パニック障害との闘病〜このまま死ぬのかな?

そして来たからには帰らないとダメだ。
しかし、帰る数時間前から目の前が凄くクラクラして、息苦しく今にも倒れそうな時間が続いていた。
運転代行を呼ぼうかと本気で悩んでいた。
タバコも普段吸っているのだがここで吸ったらまずい。そんな本能でタバコもコーヒーも数時間辞めていた。
しかし時間は経つので意を決して車に乗り込んだ。
車の照明、信号機、対向車のライト、全てがぼんやり浮いて見える。
そして目の前がまともに見れない、というか視界の情報が上手く入って来ない。
いつもは好きな車のエンジンの振動、少し硬い乗り心地、少し重たいクラッチにハンドル全てが身体にとって不快でもうなにがなんだかわからない。
とりあえずコンビニかろうじて入った。
コンビニの店内では目眩、自分が自分じゃない感じ、果たしてこれは現実?もうわけわからなくすぐにコンビニを出た。
しかし家への道のりはまだまだある。ここから位峠を越えなければいけない。
とりあえず車に乗り込むのだが、目を開けるのもやっとなくらいのクラクラと目眩、そして視界が吸い込まれる感じがし60キロ以上出せない。
そして峠道に入った。が、ホントに目を開けるのも辛いというかガラス越しの世界に吸い込まれそうになっている。
幸い夜遅くで交通量も少なく、かつ何百回とその峠道は通っていたのでホント震える腕の感触で峠道を乗り越えた。
とりあえず峠道の麓のコンビニまで半分意識無くして辿り着いたに等しかった。

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