コーチングとの出会いを振り返る
2020年の8月にZaPPASのコーチ養成講座がはじまった時から、自分のキャリアの主軸をコーチと定義して(実際の仕事のすべてがコーチとは限らないけど)生きてきた。
最近は学び直し(とかいいつつゼロから学んでますってくらい新鮮な驚きと力不足による挫折感に満ち溢れてますが)でCTIというスクールに通っていますが、そこで学んでいる中で、そもそもなぜコーチングという関わり方について、自分がここまでコミットしたかったのかを、改めて問い直してみたくなった。
せっかくなので、すでに遠い昔のように感じる(たった3年前!!!)ZaPPASに通うことを決めるまでの過程を思い出してみようと思う。
コーチングと出会うまで
キャリア支援事業での行き詰まり
半年前くらい、2020年の3月からスタートしたキャリア支援の個人事業を進めていく中で、クライアントの人生に関わっていく上での力不足を感じていたのが、コーチングに出会うきっかけ。
当時のキャリア支援事業は、20-30代くらいの若手社会人を対象にして、2ヶ月間マンツーマンで自己分析を手伝うプログラムを提供して、自分の本当にやりたいことを見つけよう!という内容。
それなりにキャリアに関するインプットをしていたのと、昔から洞察力には(良くも悪くも)自信があり、知り合いに声をかけることから開始して、開始数ヶ月で5人くらいのクライアントがつき、全員からとてもいい評価をもらった。
上手くいってるじゃん!と感じたのも束の間、プログラム終了の1ヶ月後にクライアントに連絡してみると、結果的に行動に移している人が誰一人としていなかった。
とてもショックを受けた。この経験から、正解らしきものを提示したり、それっぽいことを教えて感動されるだけでなく、クライアントが実際に行動に移して現実を変えていくための関わりができるようになる必要があると考えた。
相手の意思をもっと尊重した関わり
クライアントが決めたことを行動に移せるようになるために、これまでのプログラムに足りなかったものがなんなのかを突き詰めていった結果、クライアント自身が考えて決定している部分が非常に少なかったからなのではないか、という仮説が立った。
当時のやり方を振り返ってみると、クライアントが考えたことを材料に、こちらからの洞察を伝えてクライアント自身がそれに同調していく、というスタイル。考え悩む過程をクライアント自身がやるのではなく、こちらから提供するというやり方で、当時のクライアントが本当にそれに納得していたのかわからない。
一方で、当時のクライアントに対する課題感として、自分で考えることに慣れていないため、思考が止まってしまうということを感じていた。その課題に対して、クライアント自身の思考を引き出していくようなコミュニケーションがないのかと調べて、コーチングに出会った。
最初は手当たり次第に本を読んでみて、クライアントに実践してみた。特にこの本はめちゃくちゃわかりやすくて、ここに書いてあることをできるようになるぞ!とひたすら繰り返し読書→実践をしていた。
素人ながら自分なりに本に書いてあることを実践していくと、クライアントの反応がこれまでとは違ってきていることに気づいた。セッション終了後に、アクションに対して「やれる気がする」とか「もっとできる気がする」とか、自信があるような発言する人が増えてきていた。
これはどうやらかなり効果があるかもしれないと、かなりいい感触を感じていたため、本格的に学ぶ場所を探そうと考えて、コーチングスクールを探しはじめた。
ご縁に導かれたスクール選択
さあ学ぶぞ、と意気込んで調べ始めたものの、想像以上に高い料金と、たくさんのスクールがありすぎて(ネットの情報もあまりなくて違いがわからず、、)すぐに途方にくれることになる。
参考にしていた本の著者である鈴木義幸さんはコーチ・エィという会社の方で、ここでもスクールがあったが、なにせ200万弱かかるというのと、どうやら電話でコーチングを学ぶということで、少し思っているのと違うな、、と選択肢から外れた。
最終的に通うことになるZaPPASを含めて3つの選択肢まで絞れたのだけれど、そこからが絞り込めない中で、twitterを見ていて流れてきた、株式会社はぐくむが主催している無料コーチングを受ける機会があり、それに申し込んでみたところ、代表の小寺さんはZaPPASの講師らしい。
また別の機会で、当時勤めていた会社の代表にコーチングを学びたいと話してみたところ、その会社に転職してくる時にお世話になったエージェントさんがコーチングやってるみたいだからということで、改めて繋いでいただいた。
紹介していただいたのが、現在はZaPPASのプロフェッショナルコーチとしても活躍していらっしゃる、菊池さん。当時は2期生としてZaPPASでの学びを終えられたくらいで、ここでもZaPPASがでてくる。
また、コーチングというものを知ったあたりでこの投稿を見つけて、ここでコーチをやっていた垂水さんという方をコーチとしてベンチマークしていたのだが、この方もZaPPAS関係者(当時CHROとかだったかな?)。
これはなにかの縁だろうということで、えいやで決めてしまえということで、ZaPPASで学ぶことに決めた。あとから振り返って、ここでの決断は非常にナイスだったと思う。やはり流れには従うのが吉。
さいごに
コーチングをはじめた当初は何度も繰り返し語ったことで、ずっとこれの延長線上にいると思いながらここまでやってきたけど、数年経って振り返ってみると、ずいぶん遠いところに来たんだなぁという感じ。
この当時に持っていた問いに対して、今も答えがでたわけではないけど、問いが進化して別のものになっていたり、当時の指針が今も変わらず自分の中に生きていることに気づいたり。
振り返りって大切なんだなと、振り返りを仕事にしているようなものなのに、改めて気付かされました。笑
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?