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オリジナルのワンドをつくってみる

こんにちは。

これまで、占星術についての考察を書いてきましたが、気分転換で工作について載せるのも良いかなと思いました。

私は、かねてより"おまもりペンダント"とか、少々変わっているものを制作しています。ハリーポッターやジブリ作品を見て育った影響か、それともネイタル・太陽の度数が射手座の12-13度で、割と怪しい意味合い(ニューエイジ度数)があるせいかもしれません。

今回はその中でも、オリジナルのワンドのレシピを2つ公開したいと思います。

自分で作ったワンドには、自分に合ったエネルギーが入ると思うのです。天体配列を見て、惑星のエネルギーが高まっている時間に制作するのも良さそうですね。

天然石のスフィアとポイントを使うワンド

ある時、石の福袋を買ったら、磨きのスフィアとポイントが入っていました。これらを使って、うまいことワンドが作れないかと考えていたのです。
そこで思い付いたのは、ミネラルタッグを使う方法。

ミネラルタッグとは、鉱物標本とアクリル台とを固定する粘土みたいなものです。WEB検索をすると青いフィルムに包まれた状態で販売しています。
鉱物収集する人なら、誰もが知っている名品です。
※ただし、メニライトやフェアリーストーンなどは、ミネラルタッグの成分がしみ込んで変色する恐れがあるので注意です。それらを除き、おおむね殆どの石に使えるかと思います。

ミネラルタッグは経年劣化(ベタっとした触り心地になる)するものですが、自分で作るとなれば、後々バラして浄化したり、巻くリボンを変えたりとリメイクができます。

それから、私の勘なのですが…ワンドをつくるのに、あまり接着剤とかホットボンドは用いたくないです。それより、土を象徴するようなものを用いた方がエネルギー循環が良さそうな気がします。
陶芸で使うような粘土だと、後々臭いが気になるかと思うので、現時点ではミネラルタッグがおすすめです。

ー材料ー

・天然石ポイント(水晶などの細長い原石でも良いと思う)
・スフィア
・ミネラルタッグ
・リボン
・もしあれば、メダイなどの飾り

①ポイントとスフィアをミネラルタッグで固定。

これを  ↓   ↓  ↓
こうします。

この様にしますと、必然的にミネラルタッグがはみ出します。このはみ出し部分が次の工程で役立ってくれます。

②シルクなど、柔らかめのリボンを巻き付ける。
先程のはみ出したミネラルタッグへ添わせるように、リボンを巻き付けます。リボンの繊維へミネラルタッグが入り込み、自然と留まってくれます。(リボンの素材は、シルクなどの薄く柔らかいものが良いでしょう)
巻き終わったら、1度結んでリボンの先をしまい込みます。

③細いリボンなどで装飾を加えて完成。

ポイント部分は、モスアゲートを使用しました。

上から細いリボンを結ぶことで、先に巻いたリボンが解けるのを防ぐことができます。

木の枝と石を使うワンド

杖といえば、枝を使ったものを想像する方が多いかと思います。
ジョン・ウィリアム・ウォータハウスという画家が描いた「魔法陣」を描く女性を見ると、やはり長い枝のようなもので地面に円を描いていることが分かります。
その様な長い枝を貰う機会がありました。

60㎝以上もある、長くてまっすぐな枝。
これで、ベランダの天井にくっついた煩いセミを追っ払っていました。

おそらく、スギの枝かと思うのですが、これは杖にするのに最適です。
お花屋さんで桜の切り花などを見かけますが、WEBでも杖をつくるのに適した枝が売っているようです。

ー材料ー

・木の枝
・天然石、水晶などのポイント
・革紐
・丈夫な紐

①枝の表皮を剥ぐ。
鉛筆の先を出すために、カッターで削るようなイメージ。小型ナイフを使うので、慣れが必要です。枝にはボコボコとした節があり、根気のいる作業でもあります。

白い木肌があらわれます。

②使う長さのところで切断する。

これで、30㎝を越える杖ができます。

長ければ長いほど、長老の杖のようで格好いいのですが、現実問題として保管場所に困るんですよね…。
また、枝の節が多く、長くするのに限界を感じたので切り落としました。

③木肌をなだらかに磨く。
木工用の紙やすりを使います。

磨いていると木目が出てきて綺麗です。
けれども、節目があるせいか"白いゴボウ"にしか見えません。

④ニスを塗る。
私はセリアにてメープル色を購入しました。
木肌を活かすなら、透明なニスが良いかと思います。

途端に、杖らしくなってきました。

⑤石を取り付ける。
先述した通り、自然物の間に接着剤やホットボンドは使いたくないので、強く引っ張っても切れない丈夫な糸で固定しました。
まず、枝の先端から1~2㎝くらいのところに溝を彫っておきます。そうすることで、糸が食い込みやすくなります。

そして石の根本に、糸を3本ズラして結んでおきます。3点の結び目があれば、何とか固定できます。
枝と石の間に、ほんの少しだけミネラルタッグを付けておくのも良いです。あまり盛り過ぎると、逆にグラグラします。
この作業は必死だったので、撮るのを忘れました 笑

これでもグラグラします。
よって、後ほど奥の手を使います。

今回は、スピリットクォーツ(サボテン水晶)を用いました。ドゥルージー状の表面のおかげで、紐の結び目が回転するのを防いでくれます。

この石は、メロディさんのクリスタルワークで用いられる「ブッケンハウトジャスパー」を母岩として成長します。こちらも、とても素敵な石です。
実は…今回杖を作りたいと思ったのは、クリスタルワークを学ぶ機会を得たからです。石のグリッドを組んだ際、活性化するのに使いたくて。
きっと役立ってくれることでしょう。

⑥革紐を巻く。
私は牛革を使ったのですが、硬く巻きずらかったです。鹿革やスエードなど、柔らかい革の方が良いと思います。
結び方は自由ですが、なるべく綺麗に見えるよう工夫しました。余った紐は、結んだ後切らずに垂らしてもお洒落ですね。

革の重なり合いを意識しました。

奥の手は接着剤です。あれだけ、使わないと言っていたのに 笑
流石に、グラグラすると怖いので、重なり合った革の隙間に爪楊枝で少量付けました。叩いたり、あれこれするものではないので、これくらいの頑丈さがあれば良いかと。

⑦ルーン文字を彫って、完成。
文字を彫ることで、より一層杖らしさが増すかと思います。

ニスが剥げて、ちょうど良い具合になりました。
赤や金の絵の具で色を付けても良さそうです。
余った革紐も巻き付けました。これで完成です。

余談です。

杖の材料として、芯(年輪)のある枝を選ぶことが重要ですね。市販の木の棒を使うと、いくつかの工程を飛ばすことができるのですが、おそらく芯がないです。
 水晶と枝には成長する軸があります。鉱物界と植物界、2つの交流ポイントになるのだなと気付きました。大地の奥深くで成長する鉱物と、大地に根を張る植物。だから、2つの繋ぎ目には粘土が適切なのです。

クリスタルワークでは、私達の体を取り巻くエネルギー体を意識するので、杖でもエネルギーの通り道を邪魔しないようにする。
自ら制作すると、こういった意図が明確になり、物事への意識が変わります。

枝の接合面は、ニスを塗らない方が良いかもしれません。

ワンド作り、いかがだったでしょうか。
枝を使うタイプは難易度が高いのですが、天然石のみの方はそれほど時間がかかりませんでした。
是非、お好みの石を組み合わせてみてください。

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