地味に不動産テックを考える 2

私はブログをアップするのは初めてです。
昨日ブログをアップしたら、なんと「スキ」というものをいただきました。自分の頭の整理になればと書き始めたので、そういった反応をいただけることはうれしくもあり、少し恥ずかしくもありました。
文章は下手ですが、地味に続けたいと思います。

さて、エンジニアでもない自分が不動産テックを考えるにあたっては、なるべく当社のような中小規模の会社が抱える泥臭いリアルな問題を洗い出し、解決に繋げることを念頭に置いています。ちなみに考えているだけで解決に至っているものはありませんので、あしからず。。。


初めは「現場作業員と離れた場所での指導員との作業共有」です。
不動産管理業では入居中の部屋の修繕や、退去した後のリフォームは大きな収入源です。しかし、修繕の作業ができる社員の採用や、協力して下さる外部の職人さんを新たに見つけるのは最近特に難しくなってきました。
今後も人口減が進む中ではどんどん難しくなるでしょう。
修繕できる社員・職人さんも得意な範囲があって、例えばわかりやすくいうと、「水道廻りの修繕」はできるけど「インターホンの取り換え」はできない等があります。当然何でもできるマルチな作業員がいたらいいけどなかなかいないのが現状です。
なので「未熟な作業員が、必要なスキルを持った指導員のアドバイスをリモートで受けながら作業する」ことができたらいいなと思いました。

そんなことを思ったのが去年のことで、調べたら思い描いていたようなことをずっと前から考えている方、企業はざらにいらっしゃいました。
一番私のイメージに近いのは現場作業員がスマートグラスを付け、そのカメラの映像、音声を遠隔地で受け取り、作業指示や必要なデータをスマートグラス経由で見せるというものです。
確かにできたらすごい、がその重要な要素であるスマートグラスがまだ実用レベルにないと感じています。今年2月にあったウェアラブルEXPOに行き出展各社のデバイスを試してみての感想なのですが、スマートグラスの可能性は大いに感じましたが、現時点で「これを付けて作業員が作業できるか?」というとかなりクエスチョンでした。
あのアニメの名探偵がつけているような眼鏡にしか見えないスマートグラスなら間違いなくヒットするのでしょうが。。。

といったことからデバイス開発を待っていては日が暮れるので、とりあえずいまあるものを使い自分で実験をしてみようと思いたちました。ちなみに社内に協力者はいないので嫁さんにむりやり付き合ってもらっています。(いつもかなり嫌がられますが。)

実験①:VRゴーグル(スマホを差し込むやつ)を使いスカイプで映像・音声共有。そしてアドバイスを受けながら料理をしてみる。
VRゴーグル内はスマホの外側カメラに映った映像が見れて、嫁さんは同じ映像を離れた場所で見ている状態。
実験結果:VRゴーグルないの映像は現実と遠近感がちがうので全く料理ができない!包丁を使うと間違いなく切れない、もしくは指を切る!

実験②:スマホを首にかけ固定するグッズで固定(=スマホ画面は作業員側からは見れない)。スカイプで映像・音声共有。※実験①と違うのは作業員側が受け取る情報は指導員側(嫁さんの)音声だけになるという点です。
実験結果:意外といい!
作業する側は音声アシストだけでも結構いけます!慣れない料理作業でも安心して進められました。
「コショウはどこにあるの?」
「その右の棚の上から3番目の引き出しに」
「あ、これね」
といった感じで。
もちろんプラスアルファで映像情報もあるに越したことはないかと思いますが、それがためにゴテゴテの煩わしいものを付けると、それはそれでストレスです。首からかけながらというのも実用レベルではありませんが、スマホは今やだれでも持っているし、スマホと接続するカメラ&マイクだけコンパクトなものを次は用意してみようと思いっています。

小学生の自由研究のような実験ですが、私的には結構収穫がありました。

発展形で未来での作業員は欲しいスキルをスマホで検索し、そのスキルを購入。そのスキルアドバイスをリモートで受けながら作業なんてことができたら、双方ハッピーだと思いますね。それではまた。


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