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駅ビルはつづくよどこまでも

いつからなのか、私が生まれるずっと前からだったのか分からないけど、駅ビルの店舗ラインナップってどこも同じだなと感じるようになった。
ス◯バ、ド◯ール、カル◯ィ、ブ◯ーブルーエ、プ◯ザ、ブルー◯ルーエ、◯ルーブルーエ…

流行りの雑貨。バズり飯。アデリアレトロ。
アデリアレトロ、ここ最近は本当にどこでも見るのでもはやレトロとは言えないのでは問題。

数ヶ月前、気分転換に少し遠くの駅まで小旅行をした時も、駅ナカの風景は最寄りの一番大きな駅から全く移動していないのかと錯覚するほど同じだったのでさすがに笑ってしまった。

とはいえ、先に挙げた店々が嫌いなわけでは決してない。
「同じ景色だ」と感じるのはそれなりに大きな駅だけで、比較的小さな駅ほどかえって独自性を保持しているのだろうとも思う。
それにしたって、と思わずにはいられない。

20代も佳境を迎え、昔の良さばかりを謳う大人になりつつあることに恐怖を覚えつつ、暴走しないよう自制を心掛けている。
それでも駅の画一化・均質化に関しては、まるでどこに行っても「逃げ場は無いぞ」と言われているようで息苦しい。
本気で逃げたいのなら、本当にどこまでも遠くへ行くしかないんだと思わされる。

果たしてお前は本気で逃げたがっているのか?と問われると、すぐに頷けない自分がいるのもまた事実なわけだけど。

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