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私の存在証明その5 1日1編

10月に入りました。日中暑くても、夜はかなり冷えるようになりましたね。
皆さん、お体に気をつけて!

今回は、本の紹介させていただきます。
川端康成の「てのひらの小説」。
川端康成と聞いて、「ノーベル文学賞を受賞した人だし、話が難しそう」と尻込みする人も多いと思いますが(私も、この本以外まだ読んでないです)、これは、122編からなる「短編小説」。1番短い話は2ページで終わります。

「バッタと鈴虫」。
収録されている話のひとつなのですが、初めて読んだのは中学校の国語の教科書でした(いや、もしかしたら高校の現代文の教科書かも知れない)。
表現の仕方が幻想的で、心がほわほわしたのを覚えています。
今も載っているのかな?

大人になってから、本との関係が極端…いいなと思った本に対してはとことんのめり込み、逆に読書自体に興味が無いとまったく読まない、になっていたのですが、この本に出会ってから、毎日1編、欠かさず読み進めています。
飽きっぽいのに。
時代の流れを感じるんですよね。話の中に「出征」や「野戦病院」という言葉が出てくると、「戦時中に書いたものかな」と、しんみりと思うこともあります。

もうすぐ読み終わるのですが、本当のことを言うと3分の1ぐらいの話、何を伝えたいのかわかりませんでした。
なので、何回も何回も読み返して、少しずつ、話と作者のことを深く知るつもりです。
長いつき合いになりそうですね。



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