からだった。

デートの誘い自体は、2週間ほどアプリ上でメッセージし続け「じれったいな!」と痺れを切らした私の方から申し込んだ。

初回は代々木公園、2回目はプラネタリウム、3回目は……映画観てカフェとかだった気がする。とにかく何度かデートした後、彼が4回目のデートで告白してくれた。

正直、その時の私は彼のことが大して好きではなかった。ただ、人間としては好感を持っていたので「告白されなければそのまま友だちになりたい」とも思っていた。

実際、彼も同じような考えだったはずだ。彼の方がほんの少し積極的だったというだけ。

お互いにそんな温度感だから、

彼:俺は付き合いたいんだけど、みかん(私)はどうかな?

私:あ〜……いいよ〜。

くらいヌルッと、実に適当な始まり方をした。

後から聞くと、「なにスカしてんだこいつ」と思ったらしい(ごめんよ)。


Q. どうして付き合ったの?

顔と声と、なにより性格が良かったから。
価値観も大きく異なるわけではなさそうだったから。

つまり、付き合っても後悔はしないだろうと思ったから。

これまでも(無意識のうちに)「後悔しないか」を基準として判断してきたおかげで、「付き合ってよかった」と思える人としか付き合ったことがない。

ロマンチックの欠片もないが、私にとっては大切な軸である。


Q. で、1000日付き合った感想は?

彼と付き合って私は、初めて血の繋がりのない家族を得た気がしている。

初めこそしまりのない関係だったものの、一緒に時間を過ごすたびに、私たちは少しずつ仲良く、カップルらしくなっていった。

お互いを好きになり、恋しく思い、照れや恥じらいが生まれた。

そんな初々しい時期が過ぎた今も、私たちは相変わらず仲が良く、お互いを好き合っている。

感情の激しさは付き合い始めよりも落ち着いているが、愛情ならきっと、今のほうがずっと深い。

兄弟のいない私にとって、彼は親以外で家族のように頼れる唯一の人で、彼と出会って私は「ひとりじゃない」ことの心強さを知った。

もともと私には、ひとりで生きていく自信がなかった。

かなりの心配性で、気持ちがよく不安定になる。イライラもする。急に泣き出すこともある。情緒不安定にもほどがある。

人生100年時代というが、脆い人間だからこの先、生きていくのが怖くてしかたがなかった。

「長生きなんてしたくない」

いつもそう思っていた。

そう思っていたが、彼と付き合ってからは彼の真っ直ぐな考え方や温かい態度に救われた。

急に泣き出しても「よしよし」と抱き寄せてくれる温もりや、

私のなにを見ても「かわいい」と笑う優しさに、自分が許せない自分の姿さえも許された気がした。

そして彼もまた、私を必要としてくれているという実感が、生きていく上で大きな支えになっている。

彼と過ごしていくうちに「彼となら長生きしてみたい」と思うようになった。

つまり1000日付き合ってみた感想は、

「今までにないほど幸せ!」

これに尽きる。

そう思えるだけの幸せをくれる彼に、同じだけの幸せを返せるだろうか。

彼が生きるこれからを共に楽しむために、私には何ができるだろうか。

いまは未熟すぎて愛すらも語れないけれど、次の1000日を一緒に過ごしていく間に、何かしらの答えを見つけられたら嬉しい。

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