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大学発祥のヒップホップグループ!伝統と革新の「台大嘻研社」


大嘻哈時代という音楽番組をはじめ、現在ヒップホップは台湾音楽業界の中で主流となりつつあります。今回紹介するのは、黎明期から若手ヒップホッパーを牽引してきた台大嘻研社です。

台大嘻研社とは?

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台大嘻研社(Táidà xī yán shè)は、台湾で1番賢い台湾大学を拠点とするヒップホップ団体です。

台大嘻研社の起源はネットのMaster Uという討論サイトです。Master Uは、1998年に当時高校生だった林浩立がネット上で立ち上げたヒップホップ好きの集いでした。

その後2000年に彼が台湾大学に進学し、ネットの延長として、友人たちと台大嘻研社を創立しました。当初は台湾学生に限らず、それまでネットで討論していたヒップホップ好きな人たちが集まってたみたいです。

彼らが掲げているのは、音楽とヒップホップの文化を心から愛し、今までの大衆的なヒップホップ音楽とは一線を画すことでした。

台大嘻研社の大きな特徴は、高学歴ならではの言葉選びと押韻に重きを置いている点です。台湾では學院派(Xuéyuàn pài)と呼ばれています。

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最強な2人の登場

創立から10年。2010年に台大嘻研社は一躍表舞台に立ちました。その大きな要因となったのが熊仔とBRの2人です。

BRは、吵架王と呼ばれるほど、フリースタイルの世界で強さを誇っていました。吵架王は日本語にすると口喧嘩王です。

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熊仔(Xióng zǐ)もまた個性的かつ突出したスキルで注目されていました。誰もが認める強さで、卒業式でもラップでスピーチを行いました。

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彼らはバトルだけでなく、曲の創作も重視しており、大学生ながら台大嘻研社名義でmixtapも出しています。

この2人の功績により、台大嘻研社は、学生団体の枠を大きく超えて、一つの音楽レーベルとして捉えられるようになりました。今年始まった大嘻哈時代でも熊仔は、講師としてBRは選手として出場しています。その他にも台大嘻研社から何人かの選手が出場しており、彼らにも要注目です。

そして現代へ

こちらは、台大嘻研社の2019年のサイファー動画です。大学生でこのクオリティってすごいですよね。歴史と伝統に裏打ちされてる感があります。

また、2017年で中国で爆発的な人気となったラップ番組「中國有嘻哈」が追い風となり、台湾でも各大学で台大嘻研社のような団体が乱立され、一層台湾ヒップホップは熱を帯びていきます。


台大嘻研社instagramアカウント


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