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モラハラ夫との戦い、でも勝つのは私!


結婚当初、私は夫と一緒に美しい未来を築くことを夢見ていました。

でも、時間が経つにつれて、その「理想の夫像」は少しずつ崩れていきました。
最初は些細な言葉のズレから。
「お前、なんでそんなこともできないの?」とか「俺が言ってることがわからないのか?」そんな一言が、私の心に小さな傷をつけていったんです。

言葉の暴力が心を蝕む

彼の言葉が徐々に私を傷つけるようになったのは、結婚してからしばらく経ってからでした。最初は「自分が悪いんだ」と思って、彼の言い分を聞き入れていました。彼が怒るたびに「ごめんなさい」と謝って、自分が彼を怒らせたのだと自分を責めました。
でも、何度も同じことが繰り返される中で、私の心は少しずつ疲れていきました。「お前がダメだから」「お前のせいでこうなった」と繰り返し言われることで、私自身がダメな人間だと信じ込むようになってしまったんです。

気づけば、私は彼の言いなりになり、自分の考えや感情を表に出すことができなくなっていました。何か言えばまた怒られる、何をしても「お前が悪い」と言われる。
そんな毎日が続いて、私の自信はどんどん削がれていきました。自分の気持ちを表現することさえ怖くなり、彼の顔色をうかがうことが日常となっていったんです。



モラハラを知り、自分を見つめ直す

そんな日々の中で、「モラハラ」という言葉を初めて耳にしました。最初は、自分の状況がそんな大げさなものだとは思っていませんでした。でも、調べていくうちに「これって私のことだ」と感じるようになったんです。彼の言葉が、私を支配し、私の心をコントロールしようとしていたことに気づきました。

それに気づいた瞬間、私の中で何かが変わりました。「このままじゃダメだ」と強く思ったんです。彼に従うだけの存在で終わるなんて、私が望んでいた結婚生活じゃないし、私自身の人生でもありません。私には、もっと幸せになれる権利があるんだって。そう思った瞬間、私は戦う決意をしました。


自分と向き合い、心を整える

ただし、この戦いは彼に反論することや彼を責めることではなくて、
私が最初に取り組んだのは、自分自身と向き合うことでした。彼との関係が歪んでいく中で、私は自分自身を見失っていたんです。自分が何を望んでいるのか、どう感じているのか、そういった基本的なことがわからなくなっていました。

だからこそ、まずは自己肯定感を取り戻すことが必要だと気づきました。毎日、自分を褒めるようにしました。朝起きて「今日もよく頑張ってるね」と自分に言い聞かせたり、夜寝る前に「今日はよくやったよ」と自分を労わることを習慣にしました。また、自分が本当に楽しめることを見つけて、それを日々のストレスからの解放にしました。例えば、趣味に没頭する時間を持ったり、友達とランチに出かけたり、子供たちと過ごす時間を大切にすることで、自分をリセットする時間を作るようにしました。


勇気を持って夫と向き合う

そして、少しずつ心が整い始めた時、私は夫と向き合う準備ができたんです。最初は怖かったです。彼に反論することでまた怒られるんじゃないか、もっとひどいことを言われるんじゃないかと不安でいっぱいでした。でも、私は自分のために、そして子供たちのために、声を上げることを決意しました。

彼に対して、初めて「私はあなたに大切にされる価値がある」と強く伝えた時、私の中で何かが変わったんです。彼にどう反応されるかはわかりませんでしたが、私自身が自分の価値を認めたことで、自信がつきました。彼がどう言おうと、私は自分を守る力を手に入れたんです。


勝利は自分の中にある

結局、彼との「戦い」は、彼を変えることではなく、自分自身を取り戻すことだったんです。モラハラ夫との関係を乗り越えるためには、まず自分自身の心を整え、自己肯定感を取り戻すことが一番大切でした。
そうすることで、相手に振り回されることなく、自分の人生をしっかりと歩むことができるようになったんです。


この戦いに勝つためには、まず自分と向き合うことから始めてください。自分を大切にし、自分の価値を認めることで、モラハラ夫に対しても対等に立ち向かえる力を手に入れることができるはずです。最終的に、勝つのはあなた自身です。そしてその勝利は、あなたが自分を愛し、尊重することから始まるのです。

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