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無縁と思っていたうつ病になりました。

異変を感じたのは1年前くらいから

主に職場での雰囲気、人間関係でストレスを感じることが
多くなってきた。

仕事内容自体はリハビリ業であり
自分の専門分野であるために苦を感じることは
少なかった。

ただ、さまざまな業種と情報共有や
連携をとっていく仕事が多く、
元々一匹狼スタイルだった自分には
ハードルが高い…
それは2年前に入社した時から思っていたが、、
徐々に慣れ始めると
だんだんとキツくなってきた。

相手の表情や言葉のちょっとしたニュアンスの変化も
敏感に察してしまう自分だけに
これだけ人が多い(と言っても10人ほど)
職場で働くのは徐々に心身共にすり減っていたらしい。

この利用者さんの情報は看護師の上司に
言わないとだけど、機嫌悪そう…後にしよう。
この疾患分からない…けど気軽に聞ける人がいない…
昼休み、みんなと離れてご飯食べる時間が唯一
自分だけの時間と思っていた
のに
みんな気を遣って話しかけてくる…
悪い人じゃないし、悪い環境ではないはずなのに、
仕事が終わると異常に体が重い。

家に帰っても何もやる気が起きない。
というより、疲れがすごい。
大して忙しいことないのに。

このままだとつまらない大人になりそうと思って
無理やり筋トレしたり、
ダンス踊ったり、
お酒飲んで気持ち上げようとしたり…
全部いまいち気持ちが上がりきらない。。

奥さんが気にかけて温泉連れてってくれたり
美味しいご飯食べに行っても
仕事のことが脳裏から離れず
ずっとソワソワする。

朝も毎朝目覚ましが鳴るより早く目が覚めて
心臓がドキドキして手足から汗が出てくる。

いつしか当たり前になったこの状態。
2024年2月中旬。
朝からご飯が喉を通らず、
自転車も漕げる力が出ない。
なんとか仕事してたけど、ぼーっとする。

これはまずいと思い、
帰宅して奥さんに相談。
「精神科行ってみたら?」

抵抗はあった。
けど、自分にも良くないし
職場にも迷惑をかけてしまう。。

決死の決断で数日後、
精神科受診
「中等度のうつ状態にありますね」

!???

え、俺うつ病なん!??

思ってもなかった返答に
ショックだったけど、
はっきりと病名がついてくれただけで
何か解決策があるはず!と、
少し希望も見えた。

薬をもらい、
今の状態が進むと
「現在楽しいと思っていることが何も楽しくなくなります」
と言われ、怖くなった。
しっかり向き合おう。

そう思った翌日。
朝はもちろん体が鉛のように重い。
なんとかご飯を食べて自転車漕いだけど、
坂道に差しかかり力が出ない。
…まただ。

今日はもう無理かも。
会社に電話して急遽休むことに。

電話を切ると涙が止まらなくなった。
なんの感情かは分からない。
自宅に戻るまでの10分間
涙が止まらなかった。

そこから3日間
連続で欠席した。

2年間風邪ひいてもなんとか
薬飲んで仕事いってたやつがいきなり
職場で元気なくなって連続で休むんだから
現場もさぞ心配してたでしょう。

休み明けの月曜日
薬の影響か、まだ会社には行けそうな
気力はあった。
頑張って職場へ着き
部長との面談をさせてもらうことにした。

部長は半年前から自分がHSPであるということを
面談で話してから
随分と気にかけてくれた
いわゆる僕らのような人間に理解のある人だ。

そんな部長に全てを洗いざらい話した。

HSPということを言った時から
「うつ病にならないように、佐藤さんのペースでね」
と、優しい声かけをしていただけに
自分のうつ病の診断にはひどくショックを受けていた。

1時間ほどみっちり話して、
とても仕事をできる精神状態ではないため、
休職を取りましょう。
という決断に至った。

午後からも仕事ができる状態ではなかったため、
午前中に引き継ぎ事項を上司に預け
それと
もしかしたらこの現場には
2度と来ないかもしれないと思い
ロッカーの中身と上靴も持って
上司に一言

「明日からお休みさせていただきます。
あとはよろしくお願いします」

そう言って帰宅。

3月はとりあえず1ヶ月休み。
そう思うだけで
気持ちが軽くなった。

社会人になってから漠然と、

一週間でも良い
仕事のことも何も考えず、
ただ自分のしたいように生活して
のんびりと自然の中で生活したい…

そう思うことが多かった。

今はとにかく何もやる気が出ません。

明日から何しましょうか。。

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