右ストレートでぶっとばす!
右ストレートでぶっとばす。
まっすぐいってぶっとばす。
右ストレートでぶっとばす。
まっすぐいってぶっとばす!
ネットフリックスで実写化!のニュースが記憶に新しい幽遊白書の中のセリフだ。
このセリフのように右ストレートで人間をぶっとばすためには、暗黒武術会へ出場し優勝する必要がある。だがこれは現実的ではない。死ぬし、絶対。
それよりボクシングジムに通ったほうが良い。だがこれにも一つ問題があり、今はバチェラージャパン season3の影響で、キックボクシングに興味がある。大人の習い事は一つに絞りたいところだ。(出演していた田尻ナツキングさんが自己紹介で美しいキックを披露し、バチェラーの心を掴んだのが良かったため)
話が逸れてしまった。
一体誰を右ストレートでぶっとばしたいのか。
それは自分の親父だ。
随分前に亡くなったのでもうぶっとばしようがないのだが。
祖父母の親父に対する扱いは酷いものだった。
幼少期のエピソードの中には、乳歯の生え変わり時期にグラグラする歯をペンチで無理やり引っこ抜かれたとか、兄弟の中で自分だけ学費を出してもらえなかったとか、結婚する時は兄弟の中で自分だけお祝い金がなしだったとか。親子の縁を切ってもおかしくないようなエピソードばかりで、実際よく喧嘩していた。そんなに喧嘩するなら近寄らなきゃいいのに、、、
思い返せば親父と祖父母は似たもの同士だったのだろう。同じ極同士だと反発し合って一定の距離を保つが、何かのきっかけで片方ひっくり返るとすぐくっつく。
磁石みたいだ。
大人になって結婚して子供が出来ても要領よく立ち回れず、いいようにこき使われていた親父。親父ができなかったことの皺寄せは私が受ける。八つ当たりや祖父母からイヤミ攻撃を受けるのだ。
とばっちりもいいところだ。
大人になって客観的に見ると親父に同情する面もある。だが、自分の家族を犠牲にして祖父母に尽くす親父を良い親とは思えなかった。
もうすぐ10月。親父が亡くなった月だ。
そうか、13年経ったのだ。心の傷は消えやしないが、時間という薬で大分薄くなった。
お線香代わりだ。
右ストレートでぶっとばす!!!!
企画参加させていただきました。
長年のモヤモヤがちょっとスッキリしました。
企画、ありがとうございました。
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