NFTを現実に出力してみた
はじめまして、今回はNFTボクセルアートを作成している
YuyaさんにBabybitsのデータの提供をしていただき、私が実際にデータの編集や塗装を行いました。
突然の連絡にも答えていただき、ご協力ありがとうございました!
・はじめに
このnoteでは、塗装やモノづくりの初心者(私)でも『現実に出力することができる!』ということ
苦労した点や工夫した点をまとめたものになっています。
見ていただいた方に、新たな可能性を感じ、より創作を楽しんでいただけるようなきっかけになれば嬉しいです。
・簡単な流れ
①データ受け取り
→OBJ形式にて受け取りました
②3Dプリンタ出力
→FDM方式のプリンタで出力しました、凹凸が少ないデザインだったのできれいに出力できました
③やすり掛け(複数回行います)
→積層の跡や土台の跡などを削っていきます
④サーフェイサーの塗布
→塗装前の下地になります、スプレーで吹くだけです
⑤塗装
→初めてだったので、難しかったです。
水性のプラカラーで塗りました。筆ぬりです
⑥やすり掛け(塗装後)
→塗装が下手で、きれいに平面にならなかったのでやすり掛けをして、整えました
以上が簡単な流れになります!次は画像付きで説明します。
①データ受け取り~編集
・形式について
3DデータはOBJ形式(.obj)でいただきました、その他の形式(STLなど)でも出力自体は可能です。BlenderなどでもOBJ出力できます。
OBJ形式なら色データも載せられるので便利だと思います。
こんな感じで、データのやり取りしました。
・データの編集
多くのNFTアートは、3Dプリンタでプリントするためのデータではないので、出力しやすいように編集する必要があります。
今回は3DCADを使って、ボディとヘッドに分割しました。
そうすることで、プラモデルのように組み立てることができ、
塗装なども楽になりました。
この編集が必要ないデザインもありますし、個人的には接着剤などを使いたくなかった為、組み立てることができるようにしました(頭をのせるだけですがw)
②3Dプリンタでの出力
データが完成してしまえば、勝手にやってくれるので、ひたすら待ちます。
出力には4時間ほどかかりました、生まれたてです!
③やすり掛け
上記の画像からもわかる通り、表面に凹凸があるため、やすり掛けしていきます
紙やすり(#200ぐらい)を使用して全体的にかけていきました
④サーフェイサーの塗布
全体にスプレーするだけです!
細かい凹凸が消えて、さらさらになります!塗料のノリなどが良くなるらしいです。
⑤塗装
肌色→黒→白の順に塗っていきました
全体的に3~4回ほど塗り重ねることで、しっかりとした色が付きました。
表面はガサガサな感じです。
なんちゃってマスキングだったので、直線やはみだしが多く大変でした。(テープ買い忘れにて)
目が大きかったり、直線でなかったり・・・
⑥最後のやすり掛け+修正
塗装はできていても、凹凸がたくさんあったので、なくなるまでかけていきました。(下記画像)
磨くと表面につやが出てきたので、頃合いを見て終了です。
・修正
塗りすぎてしまった部分や直線(おむつや目など)にならなかった部分を、塗り足したり、削ったりしながら整えました。
直線を引くのが難しかったです・・・
少し修正後完成!!
直したい部分はまだありますが、何とか完成です!
自分の実力では限界だと思います(練習が必要)
・改善
塗装が難しかった
→今回は目などの部分は平面で出力してしまった為、色の部位ごとに数ミリのくぼみをつけることで、塗り絵のようにきれいに塗り分けることができる
(直線にも困らない!)
・今後について
NFTを実際の製品デザインに落とし込めば、NFT発の商品を作れるのでは?と考えております。(くりぬいてランプ、小さくしてキーホルダーなど)
今まで製品などのデザインは狭い範囲のデザイナーなどに限られていましたが、より多くの人がその分野に携わることにより、よりよいモノが生まれるのではないか!?と思いました。
実際に作ってみるとさらに愛着が湧きました、楽しかったです。
・依頼や出力の相談について
現在金欠なので、実際に出力する際には、お金をいただく形になりますが、塗装前の状態で依頼者さんに発送させてもらいます!(目安は3000円~で受け付けます!サイズによります。)
ミニチュアの建造物や置物など、サイズ感やプリンタの使い方の相談などありましたら、いつでもお声がけください!
透明なレジンや色付きでも作ることができるので、幅は広いと思います。
(光造形方式もできます)
自分もいろいろな作品に触れたいので、お話だけでもしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。下記から連絡お願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?